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映画評論家町山智浩アメリカ日記

町山智浩の映画解説リストです。
現在約800本の映画が50音順に整理され、解説へのリンクが貼られています。
お探しの映画解説はたいていここで見つかると思います。


週刊文春の連載「言霊USA」はオンラインで読めます。


町山智浩のWOWOW映画塾、YouTubeで観られます!

町山智浩の映画塾2(101〜200)

町山智浩の映画塾3(201〜)


TBSラジオ『たまむすび』に毎週火曜日午後3時から出演中です。


過去のたまむすび

「キラ☆キラ」はYouTubeに残ってます

ロフトプラスワンでタランティーノと公開飲み会(無修正)

2013-07-21 映画秘宝まつり『ワールズ・エンド』プレミア公開

f:id:TomoMachi:20130521151615j:image:w640:leftしたまちコメディ映画祭「映画秘宝まつり」は今年も9月15日(日)に行われます。

開場17:00/開演17:30(予定)

開催場所:浅草公会堂 

http://www.shitacome.jp/2013/program/program_hiho.shtml

今回は、『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ/俺たちスーパー・ポリスマン』『宇宙人ポール』のサイモン・ペグ&ニック・フロストの最新作『ワールズ・エンド』のジャパン・プレミアになります。

監督はもちろんエドガー・ライト

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2011-11-01 ポッドキャスト「町山智浩のアメリカ映画特電」リスト

ポッドキャストへのリンクはここから↓

http://enterjam.com/?eid=135#sequel

第67回 2008/12/11up

『ウォーリー』と70年代デストピア映画『THX1138』『未来惑星ザルドス』

第66回 2008/12/05up

ジョニー・トーのフレンチでウェスタンな男泣きノワール『エグザイル/絆』

第65回 2008/11/20up

アクションしないヴァンダムなんて! 『その男ヴァンダム』

第64回 2008/10/30up

現代を予言したポリティカル・フィクション『傷だらけのアイドル』

第63回 2008/10/17up

非モテ男のためのラブストーリー『寝取られ男のラブ♂バカンス』

第62回 2008/10/09up

ホラー映画より怖いハッピーエンド。アニエス・ヴァルダの『幸福』

第61回 2008/09/26up

トラウマ映画館『ある戦慄』はサブウェイ・パニック!

第60回 2008/09/18up

『ラスト・カーチェイス』他、リスナーの皆さんの思い出そうとしても忘れられないトラウマ映画特集

第59回 2008/09/11up

『イントゥ・ザ・ワイルド』と『北国の帝王』の知られざる関係

第58回 2008/09/05up

コーネル・ワイルド製作監督脚本主演の『裸のジャングル』は元祖アポカリプト!

第57回 2008/08/28up

思い出そうとしても忘れられない映画『コンバット/恐怖の人間狩り』

第56回 2008/08/21up

トム・クルーズがチビ・デブ・ハゲ姿で大暴れ! バカ俳優たちの地獄の黙示録『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』!

第55回 2008/08/14up

へなちょこリーマンにアンジェリーナ・ジョリーのパンチ炸裂!『ウォンテッド

第54回 2008/07/17up

ホット・ファズ』の遠い原点『スーパーコップ』『破壊!』『複数犯罪』そして『フリービーとビーン大乱戦』

第53回 2008/07/04up

平山夢明氏の忘れようとしても思い出せない超怖い映画『不意打ち』

第52回 2008/06/12up

新作『ハプニング』でシャマランの起死回生なるか?

第51回 2008/06/12up

水野晴郎さん追悼、それと関係なく『インクレディブル・ハルク』

第50回 2008/06/05up

トラウマ映画館?『早春』は『傷だらけの天使』の原点

第49回 2008/05/12up

『サイレント・ランニング』他、あなたの『忘れようとしても思い出せない映画』を探せ!

第48回 2008/04/07up

クリント・イーストウッドの「白い肌の異常な」映画群

第47回 2008/02/27up

元祖ゾンビの巨匠ジョージ・A・ロメロが『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』はネット時代に挑戦!

第46回 2008/01/23up

全米ナンバーワンの謎の映画『クローバーフィールド』を観た!

第45回 2007/12/24up

『アイ・アム・レジェンド』と藤子不二雄と「時代は変わる」

第44回 2007/11/08up

http://enterjam.net/podcast/tokuden/tokuden044.mp3:title=コーエン兄弟の新作はウルトラ・バイオレントな追跡劇『ノーカントリー(血と暴力の国)』

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第43回 2007/11/01up

俺たちフィギュアスケーター』は男子ペア!『死亡遊戯』幻のオーディション『フィニッシング・ザ・ゲーム』!

第42回 2007/10/25up

これぞ秘宝映画だ! 藤原章監督『ヒミコさん』(10月27日から東中野ポレポレ座で公開)と井口昇監督

片腕マシンガール』!

第41回 2007/10/11up

童貞コメディ『スーパーバッド』が全米で200億円の大ヒット!

