『華氏911』の予告編の音楽はTen Years After

『華氏911』の予告編が、観られるようになった。
http://www.fahrenheit911.com/

この予告編のＢＧＭでギンギンにファズが効いたギターが聴こえるけど、
これはテン・イヤーズ・アフターというバンドの「I'd Love to Change the World」という歌の間奏（アルヴィン・リーの早弾き）だけ抜いて使っている。

テン・イヤーズ・アフターというのは67年にデビューしたバンドで、エルビス出現(56年)というかロックンロール誕生(55年)から10年後という意味だそうだけど、この55年から75年までの二十年間のロックの進化は凄まじかったなあ。
その後の30年は何もないけど。

で、この「I'd Love to Change the World」、ヒッピー・ムーブメントを背景にした歌だけど、
本気とも冗談ともつかないヘンな歌詞なので訳して見た。
選曲はマイケル・ムーア自身なんだろうなあ。

そこらじゅうに
レズやホモや
ヒッピーや長髪があふれている
正気はどこにいっちまった？

金持ちから税金を取れ
それを貧乏人に分けろ
この世に金持ちがいなくなるまで

人口は増え続け
国民は血を流し
人々は餓える
でも僕をあてにしないで

人生は滑稽で
青空は晴れ渡り
蜂は蜜を集める
まだ金が欲しいのか？
僕はもう沢山だ

公害は嫌だ！
でも解決策はない！
死刑！
電気椅子で！
世界にばら撒け！
戦争をやめろ！

僕は世界を変えたいけど
どうしたらいいのかわからない

だから君に任せたよ