黒い「刑事コジャック」
懐かしい「刑事コジャック」がテレビに帰って来る。
もちろん、つるっぱげでレイバンかけてチュッパチャップスをいつもくわえているNYの鬼刑事だ(絶対にひどい虫歯になると思うが)。
ただ、今回コジャックを演じるのはヴィング・ライムズ。「パルプ・フィクション」でギャングのボス、マーセルスを演じてたあのオッサンだ。
え?
KOJAKってギリシャ人の名前じゃん。コジャックはブルックリンのギリシャ人街でおばさんたちと一緒にギリシャ料理食べる「キャラクター」だったのだ。
アメリカの犯罪はマイノリティの問題と切り離せない。
刑事ものでエスニシティはとても大事な要素だ。
コロンボはイタリア系で、スタスキーは東欧系ユダヤ、マクロードやマクミランやマックQはアイリッシュ。
そもそも黒人がKOJAKというギリシャ人の名前であることに、どういう説明があるんだろう。
別にコジャックじゃなくて、ヴィングのオリジナルの黒人刑事にしてあげればよかったのに。