第40回 2007/10/04up

心に残るバカ映画?国際スター、真田広之の香港・日本合作映画『龍の忍者』(82年)で「ばいちゃ!」

第39回 2007/09/27up

クローネンバーグとヴィゴ・モーテンセンのヤクザ映画第2弾!『イースタン・プロミセズ』

第38回 2007/09/13up

ジョン・ウー学校志願者の銃撃銃撃また銃撃!『シュートエム・アップ!』

第37回 2007/08/30up

ウォシャウスキー兄弟の新作(?)『インヴェージョン』と『盗まれた街』リメイクの歴史

第36回 2007/08/17up

ジョン・ウォーターズ監督のウルトラ変態大作『ダーティ・シェイム』をオクラから救え!

第35回 2007/08/02up

マイケル・マン製作『ザ・キングダム』は911テロ以降の世界を90分に圧縮した傑作アクションだ!(UIP配給秋公開)

第34回 2007/07/20up

ヘンなゾンビ映画『ゾンビーノ』とゾンビの意味

第33回 2007/06/21up

リスナーのメール特集「私のトラウマ映画」……でも、話はどんどん横道にそれていく……

第32回 2007/06/07up

トラウマ映画館? カーソン・マッカラーズの『愛すれど心さびしく』

第31回 2007/05/24up

名作カルト・ホラー『ウィッカーマン』のニコラス・ケイジ版リメイクは、なぜラジー賞映画になってしまったのか?

第30回 2007/05/10up

ホット・ファズ』は田舎の駐在さん版ダイ・ハード

第29回 2007/04/26up

トラウマ映画館? 悪魔の女教師ジャンヌ・モローの『マドモアゼル』

第28回 2007/04/19up

ヘンリー・カットナーのSF小説『ボロゴーヴはミムジイ』の映画版とルイス・キャロル

第27回 2007/04/12up

タランティーノ&ロドリゲス監督の新作『グラインドハウス』観戦記後編、タランティーノ監督の『デス・プルーフ

第26回 2007/04/05up

タランティーノ&ロドリゲス監督の新作『グラインドハウス』PART1:ロバート・ロドリゲス監督の

プラネット・テラー』篇

第25回 2007/03/29up

クリス・ロックがリメイクした『愛の昼下がり』を、エリック・ロメール監督のオリジナルと徹底比較!

第24回 2007/03/22up

『ビハインド・ザ・マスク/レスリー・ヴァーノンの誕生』

第23回 2007/03/15up

トラウマ映画館?『私は誘拐されたい』

第22回 2007/03/08up

クリスティーナ・リッチの勇気ある映画『ブラック・スネーク・モーン』と『パンプキン』

第21回 2007/03/01up

アカデミー主演女優賞のヘレン・ミレンが『ザ・クイーン』と同時に出た強烈映画『シャドウボクサー』

第20回 2007/02/22up

『Inland Empire』

第19回 2007/02/15up

トラウマ映画館? 世界各国で上映禁止になった恐ろしい少女たち『小さな悪の華』

第18回 2007/02/08up

おとなの悲喜劇『リトル・チルドレン』

第17回 2007/02/01up

トラウマ映画館?行方不明映画の最高傑作『バニー・レイクは行方不明』

第16回 2007/01/25up

500年後の地球は「バカの惑星」だった? 超バカ映画『イディオクラシー

第15回 2007/01/18up

トゥモロー・ワールド』と長回し

第14回 2007/01/11up

『PAN'S LABYRINTH』

第13回 2006/12/27up

メル・ギブソンの『アポカリプト』とグリフィスの『国民の創生』。面白いけど間違ってる映画』

第12回 2006/12/21up

『アメリカ人が毎年クリスマスに必ず観る映画』

第11回 2006/12/14up

APOCALYPTO

第10回 2006/12/06up

ザ・ワールド・イズ・マイン

第9回 2006/11/30up

『007/カジノロワイヤル』

第8回 2006/11/23up

イカとクジラ

第7回 2006/11/16up

ボラットBORAT

第6回 2006/11/09up

『テネイシャスD 運命のピック』

第5回 2006/11/02up

『ファンタズム』ドン・コスカレリ監督の自宅訪問記

第4回 2006/10/26up

特別編『映画秘宝の歴史』

第3回 2006/10/19up

『Jackass Number Two』

第2回 2006/10/12up

『アドレナリン』

第1回 2006/10/05up

『スネーク・フライト』

2011-07-21 映画『PAUL』の邦題案、募集します!

f:id:TomoMachi:20110420000417j:image:left

 9/18の、したまちコメディ映画祭で、サイモン・ペッグ&ニック・フロストの映画『PAULポール』が上映されます。

 でも、「ポール」じゃ、あんまりなので、邦題をつけないとなりません。

 次週までに決まらないと宣伝できないそうなので、みなさんのお力を借りたいです。

 下に映画の説明と予告編のYouTubeがありますので、これを見て、邦題を考えてください。

 できたらツィッターにハッシュタグ#Paulhoudaiをつけて投稿してください。

 採用者へのお礼は……これから配給会社と考えます!

D

町山 今日はサイモン・ペグとニック・フロストの映画を紹介するよ!

――『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ/俺たちスーパー・ポリスメン』の脚本&主演コンビですね! 今回も監督はエドガー・ライトですか?

