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映画評論家町山智浩アメリカ日記


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映画秘宝連載中の「男の子映画道場」が単行本になりました。
「狼たちは天使の匂い 我が偏愛のアクション映画」です。


町山智浩の映画解説リストです。
現在約800本の映画が50音順に整理され、解説へのリンクが貼られています。
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2014-06-05 『プールサイド・デイズ』14歳の卒業

『プールサイド・デイズ』Way Way Backについて映画秘宝に書いた原稿の転載です。

f:id:TomoMachi:20141020021010j:image:w360:left

町山 あのさ、昔、那須にロイヤル・センターってレジャー施設があったのね。

――なんですか、いきなり。

町山 大きな温泉施設で、中に遊園地みたいのがあって、学生時代の夏休みに泊まり込みでバイトしてた。お客さんの似顔絵を描くんだけど。夜になるとそこで働く大人たちが飲みに連れてってくれるんだ。その時は大野剣友会の人たちがいてさ。

――ああ、『仮面ライダー』のスタントしてた。

町山 そうそう。その時は何か戦隊モノのショーやってて泊まり込んでた。いちばん年上の人は『仮面ライダー』の1号ライダーの最終回で仮面ライダー演ったって言ってた。トカゲロンの回。

――藤岡弘が出てこない回ですね。撮影中にバイクで事故ったから。

町山 そうそう。東映版『スパイダーマン』のスタントもしてたって。♪ビルの谷間の暗闇に〜。

――歌わなくていいですが、それがどうかしたんですか?

町山 で、似顔絵描いてたら、6歳くらいの女の子が来たんだ。お婆さんの顔をした。

――え?

町山 いわゆる早老症という、普通の何倍ものスピードで老化する病気なんだね。でも心は6歳の女の子なの。それをどうやって似顔絵に描いたらいいか、本当に悩んだ。人生で最も悩んだことの一つだね。

――パイ投げは?

町山 全然悩まなかった。即決。

――悩めよ!

町山 ホント「遊園地のバイト」って青春時代の大事な経験なんだよね。で、そういう映画もあるわけよ。

――『アドベンチャーランドにようこそ』がそうでしたね。

町山 あれは『スーパーバッド童貞ウォーズ』や『宇宙人ポール』の監督グレッグ・モットーラが童貞の頃に遊園地でバイトした経験を映画にしたんだけど、『ウェイ・ウェイ・バック』もそういう映画。ジョージ・クルーニー主演の『ファミリー・ツリー』でアカデミー脚色賞を受賞したジム・ラッシュの初監督作。ジム・ラッシュはオスカー受け取るときに、プレゼンターのアンジェリーナ・ジョリーの立ち方のマネしてた若ハゲの人。

――ああ、腰に手を当ててね。

町山 彼の14歳の頃の経験が基になってる。

――というと?

町山 主人公ダンカンは14歳の内気な少年。両親は離婚して母親(トニ・コレット)に引き取られた。母はやはり離婚したシングルファーザー(スティーヴ・カレル)と付き合っていて、夏休みに両方の家族が一緒に海辺のリゾートに行く。カレルは既に継父気取りで、ダンカンにこんなことを聞く。「君という人間は10点満点で何点だと思う?」ダンカンは謙虚に答える。「……6点くらい……?」するとカレルは言う。「違う。3点だ! おどおどして根性なしで!」

――ひどいなあ。それスティーヴ・カレルのキャラと違いますね。だって『40歳の童貞男』でしょ?

町山 それは実際にジム・ラッシュが14歳の時に母のボーイフレンドから言われたことなんだって。カレルはウジウジしてるダンカンにイライラしてる。で、リゾートに行く時もダンカンをワゴン車のいちばん後ろの後ろ向きについてる補助座席に乗せる。それがタイトルの「ウェイ・ウェイ・バック(ずっとずっと後ろ)」なんだ。

――後ろ向きの席って車酔いしそうですね。

町山 大人たちは子どものことなんか考えてないんだ。リゾートでハメを外して酒とマリファナとセックス三昧。カレルはリゾートで会ったエロくて若い人妻(アマンダ・ピート)と浮気してる。14歳のダンカンには何も面白くない。

――小さい頃は海に行くと楽しいけど、思春期は親と旅行しても気まずいだけですよね。

町山 話し相手は隣に住む小学生だけ。彼も斜視のせいで友達いないんだ。しかたなくゲーセンに行くと、どう見てもカタギじゃないおっさん(サム・ロックウェル)がパックマンやってる。それがデタラメなプレイなんでダンカンは思わず「パックマンにはパターンがあるよ」と口を出しちゃう。するとロックウェルは言い返す。「パターン通りに遊んで何が面白いんだ?」

――パックマンって古くないですか?

