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映画評論家町山智浩アメリカ日記


音声ファイルの有料ダウンロード「町山智浩の映画ムダ話」。
先日亡くなったアッバス・キアロスタミ監督を追悼します。

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映画秘宝連載中の「男の子映画道場」が単行本になりました。
「狼たちは天使の匂い 我が偏愛のアクション映画」です。


町山智浩の映画解説リストです。
現在約800本の映画が50音順に整理され、解説へのリンクが貼られています。
お探しの映画解説はたいていここで見つかると思います。


週刊文春の連載「言霊USA」はオンラインで読めます。

もうじき連載100回になるサイゾーのコラム『映画がわかるアメリカがわかる』はここで読めます。


町山智浩のWOWOW映画塾がスマホのアプリになりました!
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町山智浩のWOWOW映画塾、YouTubeで観られます!

町山智浩の映画塾2(101〜200)

町山智浩の映画塾3(201〜)


集英社WEB連載「町山智浩の深読みシネガイド」



TBSラジオ『たまむすび』に毎週火曜日午後3時から出演中です。


過去のたまむすび

「キラ☆キラ」はYouTubeに残ってます

ポッドキャスト「町山智浩のアメリカ映画特電」は復活しました!
特電ポッドキャストVol.1〜67
Vol.68〜80
Vol.81〜95

ロフトプラスワンでタランティーノと公開飲み会(無修正)

2015-01-12 たまむすびで「アンブロークン」

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「アンブロークン」の赤い日本を使ったポスターに怒ってる人いるけど、

あれは映画会社が作ったものではなくて、myrmorkoという素人が勝手に作ったニセ・ポスターだよ↓

http://myrmorko.deviantart.com/gallery/

ここを見ればニセ・ポスターなのは一目瞭然なんだが、きっと怒ってる人はこういう英語のサイトが読めないんだろうね。


TBSラジオ「たまむすび」でアンジェリーナ・ジョリー監督の「アンブロークン」について話しました。

「アンブロークン」の主人公はベルリン五輪金の選手だったアメリカ人ルイス・ザンペリーニです。

「たまむすび」では彼が金メダルを獲ったと言ってしまいましたが間違いです。すみません。彼は入賞しただけでした。訂正します。


ザンペリーニを捕虜収容所で虐待した渡邊睦裕は1998年にCBSテレビのインタビューに出演して虐待を認めている。その映像。

「虐待は軍の命令ではなく、自分の気持ちから」とも答えている。

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日本のネットや週刊文春で原作のノンフィクションが「反日的」「捏造」と批判された点は、著者ローラ・ヒレンブランドが戦時中の日本軍の捕虜に対する残虐行為の例として書いた、以下の数行である。ザンペリーニとは関係ないので映画には当然、登場しない。

Thousand of other POWs were beaten, burned, stabbed, or clubbed to death, shot, beheaded, Killed during medical experiments, or eaten alive in ritual act of cannibalism. 

その他の何千人もの戦争捕虜は叩かれ、焼かれ、刺され、こん棒で死ぬまで殴られ、撃たれ、斬首され、医学的実験の過程で殺されたり、儀式(祭事)としての食人で生きたまま食われた。

 主語が「何千人もの捕虜」になっているので、たしかに誤解を招く文章だが、並べられた虐待の例のうち最後の二つは事実に基づいている。1945年に起こった九州大学生体解剖事件小笠原事件である。

 九州大学解剖事件では、九州大学で8人の米兵捕虜が「生きたまま肺などの内臓を切除」「どのくらい出血すると死亡するか」「どのくらい血管に海水を注射すれば死亡するか」などの生体実験で殺された。

 小笠原事件では、陸軍に要塞化された小笠原諸島父島で、捕虜であった米軍のパイロット8名を処刑し、うち5名の体を日本兵たちに食べさせた。これは飢餓のためでなく、士気高揚を目的として酒宴を開いて食べたので「儀式として」と書かれている。文春などでは、これを「伝統的儀式」と解釈して、「食人の伝統は日本にはない」と批判しているが、原文のritualは儀式や祭事一般を意味する。壮行会や打ち上げなどもritualなので、この場合はそれを指している。

 実際は殺してから食べているので「生きたまま食われた」という記述は間違いだが、九州大の生体実験で生きたまま臓器を切除した事実との混同したのではと思われる。

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