町山 『スコット・ピルグリム』と撮影スケジュールが重なってたらしくて、今回の監督はグレッグ・モットーラ。『スーパーバッド童貞ウォーズ』と『アドベンチャーランドへようこそ』の人。

――そっちも童貞感あふれる人選ですね。で、なんて映画ですか?

町山 『ポール』。

――ポール? それだけ?

町山 そう。ペグとフロストは、『ショーン』ではジョージ・A・ロメロのゾンビ映画にオマージュを捧げ、『ホット・ファズ』ではマイケル・ベイの『バット・ボーイズ』やキャスリン・ビグローの『ハート・ブルー』なんかのポリス・アクションをリスペクトした。要するにオタクの夢を実現しまくってる憎い奴らだけど、今度はモロにオタク映画なんだ。

――というと?

町山 なんたってサンディエゴのコミコンで始まる映画なんだ。

――コミコンってのは日本のコミケみたいなもんですね。

町山 ペグとフロストはイギリスから来たSFオタクで、コミコンで興奮した後、レンタカー借りて憧れのロズウェルを目指す。

――60年ぐらい前に宇宙人の円盤が墜落して、今もエイリアンの死体が隠されていると言われる場所ですね。

町山 そこで二人は米軍基地から逃げ出したエイリアンを車に乗せることになる。これが、いわゆるリトルグレイの姿だけど、「よっ、こんちわ、オレ、ポール」って自己紹介するの。

――すっごいフツーな感じですね。

町山 60年も囚われてテレビばっかり観てるうちにアメリカナイズされちゃったんだよ。

声は『グリーン・ホーネット』のセス・ローゲン。

――高等な知的生命には合わないボンクラ声ですね。

町山 で、ペグとフロストはMIBに追われるポールを宇宙に逃がしてやろうとする。

――『E.T.』みたいな。

町山 その通り! じゃ、どこで迎えの円盤はどこに降りてくると思う?

――やっぱり『未知との遭遇』の、あのプリンみたいな……。

町山 に決まってるよな! この映画はスピルバーグへの熱い熱いオマージュなんだ! 拳銃撃つ時は『ジョーズ』のラストでロイ・シャイダーがライフルを撃つ時に言った決めゼリフが飛び出すし、砂漠でトラックが追って来るし。

――『激突!』ですか!

町山 主人公たちを追うのはMIBだけじゃないんだ。

――というと?

町山 ホワイトトラッシュやキリスト教原理主義の親父。聖書原理主義者は人間以外の知的生命を信じないから、ポールを観て悪魔だと思っちゃう。これはつまりイギリス人であるペグとフロストから見た「怖いアメリカ人」なんだ。ペグとフロストは『ポール』の脚本書く時、実際に二人でアメリカの西部を車で走ったんだけど、地元の人たちからゲイだと思われて本当に嫌がらせを受けたってさ。

――オタクの男同士が仲良くしてるのはゲイとは違うのに。

町山 いや……そうは断言できないなあ。

――できないんですか?

町山 旅の途中でペグに彼女ができると、フロストが嫉妬したりするんだよ(笑)。で、最後に立ちはだかるのはエイリアンの強敵!

――誰ですか?

町山 宇宙一強いエイリアン・キラー。誰かは観てのお楽しみ。で、ラストは『E.T.』『未知との遭遇』『ギャラクシー・クエスト』の3段号泣オチ!

――うわ! それは確かに号泣ですね!

町山 ま、泣くのはオタクだけだけど。スピルバーグは少年時代、家庭不和、イジメ、学業不良でとても生きるのが辛かった。だから宇宙に夢を託して、宇宙人に憧れた。それはただの現実逃避じゃなくて、映画で夢を実現した。そのスピルバーグの映画と少年時代に出会った感動を映画で表現したのが、この『ポール』なんだ

2011-04-20 「進撃の巨人」の諌山創先生×町山智浩、対談!

映画秘宝6月号は木曜日発売です!

映画秘宝 2011年 06月号 [雑誌]

映画秘宝 2011年 06月号 [雑誌]

オイラ、町山智浩は、4つのページやってます。

USAレポートでは『ポール』。『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ』のサイモン・ペッグとニック・フロストのコンビによるスピルバーグ・リスペクトの超感動作!

特集「観れば絶対元気が出る不屈の映画150」で、「ギャラクシー・クエスト」「ファイト・クラブ」「ロッキー」「遠い空の向こうに」「ルディ奇跡のウィニングラン」「愛しのローズマリー」「スター・ウォーズ」など10本くらい紹介

連載の「男の子映画道場」、今回は『ダーティ・エディ/狼のシンジケート』(原題『エディ・コイルの友達』)。ベン・アフレックが『ザ・タウン』で参考にしたボストンのアイリッシュ・ギャングを描いたフィルムノワール。先日亡くなったピーター・イエーツ監督の厳しい厳しい映画です。

そして「進撃の巨人」の諫山創先生と対談。

彼はブログで前から、オイラのことを書いてくれていたのでした。

http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/archives/1137082.html

諫山 今回の話が来たときに、「町山さんは僕なんかに興味ないだろう」と思ったんですが。

町山 いやいや全然! 『別冊少年マガジン』は創刊号から読んでるんですよ。『進撃の巨人』、すごく売れてるみたいですね。

諫山 もう、おかげさまで。はい。

町山 他の取材でも聞かれてると思いますが、今回の地震は何か影響ありますか?