町山 ジム・ラッシュの中学生時代だからさ。ダンカンはREOスピードワゴンを歌うし、サム・ロクウェルはボニー・タイラーの「ヒーロー」の歌詞を引用するし。

で、ロックウェルは近所のウォーターパークの職員だった。

――ウォーターパークって?

町山 滑り台とかのあるプール施設のこと。ロックウェルは寂しそうなダンカンをバイトに雇ってくれる。ダンカンは遊園地で接客するうちに人に慣れて、自分の心の開き方を少しずつ知っていく。ジム・ラッシュによると、ロクウェルのキャラは彼が子供の頃に観た『ミートボール』(79年)のビル・マーレーへのオマージュなんだって。

――夏休みの子どもキャンプの指導員の役でしたっけ?

町山 子供よりダメな指導員でね、だからこそ落ちこぼれの問題児の気持ちがわかる。「立派な大人」の皮をかぶった偽善者よりも、さらけ出してるダメ大人のほうが子どもの教育にはいいんだよ。うん。

――一人で自己弁護的にうなずかないように!

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2013-07-21 映画秘宝まつり『ワールズ・エンド』プレミア公開

f:id:TomoMachi:20130521151615j:image:w640:leftしたまちコメディ映画祭「映画秘宝まつり」は今年も9月15日(日)に行われます。

開場17:00/開演17:30(予定)

開催場所:浅草公会堂 

http://www.shitacome.jp/2013/program/program_hiho.shtml

今回は、『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ/俺たちスーパー・ポリスマン』『宇宙人ポール』のサイモン・ペグ&ニック・フロストの最新作『ワールズ・エンド』のジャパン・プレミアになります。

監督はもちろんエドガー・ライト

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2013-01-20 『TEDテッド』の字幕に「くまモン」が出てくるわけ

f:id:TomoMachi:20130121111435j:image:w360:left

おかげさまで『TEDテッド』は大ヒットしました。ありがとうございます。

町山のトークショーについてのニュース↓

http://blog.eigafan.com/ted/

トークショーでは全部話しましたが、上のニュース記事は詳細を書いてないので、一応以下に文章化しておきます。

字幕について、日米の文化の差という敷居をなんとか下げられないかと思いました。

アン・リーを紹介するときに「目の大きな前田吟」と説明する感じです。

そこで、上のニュース記事の文中にあるように、以下の部分で原語の固有名詞を日本の人にわかるように変更しました。

たとえ英語が百パーセント聞き取れてもアメリカで生活していないと意味がわからない固有名詞が中心です。

変更する際はツィッターで「原語ではこう言ってるんだけど、日本人にはどういえばニュアンスが伝わると思いますか?」と公募したものから選びました。


「お前よりくまモンのほうがいい!」というセリフは原語では「お前よりテディ・ラクスピンが欲しかった」と言っています。

テディ・ラクスピンは80年代の懐かしおもちゃで、背中に入れたカセットテープの音声に合わせて口と目を動かします。

アニメにもなってました。テッドがライバル視しているわけです。

でも「テディ・ラクスピンが欲しかった!」じゃ日本の観客には何のことやら意味がわかりません。

これは最初、「お前より熊田曜子のほうがいい!」にしよう、と言って配給会社から「頼むから勘弁してください」と止められました。熊田曜子のほうがいいのに……。

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走る車のボンネットに乗ったテッドが「ガチャピンよりすごいだろ」と言うのは、原語では「『パトカー・アダム30』みたいだろ」と言っています。

