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この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

森見登美彦日誌RSS

2018年04月04日

[] 日本ファンタジーノベル大賞太陽の塔


 

隣のずこずこ

隣のずこずこ


 日本ファンタジーノベル大賞が復活した。

 その記念すべき最初の受賞作がこちらである。

 「火炎を噴く巨大な信楽焼きの狸を連れた女性が山奥の町を滅ぼしにやってくる」という冒頭はワケのわからないものであり、登美彦氏は選考委員として応募原稿を読み始めたとき「これは本当に面白くなるのだろうか?」と不安に思ったのであるが、読み進めるうちにそんな不安は生駒山の彼方へ飛んでいった。

 ワケのわからぬ話がワケのわからぬままにリアルに感じられてきて、読み終えたあとは切ないような哀しいような不気味なような、なんともいえない気持ちになってしまう。選考委員全員一致で決まった受賞作である。どうか読んでいただきたい。

 そして日本ファンタジーノベル大賞を今後もよろしく。

 「今年も作品をお待ちしております」


 日本ファンタジーノベル大賞2018

 http://www.shinchosha.co.jp/prizes/fantasy/


 


 あの岡本太郎の「太陽の塔」についての大百科。インタビューや写真、製作過程など盛りだくさんの内容である。森見登美彦氏のエッセイ「太陽の塔は『宇宙遺産』」が再録されている。

 太陽の塔が地上へ降り立ってから約半世紀。

 内部公開の一般予約も始まったようである。

 http://taiyounotou-expo70.jp/


 ついでに。

 太陽の塔が「なんとなく好きだ」という理由だけで、勝手に京都へ持ってきた登美彦氏の第十五回日本ファンタジーノベル大賞受賞作も読んでいただければ幸い(京都太陽の塔はありません)。

 

 

太陽の塔 (新潮文庫)

太陽の塔 (新潮文庫)