諫山 作品内容には影響はないと思います。

町山 地震そのものについてはどう感じました?

諫山 ブログにも書いたんですけど、一番大きかったのは原発問題で、「放射能が飛んでくる」とか「石油コンビナートから有害な物質が飛んでくる」とか、チェーンメールが出回りまして、姉と妹がパニくって、妹がガムテープでドアとか換気扇をふさいだりしてました。水にヨウ素が含まれてる話が出た時も、アシスタントさんがニュース聞いた瞬間「水買ってきていいですか?」って感じになって。そのたびに自分は、「何を大げさな事を言ってるんだろう」と思ってたんですけど、後になって基準値を越えた水道が他のところであったけど報告されなかったとか、テレビで報道されているのが全てとは限らないじゃないですか。自分は「壁なんて破られるわけないよ」とタカをくくってたひとりだなって感じましたね。

町山 連載始まったあたりで「100年間壁が破られなかったから、永遠に破られないような気がしてる人たち」が出てきますけど、あれなんかは地震の感覚に近いですよね。

諫山 そうですね。宮城沖はいつか起きると言われてたみたいですもんね。地震の直後にカメラを回してた親子が「これ宮城沖に違いない」って話したりしてましたね。

町山 『進撃の巨人』は「これだけ絶望的な状況を描くマンガは他にない」と言われましたが、今まさにそういうことが起こったんですよね。原発だってM9の地震なんか絶対ありえないって言ってたら起きたわけですよね。

諫山 そうですね。相手が人間じゃなくてもまったく無意味に殺されることってあるんですよね。あの日は家にいたんで、テレビでずっと見てたんです。同時にニコ動の実況をつけてたんですけど、画面が全部「アーーーーーーー」で埋まってて。高速道路が飲み込まれたりしてるのをみて、「これはもう何千何万の人が死ぬ」ってわかったときの鳥肌が……。

町山 この震災は作品に影響が出るでしょう?

諫山 そうですけど、いくら漫画の上に絶望を描いても「何がわかるんだ俺に?」っていう感じがあって。実際被災にもあってないし。当日は熱にうなされてテレビつけて寝てたんですけど、その時見た夢は、望月峯太郎さんの『ドラゴンヘッド』的な寂しさを感じましたね。明日がどうなるかわからない。「これでもう普通の生活には戻れないのかな?」って。「昔はよかったな」って思ってるのが寂しかったですね。

町山 この震災を現地やテレビで体験した子どもたちはこれから先もずっと不安で、世界はいつまでも安全じゃないっていう基本認識で育つんだろうな。

諫山 そうですね。ただ、あまり自分のとは繋げたくない思いがありますね。人生経験のない24載のガキが、こんな規模の大きな状況に繋がると思うと罪悪感を感じますね。

町山 24!? 若い!

諫山 努力をまったくしてない人が、努力してる人に比べて報われるっていうのは……悪役じゃないですか、僕。町山さんの『BECK』評を『タマフル』で聴いて、「自分は悪役だな」と。

町山 売れちゃったから? 「30過ぎても売れなくて」みたいな人に比べると?

諫山 はい。「辛くてゲロ吐いてる」とかいう話を聞くと、「俺ゲロ吐いてないな……」と。

町山 デビューのときに描いた漫画は『進撃の巨人』の原型ですか?

諫山 そうです。タイトルも同じで、2巻の「主人公が実は巨人でした」ってところまでを45ページに入れた感じでした。

町山 人間を襲ってた巨人が実は主人公だったの?

諫山 いえ、巨人の力を得たっていう「能力もの」ですね。それで主人公が死んで、後継者が頑張る姿で終わるっていう内容でした。巨人になる方法がわかった、みたいな。それで『進撃の巨人』は2巻で主人公が巨人になることに対する反発って言うか、人間が頑張って勝つんじゃないのかよ、才能オチの話かよっていう批判がネットに出たんです。例えば『寄生獣』の岩明均先生とか、『アイアムアヒーロー』の花沢健吾先生なら、人間が巨人に勝てると思うんですよ。でも自分は向いてないなって思います。計算とかできないんですよ。岩明先生の『ヒストリエ』とか凄いじゃないですか。あれ読んでめっちゃ恥ずかしくなりました。いろんな武器を作って勝てるじゃん!って。そこで僕はその方向でやっても人並み以上のものを作れる気がしなかったんです。それより中二的といいますか、感性でガーッとやるほうが向いてますね。

町山 知恵で巨人を倒す作戦を考えないんですか?

諫山 考えるんですけど、頭が霞かかったように深く考えられないんです。これは弱点を突いて闘うわけにはいかないっていう自分の判断を信じてます。

町山 連載始める段階で、結末のプランはあったんですか?

諫山 そうですね。「実は……」みたいな話なんで、そんな珍しくはないですけど……。

町山 言わなくていいです! ファンもまだ先を聞きたくないですよ(笑)。

◎敢えて「反マーケティング」路線を選んで

町山 子供の頃はどんな漫画を読んでました?