『パトカー・アダム30 T.J.Hooker』は80年代初めのTVドラマで、日本でも放送されましたがそれほど有名ではありません。

オープニングタイトルにボンネットに乗るシーンがあります。

公募した答えには「千葉ちゃんよりすごいだろ」「西部警察よりすごいだろ」など古いものが多く、いかに最近の日本がアクションものを作ってないのかよくわかりました。

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マーク・ウォールバーグが甘やかされた子供を殴った後に「誰かが星一徹にならなきゃ」というのは原語では「誰かがジョーン・クロフォードにならなきゃ」と言っています。ジョーン・クロフォードは1940〜50年代に活躍した女優で、彼女が養子を虐待する様を描いた映画『愛と憎しみの伝説』がアメリカでカルト映画になったことで、クロフォードは幼児虐待の代名詞になりました。この映画は残念ながら日本では30年ほど前にテレビで放送しただけです。

「星一徹」も配給会社から「アメリカに星一徹いません!」と止められましたが、「ジョーン・クロフォードじゃ誰にもわからないでしょ」と押し切りました。どうもすみません。

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テッドが「俺をアルフと間違えてた。目がテンだったよ」というのは、原語では「俺をアルフと間違えてたよ。ユダヤ人だと思い込んでやがった」と言っています。アメリカでは、宇宙人アルフは皮肉ばかり言っているのでユダヤ人的だといわれることがあるのを踏まえています。

これは最初「俺をアルフと間違えてた。所ジョージじゃないっての」にしたい、と言って配給会社に「それだけはやめてくれ」と止められました。


「キラキラ☆ネーム」は原語ではWhite Trash Name(クズ白人、貧乏白人の名前)と言っています。白人に限らず貧乏なアメリカ人は、アンバーとかクリスタルとか、よく言えばキラキラした名前、悪く言うとストリッパーのような名前をつけることが多く、ベストセラー『ヤバい経済学』にも、キラキラした名前の女性ほど収入や教育が低いという統計が出ています。


就職の面接を受けるためにリクルート・スーツを着たテッドは原語で「まるで、親の葬式で泣いてる子供に与えられる熊のぬいぐるみみたいだ」と言いますが、これは伝わらないので、「七五三みたいだ」にしようとしましたが、配給会社から「アメリカに七五三ないですよ」と言われたので、「七五三みたいだ。アメリカなのに」と加えておきました。


「あなたのダンス、盆踊りみたいだったわよ」は原語では「あなたのダンス、パーキンソン氏病みたいだったわよ」でした。

イヤな上司は「ルー・ゲリック病で死んじまえ」と言われて、本当に「ルー・ゲリック病で」死ぬというオチがつきます。

これについては、アメリカでも難病を茶化すのはよくないと問題になりました。

苦しんでいる患者さんが多くいるのに、それをあえて揶揄してお客さんを不快な気持ちにさせる必要はないと考え、特定の病気でないアホらしい死因にすべきだと思いました。

そこで最初は「豆腐の角に頭をぶつけて死んだ」にしようとしました。豆腐はアメリカにもあるので。

でも、全編にオナラのネタがやたら多いのと、上司が屁をずっと我慢して溜め込む描写があるので「屁の爆発で死んだ」にしました。


逆に原語の意味が伝わりやすいように加筆したものもあります。

テッドがビール瓶をシュートするときに原語では「カリームみたいに!」と言ってますが、日本で知られている名で「ジャバールみたいに!」にしました。

原語でただ「ミン!」と叫んでいるシーンでも『フラッシュ・ゴードン』の悪役のことなので「ミン皇帝」にしました。

体が千切られたテッドが原語で「ビショップみたい」というのも、「『エイリアン2』のビショップみたい」としました。

ライアン・レイノルズがいきなりゲイの恋人役で登場するところも、わかりやすいように「グリーンランタンと」と入れました。

原語で「ゲイ同士の殴り合いクラブに入ったの?」と言ってるのも、それが揶揄している『ファイト・クラブ』の題名を入れました。 


スケベな上司が女子社員に原語では「チャニング・テイタムの人差し指の話してるの?」と言います。

あれは「薬指に対して人差し指が長い分、ペニスが大きい」という都市伝説があって、

「チャニング・テイタムのペニスのサイズについて話してるの?」とセクハラしているわけですが、

チャニング・テイタムが日本ではセクシー・スターとして認知されていないので、

「薬指より人差し指が長い男はペニスもデカいんだって?」と説明的な字幕にしました。


面接で「特技は?」と聞かれたテッドが「あんたのカミさんいかせること」「そんな口を利くやつは初めてだ」「熊ん子って呼ばれてるよ」という字幕にしたやりとりは、原語では、「特技は?」「あんたのカミさんのマンコ舐めること」「そんな口を利くやつは初めてだ」「みんな、あんたのカミさんのマンコで口がふさがってるからさ」でした。

熊ん子というのは国産バイブレーター第一号で、アイヌの男性型のディルドーにクリトリスやアナル刺激用の小熊がついています。

http://www.fuzoku.sh/teaches/0017/0004.html 

こんなもの、普通知るわけないって! どうもすいませんでした!


