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映画評論家町山智浩アメリカ日記


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ロフトプラスワンでタランティーノと公開飲み会(無修正)

2014-10-26 町山智浩の「一度は観ておけ映画」シリーズ

音声ファイル「町山智浩の映画ムダ話」は、ツイッターで募集した「解説して欲しい映画」のリクエストに従っています。

今まで「わからない映画なので解説して欲しい」というリクエストで解説した映画には「複製された男」「バートン・フィンク」「ロスト・ハイウェイ」「風立ちぬ」などがあります。

でも、これらの映画は、過去に既に作られた映画や小説を「型」にしているので、それを観たことのある自分からすると、そんなに悩まないで観られるのです。

僕が子どもの頃はこういう昔の映画はテレビで観ることができました。なにしろ毎日4本以上の映画が地上波で放送されていた時代です。

僕はそれで、自分が生まれる前の映画を選択せずに浴びるように観ました。

でも、今は自分が生まれる前の映画を観る人はよほどの映画好き以外にいなくなってしまいました。

そこで、「一度は観ておけこの映画」というシリーズを始めました。

f:id:TomoMachi:20141026132610j:image:leftたとえば『カリガリ博士』は、現実だと思って観ていると実は××××××だった、という「型」の元祖、つまり原型です。『マトリックス』だってたどっていけばここにルーツがあります。

https://tomomachi.stores.jp/#!/items/53e9c0598a5610bb24000139

f:id:TomoMachi:20141026132718j:image:leftミツバチのささやき』は『となりのトトロ』『パンズ・ラビリンス』などの原型です。

しかし、この映画には裏の意味が隠されています。ファシズム政権下で表現が統制されていたので、謎々のように本当のテーマを隠すしかなかったのです。

https://tomomachi.stores.jp/#!/items/53ddb1c53e7a4ab77800157f

f:id:TomoMachi:20141025160522j:image:leftそして『81/2』は現実と妄想と回想が境目なく入り乱れる映画、創造を仕事にする主人公の想像(妄想)が意識の流れのままに映像化される映画の原型です。

『81/2』を原型にした映画は、『未来世紀ブラジル』『ロスト・ハイウェイ』『バートン・フィンク』『風立ちぬ』『スターダスト・メモリー』『オール・ザット・ジャズ』『アダプテーション』などなど数え上げるとキリがありません。

https://tomomachi.stores.jp/#!/items/544b40ddef3377ed4f001fb8

古い映画は観るのが面倒だと思いますが、今、実際に映画を作っている人たちは、これらの映画を観て、それを踏まえて自分たちの作品を作っています。

だから昔の映画を観ると今の映画がわかる、まさに温故知新です。ぜひ、ご覧下さい。