諫山 『おとぼけ課長』とか。

町山 なにそれ!? 知らない(笑)

諫山 植田まさしさんの漫画です。

町山 好きな作品や、好きな漫画は?

諫山 いっぱいあります。皆川亮二先生の『ARMS』とか、小学校の頃に『ワンピース』とか。それと同時に小学校に『はだしのゲン』があってトラウマになりました。

町山 『はだしのゲン』、『少年ジャンプ』で連載してたんですよ。『ハレンチ学園』目当てで読むと、『はだしのゲン』がついてくる。怖いけど、ゲンが痛快だから連載時も人気あったんだよね。

諫山 それから『ジョジョ』シリーズ。小学校当時は「『ジョジョ』を嫌うやつはわかってない」みたいな風潮がありましたね。中学の頃、「漫画ってこんな面白いのか!」と思ったのが『ARMS』ですね。中二病漫画の金字塔といいますか。

町山 漫画家になろうと思ったのは『ARMS』の影響?

諫山 きっかけは憶えてないんですけど、なんとなくクラスがみんな「もし漫画家になったら……」って、かなりの割合で中学あたりまで言ってたんですよ。漠然とその頃みんなが「漫画家になる」って思ってたんですよね。でも高校になるにつれ、ひとりふたりと減っていく。そこで自分はそれまで教科書の空欄に描いてたんですけど、本格的に落書きするようになりました。

町山 教科書の余白に(笑)。それでデザインスクールに進んだんですよね?

諫山 はい。漫画家になるって親に言えなくて、インダストリアル・デザインをやるって総合デザイン学科に行かせてもらったんですけど、すぐ漫画学科に転入しました。

町山 新人賞への応募作は何本くらい描いたんですか?

諫山 高校の頃に『ジャンプ』に投稿したのがひとつと、専門学校の時にふたつですね。そのうちのひとつが19歳のときに月刊マガジンのMGPって賞で佳作をとりまして、それが上京するきっかけです。それから新人賞取るまで2年ぐらいですかね。ネームやって描きなおしてって日々ですけど、周りの苦労と比べれば全然です。

町山 ラッキーすぎて申し訳ない気がするんですね(笑)。

諫山 そうですね。

町山 でも『進撃の巨人』は『別冊マガジン』創刊号で一番異質でしたよ。押見修造さんの『悪の華』と並んで、とにかく目立っていた。押見さん、諫山さん、あと『バニラスパイダー』以外ははっきり言ってどれも萌え系のアニメ絵のマンガばかりで似たような印象。でもこの3つはどこにもないマンガだった。これが売れるって、世の中の読者もわかってる人はいるんだね。

諫山 そのへんは予想できなかったです。頭が良いとそのへんを計算して成功例に基づくものとしてやると思うんですけど、ちょっと僕はバカなんでバカがゆえに描いている感じです。連載が決まったって話をもらったときも2分ぐらい「やった!」って気持ちだったんですけど、2分過ぎたら「俺ヤベぇぞ。商業的な漫画が描けるか? ヤバイぞ!」って思って、まず考えたのが「どんな卑怯な手を使っても連載を続ける」っていうことでした。誰もやっていないことをやろう、と。何かの二番煎じじゃとてもじゃないけど太刀打ちできない。

町山 それはマーケティングでマンガを描けないってことですね。でもマーケティングじゃオリジナルなものは絶対出てこないから。売れる要素だけを集めて、例えば主人公を萌えキャラにして、話はロールプレイングゲームにしてって感じで漫画を作るでしょ? なんとか商品化したい、儲けたい! って意向で作られる漫画が非常に多い。でもやっぱり本当の大ヒット作はそこからは出ない。「どんな卑怯な手でも使う」って言ったけど、たとえばどんな?(笑)

諫山 主人公が死ぬとか、1巻で人類が巨人に勝つシーンを絶対入れないとか、展開をバカみたいに急にするとか、キャラの彫り下げをやらないとかいっぱいあります。

町山 キャラの掘り下げをやらない、って?

諫山 魅力的なキャラクターを描くのに自信がなかったってことなんですが、すごい出来事が起きても感情移入できないっていう理屈です。それは早々に諦めましたね。仲間が死んだりするけど、そのキャラクターを掘り下げるのも1巻の間では無理だから、いっそ省きました。

町山 ファンタジーものって、普通は夢が叶う世界を作るでしょ?たとえば「魔法があったらいい」「動物が喋る」「人間が空を飛ぶ世界がいい」とか。自分の欲望が叶う世界を創造する。でも『進撃の巨人』は真逆で、不自由な世界を創造した。主人公たちの能力は限定されていて、最悪の状況から始まる。読者の欲望を刺激するのとは逆方向ですよね。

諫山 そうですね。まず巨人っていうモンスターを思いついたんですけど、それを最大限生かせる世界観を考えたんです。最初は舞台設定を現代の荒廃した世界にすると面白いと思ったんですけど、自分の画力と相談してみると、ちょっと現実世界を描写することは出来ないし、頭も良くないからファンタジーに逃げました。

町山 現代よりもテクノロジーや産業が退化した世界が舞台で、巨人が現れてどんどん文明が滅んでしまったように見える。

諫山 そうです。現代だと巨人に勝つ武器がある。だから創作上の「逃げ」ですね。

町山 テクノロジーを劣化させて、主人公たちにとって絶望的な状況にした。それだけでなく閉塞的な状況でもある。逃げ場もなく、閉じ込められている。普通イヤなものって想像しないですよね。ファンタジー漫画は特にそうですけど、この閉塞感には何か欲望があるんですか?