マーク・ウォールバーグがミラ・クニスに「俺がレイプされても自分の責任だ」と言うのは、メル・ギブソンが愛人に「お前はそんなエロい服装してると、レイプされても自分の責任だ」と言ったことをネタにしてます。


ちなみに既に僕が字幕監修した『キックアス』と『宇宙人ポール』『ブライズ・メイズ』では、このような固有名詞の日本化をしていません。

その必要がなかったからです。

『TEDテッド』のセス・マクファーレンは、アメリカのローカルなサブカルチャー・ネタを「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」と片っ端から言い捨てるのが作風のようです。

だから、これらのジョークが全部アメリカでウケたわけじゃなくて、アメリカの観客が笑ってたのは全ジョークのうち6割くらいでした。

2012-03-30 本日は『キラキラ』最終回です!

Dhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm17403965

『キラ★キラ』のスタッフがまとめてくれた、町山智浩が3年間で紹介してきた映画や話題一覧です。

本日は最終回なので、リスナーの皆さんのメールを読ませていただこうと思います。

以下のリストについての思い出や感想など、キラキラあてにメールお寄せください。

kirakira@tbs.co.jp

2009年

4月3日  「Maxed Out」→カード地獄を描いたドキュメンタリー映画。

4月10日 「Flash Of Genius」→知的財産権裁判をめぐる映画

4月17日 「40男のバージンロード」→男の友情映画

4月24日 「ボラッド」→全裸コメディ映画

5月1日  『ブッシュ』→オリバーストーン監督の映画

5月8日  日本とは違うアメリカに潜む危険について。

5月15日 「バークレー」から生まれた、バンド「GREEN DAY」を紹介。

5月22日 『シュガー』→野球植民地・ドミニカの真実を描いた映画。

5月29日 「ザカリーに捧ぐ」→ザカリーの悲しき運命を追った実話映画。

6月5日  「カールじいさんと空飛ぶ家」→ピクサー映画

6月12日  アメリカで人気のラジオ局を紹介!

6月19日 GM破綻後のデトロイトを町山さんがアポなし取材!

6月26日 マイケル・ジャクソン氏の死去

7月3日  マイケル・ジャクソン氏の死去続報!

7月10日 『ソラヤ・Mへの投石』→イランの国内事情を描いた、社会派の映画

7月17日 「ブルーノ」→サシャ・バロン・コーエン主演

7月24日 「フード・インク」→アメリカの食品工場の実態を暴いたドキュメント

7月31日 「ハート・ロッカー」→アカデミー賞

8月7日 「THE YES MEN」→お笑いテロリストを追ったドキュメンタリー

8月14日 『The Cove』→イルカ漁をテーマとした、ドキュメンタリー映画

8月21日 『イングロリアス・バスターズ』→クエンティン・タランティーノ監督

8月28日 「500日のサマー」→草食系妄想男子の500日を描いた映画

9月4日 「ハングオーバー」→二日酔いで起きてみたらヘンなことが・・コメディ映画

9月11日 「アフガン・スター」→イギリス映画

9月18日 『資本主義というラブストーリー』→マイケルムーア監督の最新作

9月25日 『アダム』→アスペルガー症候群を持つ若者が主人公の映画

10月2日 「ノー・インパクト・ライフ」→環境に一切悪影響を与えない生活を

                  1年間実践するという、ドキュメンタリー映画。

10月9日 『インベンション・オブ・ライイング』→アメリカ製コメディ映画の魅力

10月16日 「パラノーマルアクティビティ」→アメリカで話題のホラー映画

10月23日 「ANVIL〜夢を諦めきれない男たち」→友情と笑いと涙のドキュメント

10月30日 「「白人至上主義者」の組織、『KKK』にカメラ片手に突撃取材!

