「レコード・コレクターズ5月号」
- メモ
- Ahmad Jamal「Count 'Em 88」
- Ahmad Jamal「Ahmad Jamal Trio Volume IV」
- Ahmad Jamal「Portfolio of Ahmad Jamal」
- Ahmad Jamal「Happy Moods」
- Ahmad Jamal Trio「At the Pershing, Vol. 2」
- Ahmad Jamal Quintet「Listen to the Ahmad Jamal Quintet」
- Ahmad Jamal「Ahmad Jamal at the Blackhawk」
- Various Artists「Congo Funk! - Sound Madness from the Shores of the Mighty Congo River (Kinshasa/Brazzaville 1969-1982)」
「ペギー・スーの結婚」
- NHK-BSで3月14日放送。フランシス・フォード・コッポラ監督。1986年。
- キャスリーン・ターナーのおばさんくささが終始かなりの違和感を漂わせており、昏睡状態で見た夢だと考えればそれはそれで良い気はするものの、意図的な演出にも見えず、他方で夢ではなかったという描写(マイケル・フィッツシモンズの著書における献辞)もあり。
- 借金返済のための雇われ仕事とはいえ、「ゴッドファーザー」や「地獄の黙示録」の監督がここまでキレのない鈍臭い作品を撮るのかという驚きはある。長く厳しい103分。
- 若き日のジム・キャリー、ヘレン・ハント、ソフィア・コッポラは見ることができる。
「選択4月号」
- ギャングに乗っ取られたハイチ-まるで世紀末「暴力映画」の世界
- インドは民主主義国なのか-モディ「宗教過激主義」の暗闇
- 「麻生・茂木連合」の勝算-裏金政局「政権奪取」への密謀
- 「六月解散」岸田の大博打-反体勢力との「冷たい攻防戦」
- 政界スキャン(470)「秘書政治の権化」森喜朗の終幕
- 官邸漂流「栗生官房副長官」の大罪-霞が関を統率できない「小役人」
- 日本株はまだ「割高」ではない-苦節三十年を経て迎えた「普通」
- 仁義なき「企業買収時代」の幕開け-日本資本市場も「弱肉強食」が定着
- 政策保有株は「絶対悪」なのか-地方銀行が抱える「特別な事情」
- 海運「再混乱」は長く深刻に-スエズとパナマ「複合危機」の行方
- シリーズ企業研究:日本製鉄-米社買収提案で堕ちる地獄
- 経済安保情報法案の危うい盲点-国会議員「除外規定」でザル法に
丸山健二「水の家族」
- 三浦しをんの絶賛を目にして購入してあったもの。
- 曰く「『水の家族』は文章の力のみで、人々の営み、ひとの心に湧き起こるありとあらゆる感情と物思い、この世のうつくしく醜い情景をすべて描ききり、終盤ではついに宇宙規模で魂の解放を実現してみせる。小説表現の極致を追求した大傑作で、何度読んでも胸打たれ、ひれ伏さずにはいられない。登場人物全員、どこか過剰というか、常識や規範からはずれた部分があって、ほのかなユーモアと痛切さを纏いながら生き生きと躍動しているのも、『この小説が大好きだ!』と叫びたくなる一因だ」、「中学生の頃に読んだ『水の家族』という作品ですね。その頃って思春期特有の、どうでもいいことでモヤモヤ悩んだりすることがありますよね。坂口安吾や泉鏡花も面白かったけれど、そのモヤモヤに答えてくれるものじゃなかったんです。まあ、時代が違うってこともありますけれど。でも、この『水の家族』は答えてくれた。そうか小説ってこういうものなんだ、と感じましたね」、「それまでは物事には何であれ理由や意味があると思っていたけど、そうとは限らず、だけど意味のないことが悪いわけじゃないと理解を得たんですね」。
- 題材もスタイルもあまり好みではなく苦戦しながらの読了。