諫山 今まで言ってなかったんですけど……町山さんは今まで「ものを作るうえで元ネタがあったら言わないと失礼だ」って言ってたじゃないですか。『進撃の巨人』はゲームが参考になってるとは言ってたんですけど、タイトルまでは言わなかったんです。でも今日は嘘つけないので、元ネタを言います。追い込まれた人類って『マブラブ・オルタナティブ』ってエロゲーなんですよ。

町山 エロゲー!?

諫山 宇宙人に追い込まれた人類がロボットで闘う内容で、モンスターで「何メートル級」みたいな設定があって、これが実際の現代の世界でユーラシア大陸からどんどん占拠されていって、日本が最前線になるってものなんですけど、これが元ネタです。

町山 (分厚い設定本を見て)これ全部読まなきゃならないの!? (読んでみる)これのどこがエロゲーなんですか!? 

諫山 僕だけじゃなく、かなりヒットしたゲームなんです。18禁になったんです。グロ描写があるから。

町山 エロじゃなくて?

諫山 はい。ゲームの作り手に「殺される!」と思ったはじめての経験だったんです。パソコンの画面で、主人公視点で映像を見ながら進めていく形式のゲームなんですけど、主人公が初陣で失敗して、上官の美少女キャラに後ろから励ましてもらうんです。「私も最初は漏らした」って。で、振り返るとその上官が上あごから上をかじられてて、舌がべローンってなっていて。現実とゲームの境目が一瞬わからなくなって、「うわっ、壊される!」と思ってゲームを1回閉じたほどでした。それが本当に衝撃でしたね。なので『進撃の巨人』の元ネタはコレです(笑)。

町山 影響されたものを言っておくと、その作者と知り合いになれたりするからどんどん言ったほうが良いね。で、「これが俺の描きたい世界だ」って思ったわけ?

諫山 『ミスト』のラストとか、襲う側にいたいんです。オバケ屋敷の脅かす役のほうがやりたいんですね。

町山 主人公のエレンに自分は投影されてないんですか?

諫山 最初は投影されていなくて、物語を進めるためだけの記号的な「塀の外に行きたい」とか言ってるキャラクターでした。僕自身引きこもりだし、外なんか行きたくないんですけど(笑)。4巻の冒頭で、主人公の内的動機と自分のそれがやっと被さった感じです。外に行きたいんじゃなくて、自分をがんじがらめに抑圧するものと戦うんだっていう動機で、命賭けてでもやるっていう。それは自分の中にもあるかな? って。

町山 エレンは主人公にしてはかなり暗い性格ですね。

諫山 そうですね。夢とか希望とか単純なポジティブにはしたくなかったですね。

町山 巨人を倒すことにものすごい執着して、逃げる人を許せないし、孤立も恐れない。

諫山 自分が普段読むのは『シグルイ』とかだったんで、マイノリティの主人公が普通だったのかもしれませんね(笑)。

◎『男組』と『スターシップ・トゥルーパーズ』

町山 いまの漫画で絶望的な状況を描いた作品は珍しかった。そこに今回の地震、津波で、どうにもならないものが世の中にあることを皆がリアルに体験した。僕はネットを見ていて「試されてるなあ」と思ったんです。ある程度知られている文化人や評論家が、放射能が来るとか略奪が起こってるとか、水が危ないとか、東京から逃げ出すとか、ビビリ丸出しのツィートをしたり流言を拡散させたりしてた。40年以上生きててそんなに死ぬのが怖いのか? みっともないったらありゃしない。それはさておき、『進撃の巨人』は登場人物たちを徹底的に試すでしょう? 巨人を見て恐怖のあまり謝ってしまったり、逃げることばかり考える奴らが出てきたりして、巨人の出現によって人間の本性が暴かれる。それてまさに今の状況だなあと。『進撃の巨人』は『男組』以来ひさびさの「闘うことについての話」ですね。

諫山 『魁!男塾』ではないんですか?

町山 それはギャグ漫画(笑)。『男組』は、高校生が空手で革命を起こそうとする話(笑)ですけどセリフが超泣けるんです。「今、戦うことが大事なんだ。今、戦わない奴が後で戦うはずがない!」とかね。 

諫山 よくネットで、「昔の漫画はもっと過激なものがあった」と言われてたりするんですけど、本当にそうなんですね。

町山 『進撃の巨人』は昔の過激だった漫画を思い出させますね。それと、さっき元ネタであげられた『マブラブ・オルタナティブ』は『スターシップ・トゥルーパーズ』の影響を受けてると思いました。

諫山 それ、宇宙人に攻められる話ですか?