11月6日 『エデュケイション』→勉強ばかりしていた女の子が大人の男と恋に落ち・・

11月13日 「ヤギを見つめる男たち」→主演ジョージ・クルーニー

11月20日 「インフォーマント!」→マットデイモン主演

11月27日 ニコラス・ケイジ」氏の破産問題

12月4日 「プレシャス」→アカデミー賞を取った黒人映画

12月11日 タイガー・ウッズの「愛人問題」

12月18日 『マイレージ マイライフ』→ジョージ・クルーニー主演

12月25日 「2009年ベスト10」→1位は「愛のむきだし」

2010年

1月8日  「プリンセスと魔法のキッス」→ディズニー映画

1月15日 「インビクタス」→イーストウッド監督作品

1月22日 ゴールデングローブ賞のレッドカーペット取材の模様

1月29日 「ボーイズ・オン・ザ・ラン」→花沢健吾先生の原作の映画

2月5日  「ラジー賞」について解説を交えて紹介

2月12日 「アバター」→ジェームスキャメロン監督作品

2月19日 「グッド・ヘア〜Good hair」→エクステ事情も交えて紹介

2月26日 バンクーバーオリンピックを現地取材!

3月5日  アカデミー賞直前!最新事情について

3月12日 「アンダー・カバー・ボス」→アメリカのテレビドラマ

3月19日 『Faces of America』→テレビ特番、

                        アメリカの国勢調査について

3月26日 「ランナウェイズ」元祖ガールズロックバンドの自叙伝を映画化

4月2日  アメリカで成立した『医療保険改革法』について

4月9日  『アウトレイジ』→北野武監督の最新作

4月16日 アトランタから、アメリカ南部の歴史について

4月23日 「キックアス」→したまちコメディ映画祭で公開!

4月30日 「サウスパーク」アメリカのアニメ

5月7日  「Exit Through The Gift Shop」バンクシーの映画。

5月14日 FOXニュースVSジョンスチュワート!

