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映画評論家町山智浩アメリカ日記

町山智浩の映画解説リストです。
現在約800本の映画が50音順に整理され、解説へのリンクが貼られています。
お探しの映画解説はたいていここで見つかると思います。


週刊文春の連載「言霊USA」はオンラインで読めます。


町山智浩のWOWOW映画塾、YouTubeで観られます!

町山智浩の映画塾2(101〜200)

町山智浩の映画塾3(201〜)


TBSラジオ『たまむすび』に毎週火曜日午後3時から出演中です。


過去のたまむすび

「キラ☆キラ」はYouTubeに残ってます

ロフトプラスワンでタランティーノと公開飲み会(無修正)

2008-06-25 「実録殺人事件がわかる本」

TomoMachi2008-06-25
明治・大正・昭和・平成 実録殺人事件がわかる本 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)

明治・大正・昭和・平成 実録殺人事件がわかる本 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)

オイラの原稿はウィスコンシンで起こったディアハンター銃撃事件について。

2008-06-23 7月19日は『ホット・ファズ』&『片腕マシンガール』の日!

TomoMachi2008-06-23

7月19日に渋谷シネマGAGAで『ホット・ファズ』上映前にオイラと花くまゆうさくさんのトークショーがありますが(15時の回の上映後と、17時の回の上映前の二回)、その後、夜11時45分から池袋シネマロサで『片腕マシンガール』の先行オールナイト・イベントがあります!

17時からの『ホット・ファズ』の上映が終わるのは夜8時15分なので、それからメシ食って酒飲んで、池袋に移動すると、ちょうどいい時間だよ!


■ホットファズ トークショースケジュール

日時 7/19(土)

   1回目 15時からの『ホット・ファズ』の上映後

   2回目 17時からの『ホット・ファズ』の上映前

場所 渋谷シネマGAGA

料金その他はhttp://www.cinema-gaga.jp/

ゲスト 花くまゆうさく×町山智浩


■『片腕マシンガール』公開記念オールナイトVOL.1

日時 7/19 (土) 23:45〜

場所 池袋シネマ・ロサ

http://www.cinemarosa.net/annai.htm

料金 ¥2500(前売券¥1500をお持ちの方は+¥1000で入場可)

上映作品

片腕マシンガール』(2007/監督:井口昇/出演:八代みなせ/96min)*先行上映

『エクスクロス』(2007/監督:深作健太/出演:鈴木亜美/90min)

谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座』(1971/監督:江崎実生/宍戸錠/83min)

*ショートフィルム『音女』(演出:井口昇/出演:鈴木亜美/2min)の特別上映あり

ゲスト 井口昇(監督)*予定、深作健太(監督)他

2008-06-21 アイアンマンとベトナム戦争と軍産複合体

TomoMachi2008-06-21

告知し忘れてたけど、今、書店に出ているサイゾーに『アイアンマン』の歴史について書いてます。


「アイアンマンとは軍産複合体そのものである」ロジャー・エバート


1963年、スタン・リーはマーヴェル・コミックスのために新ヒーロー、アイアンマンを創造した。

兵器開発の技術者にして経営者でもある主人公は、当時、アメリカが軍事支援していた南ベトナムに顧問として訪れたところを共産軍に拉致され、アメリカを倒すための兵器を開発するよう強制される。

彼は兵器を作っているように見せかけて、強化装甲服を作り、それを着て共産主義者どもを蹴散らすアイアンマンとなるのであった……。


冷戦の最中に生まれた愛国ヒーロー、アイアンマンは泥沼化するベトナムで、自ら開発した新兵器で大暴れするが、当時のアメリカの世論はベトナム戦争はアメリカによる侵略戦争だという方向に傾いていき、アイアンマンは悪になってしまう。そこで……。


今回の映画版『アイアンマン』で主人公はアフガニスタンでイスラム・ゲリラに拉致監禁されてアイアンマンを開発する。

彼は自分が作ったアメリカ製の武器がアフガン・ゲリラたちに使われているのを見てショックを受けるが、

実は「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」でも描かれたように、後にタリバン、アルカイダになるアフガン・ゲリラにアメリカは実際に武器を供与していたのだ。

また、イランをけん制するためにアメリカはイラクのフセイン政権も支援していたのである。

今回の『アイアンマン』はそういう事実をちゃんと踏まえた物語になっている。


詳しくは『サイゾー』で!