町山 気持ち悪い虫軍団に襲われる話です。原作はパワードスーツに乗って闘うんですよ。それが流れ流れていつの間にかガンダムになったんです。その映画版がゲロゲロでグチャグチャ(笑)。あれも絶望的状況なんだけれど、軍隊描写が凄いんです。だから『進撃の巨人』は『スターシップ・トゥルーパーズ』の影響を受けてるのかな?って思ったんですよ。

諫山 僕が「恥ずかしい」って思うのはそこなんです。詳しい人が見たら軍隊をよく知らないまま描いてるのがバレバレ。

町山 いや、よく出来てると思いました。まだ読まれていないなら原作は『宇宙の戦士』という題で出ているのでぜひ読んでください。『プライベート・ライアン』はご覧になりましたか?

諫山 はい。

町山 あの映画に出て来る気弱な兵士のアパムをどう思われますか?

諫山 もうちょっと頑張れよ!みたいな感想がありますけど、もどかしいって言うか。けれど自分なら行けないかなって。田舎で川に飛び込む度胸試しがあったんですけど、僕は行けない派でした(笑)。こんなの飛べても何も偉くない! みたいに思っていたんです。今となっては行けなかったことに後悔してて、あの時やってたらもっといい大人になってたんじゃないかと思います。

町山 でも、その時、行けてたらそのこと忘れてますよ。あの時自分を守ろうとしてしまった屈辱があるから、今度そういうことがあったら迷わず行くぞ!って。僕もそうですよ。子どもの頃闘えなかったことが原罪となって、「意地でも負けないぞ!」って心に誓う。『進撃の巨人』にはそういうヒリヒリした感じがある。みんな何の疑問もなく闘うんじゃなくて、本当は闘いたくない。無理やり闘志を起こして闘ってるじゃないですか。そのヒリヒリした感じが他の漫画にない良さですよ。

諫山 リア充じゃなくてよかった(笑)。

◎犬より意志の疎通ができない人間が怖い

町山 巨人の気持ち悪さは才能だと思いますよ。特に目の純粋無垢な感じ(笑)。

諫山 怖いモンスターを描こうとすると「怖いぞ!」っていう風に目が凶悪になったりしますよね。でもそれは怖い記号というか、わかりやすい怖さですよね。でもあどけなくすると何をやろうとしてるのかわからない。何を考えてるのかわからない。

町山 あれ、気持ち悪いよ! どうやって生まれたの?

諫山 巨人をどうやったら気持ち悪くなるのか、こうやったらいいんじゃないかっていうのがわかる気がして、そこにすがってたんです。僕の実体験からで、上京して池袋の深夜のネットカフェでバイトしてたんですけど、『池袋ウエストゲートパーク』みたいなチェケラッチョみたいな威勢のいい若い男性が酔っ払ってくるんですよ。「会員証ありますか?」って聞いてもまったく会話が通じなくて、コミュニケーションが取れない。そのときの恐怖っていうか、犬より意思の疎通がとれない人間のほうが怖いっていうのがありまして、その怖さですね。

町山 犬より意思の疎通ができない人間(笑)。『進撃の巨人』以外に描きたい漫画ってあります?

諫山 ロボットものですね。最近格闘技が好きになって、「これは一番高性能なロボットだな」って思ったんです。高校のとき考えてた話は、ロボットに脳みそだけが入れ替わって変身するみたいなサイボーグになるっていう話を考えたことがあります。

町山 生死を賭けた戦いじゃなくて、格闘技の試合で?

諫山 無理やり格闘技をせざる得ない状況に。そういう世界観ですね。

町山 『進撃の巨人』は人気がある限りは続けますよね?

諫山 いや、実はこうでした……っていうのを明かしたらすぐ終わるべきだと思いますね。

町山 ところで4巻の表紙はかっこいいですね。少年漫画らしい。でもこれまでの気持ち悪い表紙はあれでよく売れたよね(笑)。

諫山 そうですよね(笑)。でもそうすべきだと思いましたね。閉塞感みたいなのがあって、地震が起こるまではパンクロック気分で「ぶっ壊すんだ!」っていうのがあったんです。逆に町山さんに質問したいんですけど、神聖かまってちゃんってどう思います?

町山 好きですよ。YouTubeで聞いてます。「ロックンロールは鳴り止まないっ」とかテクニックじゃないよっていうところとかね。

諫山 神聖かまってちゃんのボーカルのの子は、実際精神に境界性人格障害があって、でもロックに出会って救われたんです。町山さんは神聖かまってちゃんから感じるものはありますか?

町山 原点回帰って周期的に出てくるんですよ。かつてロックの技術が高度化してフュージョンが出て来た時にパンクが出て来たように。技術が高度化するほどロックの本質から離れてしまうから、戻しをかけるんですね。

町山 ところで今彼女います?

諫山 いません。パソコンの画面から出てこないですね。

町山 好きなアイドルはいます? これって、漫画家の方に聞くと面白いんだよ。新井英樹さんに聞いたら「裕木奈江が好き」たしかに裕木奈江そっくりのキャラが作品に出てるんですよ。あと、花沢健吾さんは「蒼井優」とか。

諫山 最近見つけたのが『スーパーモーニング』のスポーツコーナーにちょろっと出るアナウンサーの唐橋ユミさんです。

町山 そんなピンポイント(笑)!

