- 廃盤だと思い込んでいましたが、そうではなかったようで普通に入手できました。
- セオドア・R・ハドソン氏の詳細なライナーが有り難いです。
- 前半は1939年8月12日、ボストンのリッツ・カールトン・ホテルでの演奏。後半は1940年1月9日、ボストンのサウスランド・シアター・レストランでの演奏。NBCのラジオ放送用。
- 1940年の演奏では、ビリー・テイラーに代わってジミー・ブラントンが加入。エリントンによれば、テイラーはブラントンの演奏があまりにも素晴らしかったので、サウスランドでの演奏の最中に立ち去ってしまったとのこと。
- 両者ともオープニングは30年代エリントンの名刺代わりであった「イースト・セントルイス・トゥードゥル・オー」。この「チャ〜ラ〜ラ〜ラ〜」の由来が「オー!リー・ワン・ドゥー!」という理解で良いのでしょうか。スティーリー・ダンによるカヴァーも聴いてみたいところ。
- どうでも良いことですが、手元の辞書の発音記号を見ると「トゥードゥル・オー」というよりは「トゥードゥルー」という感じになっています。
- ビリー・ストレイホーンは既に加入していたものの、これに代わる新テーマ曲「A列車で行こう」を作曲するのは1941年のこと。
- それにつけてもこのジャケット。以前「ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」のバナナ・ジャケットを「CDサイズになるのを待っていたかのようなデザイン」と評しているのを目にしましたが、これも同様な感じ。もう最高に格好良い。