TBSラジオ「コラムの花道」でも話しました。

http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/2008/05/527_545b.html


↓あまりにカッコよすぎる『アイアンマン』予告編

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2008-06-20 このインタビューを読めば「ホット・ファズ」が100倍愉しめる!

TomoMachi2008-06-20

本日発売の映画秘宝8月号に、「ホット・ファズ」のエドガー・ライト監督のインタビューの全文を掲載しました。

映画秘宝 2008年 08月号 [雑誌]

映画秘宝 2008年 08月号 [雑誌]

ホット・ファズというタイトルは「スーパー・コップス」という映画と「複数犯罪(原題FUZZ)」の合体だとか、あらゆるネタについて監督本人に根掘り葉掘り聞き倒しました。

これがあれば、「ホット・ファズ」が百倍楽しめるぞ!


他にもシドニー・ポラック追悼記事を書いてます。

2008-06-19 新作「ハプニング」でシャマラン起死回生なるか?

TomoMachi2008-06-19

毎週第1・第3木曜日更新ポッドキャスト「町山智浩のアメリカ映画特電」http://www.eigahiho.com/podcast.html

今週は予告どおり、M・ナイト・シャマラン監督の新作「自殺サークル」、いや違った「ハプニング」についてお送りします。


ある日、ニューヨークのセントラルパークに不思議な風が吹いた。

その風に吹かれた人々はその場で自殺を始める。

その自殺病は東部の都市を次々に襲った。

ボストン、フィラデルフィア……。

テロか?

アメリカの生物兵器の漏出か?

奇病か?

主人公の高校教師(マーク・ウォルバーグ)は妻(ズーイ・デシャネル)と同僚(ジョン・レグイザモ)と同僚の娘と一緒に都市を脱出し、田舎へ、田舎へと逃げていくが……。

↓予告編

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2008-06-17 アメリカ初の女性最高裁判事と『アウェイ・フロム・ハー』

TomoMachi2008-06-17

TBSラジオ「コラムの花道」で、現在日本で公開中の映画『アウェイ・フロム・ハー君を想う』と、アメリカ史上初の女性の最高裁判事だったサンドラ・デイ・オコナーさんの知られざる関係について話しています。

http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/2008/06/617_b3b9.html


オコナーさんは、80年代にレーガン大統領によって最高裁判事に任命された。

レーガンは彼女を保守派だと考えていた。

しかし、1987年に進化論をめぐる歴史的な裁判があった。

南部のバイブルベルトの州では、1920年代から、聖書に反するダーウィンの進化論を公立学校で教えることが法律で禁じられていた。

25年には教室で進化論を語った教師が逮捕され、裁判で有罪になった。

60年代になって進化論を禁止する法律は違憲だという判決が出た。

これに対してキリスト教原理主義者たちは、学校で進化論を教えるなら、それと同じだけ神が万物を創造したという「創造説」も教えるべきだとし、81年にルイジアナ州とアーカンソー州で法制化された。

この法律は違憲ではないか、ということで最高裁まで争われ、判決は違憲と出た。

オコナーさんも違憲に投票した一人だった。

それ以来、オコナーさんは保守とリベラル、どちらに投票するかわからない、判決のカギを握る判事とされてきた。

最近では、ゲイによるアナルセックスを違法としたテキサス州法を違憲としたことでも有名です。


↓アウェイ・フロム・ハー予告編

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2008-06-16 アンジェリーナ・ジョリー地獄(天国?)WANTED!

TomoMachi2008-06-16

アンジェリーナ・ジョリーの新作『WANTEDウォンテッド』観た。

最高!


ヘタレ・サラリーマン(ジェームズ・マカヴォイ)がある日突然、

正義の暗殺団にスカウトされる。

スナイパーになるための猛烈なシゴキが始まる!

お師匠さんのアンジェリーナ・ジョリーが殴る蹴る!

しかもメリケンサックをつけて顔を、肋骨を!


全身、骨折だらけで気絶すると、何でも治る秘伝の風呂に入れられて、

あっという間に全身の怪我を治される。


で、治るとまたジョリ姐に殴られ、蹴られる。

これが無限に続く。

果たしてこれは地獄か極楽か?