諫山 見たらきっと「あ」って思いますよ。この人が好きだってことは、こいつはボンクラだなって(笑)。

町山 好きな映画はありますか?

諫山 やっぱ最近だと『第九地区』とか。

町山 まさに『進撃の巨人』ですよね。主人公が怪物になっちゃう。

諫山 あと『クローバーフィールド』ですね。

町山 徹底的に蹂躙されるのが好きなんだ(笑)

諫山 怪物が出る前、自由の女神の頭が飛んできた後の雰囲気って言うんですかね、今回の震災でも感じたんですけど、道端のおっさんも、おばさんも、どこに行けば助かるかわからない、みんなここにいたら命が危険か安全かわからないっていう雰囲気が好きですね。それから『冷たい熱帯魚』も観ました。観終わった後でハァハァって息が……まさにジャパニーズ・ジョーカー(笑)。高橋ヨシキさんとか普段映画について書いてる人が映画を作るとすごいものが出来たってことは、町山さんが作ったらどうなるんだ? って思いました。

町山 僕は怖い映画は作れないですよ。怖がりだから。

諫山 町山さんは漫画家を目指してた頃は自分のタッチがなくて諦めたんですって?

町山 そうです。望月三起也が大好きで真似したりしてましたね。同人誌でアニパロばかり描いてました。

諫山 映画を観て「自分ならこうする」とか、ありますか?

町山 どんどん興味が変わっていきますね。歳取ってくるとアクションに興味なくなって、人間ドラマのほうに向いてくる。今一番興味あるのは夫婦を描いた映画。この年になってやっと男女の心の関係にやっと興味が出て来た。エレンがミカサの恋心に全然反応しないのは、どうしてですか? やはり恋愛経験の少なさのせいですか?

諫山 非常に希薄なことが透けて見えると思うんですが(笑)。それで救われたのが二瓶勉さんにお会いしたとき、「人間と石ころの違いがわからない」って言われたんですよ。「あぁ、俺は二瓶先生にはなれるかもしれない!」って希望でしたね。僕は人間らしさがすごい低い人間だと思うのでそのへんが不安だったんです。

町山 でも『進撃の巨人』では人間の痛みがよく描けてますよ。

諫山 嬉しいです。神様にそう言って貰えると(笑)。

町山 そんなんじゃねえよ!(笑)ともかく、『男組』はぜひ読んでいただきたい。あと、黒澤明の『七人の侍』は宿題だ!

2009-01-23 映画秘宝2008年ベストテン号が届いたよ

TomoMachi2009-01-23

映画秘宝のおともだち80人が選んだ2008年ベストテンとその成分


1 ダークナイト マンガ 基地外 大殺戮

2 アイアンマン マンガ 酒飲み女好き

3 ミスト 基地外 大殺戮 怪獣

4 ランボー最後の戦場 筋肉 大殺戮

5 イースタン・プロミス ヤクザ 大殺戮

6 エグザイル/絆 チャイルディッシュな男 ヤクザ 大殺戮

7 ホット・ファズ 俺たちスーパー・ポリスメン チャイルディッシュな男たち

8 クローバーフィールド 怪獣 大殺戮

9 ノーカントリー 基地外 大殺戮

10 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 基地外 大殺戮


というわけで、基地の外にいる人や怪獣やヤクザが大殺戮をする映画がみんな大好きなんですね。


あと、「死んで欲しい奴」グランプリで大畑晃一監督が「デスノートじゃあるまいし、ここで書いたって死ぬわけじゃないだろう」と書いてますが、一位に選ばれた人が本当に急死した事件があったんですよ。


中原昌也くんが最優秀音楽賞に選んだ『クローバーフィールド』のエンディング・テーマというのはこれです。『クローバーフィールド』には音楽はこれ一曲しかないのでサントラCDは出てないのだ(ちなみにクローバーフィールドというのは単に製作プロダクションがある通りの名前です)。

最初にノイズが入りますが、しばらく待つと伊福部昭の孫が書いたような曲が始まります。ボリューム最大で聴こう!

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2008-07-19 花くまゆうさくさんと「ホットファズ」トークショー

TomoMachi2008-07-19

渋谷シネマGAGAで花くまゆうさくさんと『ホット・ファズ』トークショー。

二回とも満員でした。花くまさん、お客さん、みなさんありがとうございます。


花くまさん製作・脚本・撮影・監督の映画『人間爆発』を見せてもらった。

ホット・ファズ』と同じく、行き場のない男の魂が文字通り爆発する傑作でした。


『人間爆発』は渋谷アップリンク・ファクトリーで8月11日〜8月24日、

ガンダーラ映画祭Bプロにて上映されます。

連日ゲストトークショウ予定あり

http://www.imagerings.jp/

2008-07-05 ホット・ファズ」初回は満席!

午前10時、ついに「ホット・ファズ」第一回上映!

劇場の前の行列をMuneさんが送ってくれたので掲載します。

f:id:TomoMachi:20080704181701j:imageなんと、女性もいるぞ!

f:id:TomoMachi:20080704181055j:image

今、報告がありました。

初回は満席!