その道の人ならご飯何杯でもいけちゃう傑作でした。

予告編↓

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2008-06-14 M・ナイト・シャマランの新作『ハプニング』は……

TomoMachi2008-06-14

シックス・センス』で一世を風靡したM・ナイト・シャマラン監督は『ザ・ヴィレッジ』のつまらないオチで顰蹙を買い、『レディ・イン・ザ・ウォーター』の内容をめぐってディズニーとケンカ別れして、ワーナーで作ったが批評も興行成績も最低で大失敗。

シャマランはこのまま消えてしまうのかと思われたが、新作『ハプニング』が本日、アメリカで公開された。


ある日突然、NYのセントラル・パークで人々が自殺を始める。

その集団自殺は、フィラデルフィアやボストンにも広がる。

テロリストによるガスが原因か?

高校の理科教師マーク・ウォルバーグは妻と同僚(ジョン・レグイザモ)と彼の娘の四人で、田舎に避難する。

しかし、自殺病は都市から田舎へと広がっていく……。


この映画、何かおかしかった。

アメリカで配給の20世紀FOXは、この映画をほとんど宣伝しなかったのだ。

TVCMは一度も観なかったし、新聞広告も小さい。ビルボードの看板はどこにもない。

どういうこと?


映画を観たら理由がわかった。

詳しくは木曜日(6月19日)のポッドキャスト「町山智浩のアメリカ映画特電」で話します。


↓予告編

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2008-06-13 いやあ映画って本当にいいもんですね、ってか?

TomoMachi2008-06-13

ポッドキャスト「町山智浩のアメリカ映画特電」は毎月第1・第3木曜日更新ですが、

水野晴郎先生を追悼して本日更新しました。

http://www.eigahiho.com/podcast.html

アメリカ公開された「インクレディブル・ハルク」についても話しています。

2008-06-10 もっとデカく、強く、速くなりたいアメリカ病の未来

TomoMachi2008-06-10

毎週火曜日午後2時からの、TBSラジオ「ストリーム!」の「コラムの花道」。

本日は、ステロイド問題を描いた映画『Bigger, Stronger, Faster(もっとデカく、強く、速く)」についてお話しします。

↓ポッドキャスト

http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/2008/06/610_cad3.html


副題はThe Side Effects of Being American(アメリカ人であることの副作用)。

監督のクリス・ベル自身がステロイド使用の経験あり。


身長が160センチのクリスは小学校の頃、激しいイジメにあっていた。

兄マイクは肥満で、弟マークは学習障害で、やはり学校でイジメられていた。


時はレーガン大統領が強いアメリカを押し出していた1980年代、

テレビではハルク・ホーガンが筋肉モリモリの体を誇示して「これがリアル・アメリカン(本当のアメリカ人)だ!」と叫びながら星条旗を振っていた。

映画館ではシュワルツネッガーが、スタローンが、その筋肉でアメリカを背負っていた。

大リーグでは、ホセ・カンセコとマクガイアの筋肉ブラザーズがホームラン記録を作っていた。


彼らにあこがれて、イジメられっこのベル兄弟は筋肉を鍛え始めた。

親に黙ってステロイドもやった。

筋肉モリモリになったベル兄弟は自分に自身を持つようになった。


しかし、後に彼らは知った、シュワルツネッガーもスタローンもホーガンもカンセコもマクガイアもステロイドを使っていたことを。


幻滅したクリス・ベルはステロイド使用をやめるが、調べていくとアメリカの問題はステロイドそのものにあるのではないことがわかっていく。

詳しくはラジオで!

↓予告編

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2008-06-07 hon-ninに回想録連載始めました

TomoMachi2008-06-07

今日発売の雑誌hon-ninに回想録の連載始めました。

マンガ家を目指していた学生時代から始まって、就職して編集者になって、会社を辞めるまでのできごとを思い出しながら書いていきます。

この連載のなかに登場する人たちはみんな実在するので、僕が許しがたい記憶間違いをしていたら、どんどん指摘してください。どんどん直していきますから。

2008-06-06 エドワード・ノートンが超人ハルク再生に成功!

TomoMachi2008-06-06

ハリウッドで『インクレディブル・ハルク』のエドワード・ノートンに取材したよ。

前回のアン・リー監督版『ハルク』はもたもたした映画でコケちゃったから、「なかったこと」にされている。

エドワード・ノートン版『ハルク』はノンストップ・アクションのジェットコースター映画。

シナリオはなんとノートン自身。

最初のシナリオがつまらないからと自分で全部書き換えたとのこと(脚本家協会の問題でノンクレジット)。

ヒクソン・グレイシーは出るわ、パルクールはあるわ、次から次の大サービスの果てに

ニューヨークでハルク対アボミネーションの大決戦!

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最後の最後に××××××まで登場して、お腹いっぱい!

2008-06-05 トラウマ映画『早春』は「傷だらけの天使」の原点

TomoMachi2008-06-05

ポッドキャスト「町山智浩のアメリカ映画特電」は今日から隔週更新になります!

毎週第1・第3木曜日に更新します!

http://enterjam.net/podcast/tokuden/tokuden050.mp3

今回はひさびさの「トラウマ映画館」で、1970年の『早春Deep End』という映画について話します。


監督のイエジー・スコリモフスキーはポーランドでロマン・ポランスキーの『水の中のナイフ』のシナリオを書いた人。『早春』はロンドンで撮影したイギリス映画。スコリモフスキーは最近は俳優としてクローネンバーグの『イースタン・プロミス』でロンドンに住むロシア人を演じている。


主演はジェーン・アッシャー。ポール・マッカートニーの婚約者だった赤毛のモデル。ここではヌードも披露している。

『早春』はロンドンの公衆浴場で働く15歳の少年が同僚のジェーン・アッシャーに恋をするが、彼女は風呂の客と売春したり、主人公の高校の体育教師の愛人だったり、ヌードモデルをしてたりする。

彼女に恋した少年はストーカー行為を繰り返し……という、せつなく悲しく、怖い童貞映画。

テレビドラマ「傷だらけの天使」でショーケンが水谷豊をアイドルの等身大の立て看板と一緒に風呂に入れてやる場面の元ネタだと思われます。

2008-06-04 オバマ候補、大統領予備選勝利記念

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2008-06-03 チェイニー副大統領にウェスト・バージニア州民が激怒

ブッシュ大統領を操る「パペットマスター」と呼ばれ、イラク戦争を起こした真の犯人と言われているチェイニー副大統領は、バラク・オバマ候補にさんざん批判されいているが、

去年の秋、夫人のリン・チェイニーが家系図をたどっていたら、オバマ氏の母方の祖先とチェイニーの母方の祖先が同じだったことを発見した。

その副大統領の母方の祖先の苗字はチェイニーだった。

「つまり」記者会見でチェニーは言った。「私の父方もチェイニー家だが、母方の祖先にもチェイニー家がいたんだ」

 その後のセリフが問題だった。

「でも、うちの一族は誰もウェスト・バージニア州には住んでないからね」 D

 これがどうして笑えるかというと……ウェスト・バージニアはアメリカでも最も貧しい州で、ホワイト・トラッシュと呼ばれる貧乏白人が多く住んでいる。そして、彼らは日常的に近親相姦していると言われているのだ。

 つまりチェイニーは「たまたま同じチェイニーという苗字なだけで、近親相姦じゃないよ」とジョークを言ったわけ。

そのジョークを言った後、チェイニーは「こんな冗談は選挙を控えてたら言えないよな」と笑った。

 

 チェイニーのジョークにウェスト・バージニア州民は怒り狂い、州知事や政治家たちも一斉に抗議を表明した。

「ブッシュ政権はもう任期満了だからって何を言ってもいいのか!」

 さすがにチェイニーは謝罪したが、ペロっと舌を出してることだろう。

  チェイニーが起こしたイラク戦争で、貧しいウェスト・バージニア州民は全米でも最も高い率で戦場に行っている。

  イラクで捕虜になったジェシカ・リンチも、アブグレイブ刑務所で囚人を虐待したリンディ・イングランドもウェスト・バージニアのトレイラーハウスに暮らす年収200万円以下の家庭の出身で、大学に行く学費のために軍隊に入った。

2008-06-02 トロマ映画が復活した!

TomoMachi2008-06-02

週刊現代で二年間コラム「アメリカで味噌汁」を連載してきましたが、今回で最終回です。

もっと読みたかった人は乾編集長にそう言ってください。


さて、『悪魔の毒々モンスター』で80年代にゲテモノ映画の世界で一世を風靡したトロマ映画は、その後、長い間低迷して、細々とチープなビデオを通信販売してきたが、

今年、ひさびさの劇場公開が決定。

その名も「ポウルターガイスト/ナイト・オブ・ザ・チキン・デッド」。

ポウルターとは鶏肉のこと。

監督はもちろんトロマの総帥ロイド・カウフマン。

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ケンタッキー・フライド・チキンとスターバックスが戦うという

あいかわらずヤケクソのような映画で素晴らしい。

ところで『となりのトトロ』がアメリカで初めて公開されたとき、

英語版はなんとトロマが制作した。

トロマとトトロでなんとなく語呂合わせだからか?