5月21日 「アウトレイジ」→ゲイ議員を暴き出すという映画

5月28日 「マチェーテ」アリゾナ州で多発するメキシコ人の不法移入についても

6月4日  『セックス&ドラッグ&ロックンロール』イアン・デューリーの伝記映画。

6月11日 「ザ・コーブ」問題について

6月18日 「メキシコ湾で起きている、原油流出事件」について

6月25日 「ウィンターズ・ボーン」→ヒルビリーを描いた映画

7月2日  「Get Him to the Greek」→「寝取られ男はロックスター」ブロマンス

7月9日  「レストレポ」→アフガンに派遣された兵士に密着した映画

7月14日 「グリー」アメリカのテレビドラマ。韓国から電話で出演。

7月23日 スペシャルゲスト 日本の妖怪や忍者を紹介しているマットアルトさん

7月30日 『トイ・ストーリー3』と、『インセプション』の2本を、ご紹介

8月6日  「ザ・キッズ・アー・オーライト」→レズビアンカップルの映画

8月10日 サイト「ウィキリークス」について

8月20日 「スコット・ピルグリムVSザ・ワールド」日本のオタク文化を映画に

8月27日 「レバノン」→レバノン戦争に赴いた若者を描いた作品

9月3日  「エクスペンダブルズ」シルヴェスター・スタローン監督・脚本・主演映画

9月10日 「キャットフィッシュ」→ラブストーリーかとおもいきや・・・

9月17日 中間選挙の予備選挙 ティーパーティーについても

9月24日 「フリーコノミクス」→やばい経済学の映画化

10月1日 『アイム・スティル・ヒア』→ホアキン・フェニックス氏を追いかけた

                              ドキュメンタリー映画

10月8日 「ノーウェア・ボーイ」→ジョンレノンを描いた映画

10月15日 「オーガズムインク」→製薬会社の裏側を暴くドキュメント

10月22日 「ソーシャル・ネットワーク」→デヴィッド・フィンチャー監督作

10月29日 「ウォール・ストリート」&「インサイドジョブ」

11月5日  「イージーA」→「小悪魔はなぜモテる?!」

11月12日 「ジョーン・リヴァース:ア・ピース・オブ・ワーク」→ドキュメント

11月19日 『127時間』→奇跡の6日間の映画化

11月26日 『フェア・ゲーム』→CIA女スパイの実態についての映画

12月3日 『クライアント9 エリオット・スピッツァーの興亡』

12月10日 「ブラック・スワン」→ナタリー・ポートマン主演

12月17日 「The fighter」→兄と一緒にボクシングの頂点に

12月24日 「クリスマス映画」→「素晴らしき哉、人生」などオススメを5本紹介

12月31日 今年のゴールデン・グローブ賞がひどすぎる

2011年

1月7日 『英国王のスピーチ』→吃音を抱えたジョージ6世のお話。

1月14日 『プロディガル・サンズ』→予想外のドキュメンタリー

1月21日 『ブルー・バレンタイン』→豪さんも乱入しての映画紹介

1月28日 『ドッグトゥース』→ホームドラマだけどなんかおかしな家族を描いた

2月4日 『カンパニーメン』→金融崩壊後の"会社人間たち"に姿を描いた社会派作品

2月11日 『モールス』→ヒット・ガールことクロエ・グレース・モレッツも出演

2月18日 『シリアス・マン』→コーエン兄弟監督作品

2月25日 『シダー・ラピッズCeder Rapids』→心の童貞映画!

3月4日 チャーリー・シーン大乱心

3月11日 東日本大震災の為、放送休止

3月18日 『K−19ウィドーメイカ―』→震災の後今こそ見て欲しい映画

3月25日 拙著「トラウマ映画館」について

4月1日 アメリカ、福音派キリスト教取材ツアー

4月7日 新宿で町山さんが行った、お花見について

4月15日 『ランゴ』→ジョニーデップが声と動きを付けたアニメーション

4月22日 『ミッション:8ミニッツ』→デビットボウイの息子ダンカン・ジョーンズ

4月29日 『POMワンダフル・プレゼンツ・

       ザ・グレーテスト・ムービー・エヴァー・ソールド』→ドキュメンタリー

5月6日  『未来を生きる君たちへ』→復讐に連鎖と赦しを描いた作品。

5月13日 『ミークズ・カット・オフ』→西部開拓時代に起きた事件を題材にした映画

5月20日 『Bridesmaids ブライズ・メイズ』→花嫁のドタバタを描いたコメディ

5月27日 シュワルツネッガー隠し子騒動について

6月3日  『灼熱の魂』→舞台を映画化した作品

6月10日 『アザーガイズ/俺たち踊るスーパー刑事』→アクションコメディ

6月17日 『SUPER8スーパー・エイト』→J.J.エイブラムス作品

6月24日 『ミッドナイト・イン・パリ』→ウディ・アレン監督作品

7月1日  町山さんが推薦文を書いた、面影ラッキーホールについて

7月8日  ケイシー・アンソニー裁判について

7月15日 『モンスター上司』→ドタバタコメディ映画

7月22日 ルパート・マードックのニューズ・オブ・ザ・ワールド盗聴事件について

7月29日 『プロジェクト・ニム』→チンパンジーはどこまで人間に近づけるのか?

                    という実験の顛末を追ったドキュメンタリー

8月5日  『明日を継ぐために』→メキシコの世界が見えてくる映画

8月12日 『宇宙人ポール』→したまちコメディ映画祭で公開!

8月19日 『ヘルプ 心をつなぐストーリー』→アカデミー賞争いでも注目された

8月26日  LAサウスセントラルのギャング取材

9月2日  『監督失格』→平野勝之監督の喪失感と再生を描いたドキュメンタリー

9月9日  『Our Idiot Brother 私たちのバカ兄貴』→ドタバタコメディ

9月16日 『アタック・ザ・ブロック』→ギャングたちがエイリアンと戦うSF映画

9月23日 『コンテイジョン』→伝染病パニック映画

9月29日 『マネーボール』

10月7日  ウォール街反格差座り込み現地ルポ

10月14日 『電人ザボーガー』→特撮番組のリメイク作品

10月21日 スティーヴ・ジョブズの暗部に挑む2人

10月28日 シビル16人格のウソ

11月4日 『50/50フィフティ・フィフティ』→ガンを笑い飛ばすコメディ映画

11月11日 「マージン・コール」→金融崩壊前夜を描いた映画

11月18日 週刊アスキーの新連載「町山智浩の本当はこんな歌」について

11月25日 「ジェイ・エドガー」→FBI創設者、ジェイエドガーを描いた作品

12月2日 「ザ・ディセンダンツ」→ジョージ・クルーニー主演

12月9日 「3月15日」→ジョージ・クルーニーが監督した政治サスペンス映画

12月16日 「アーティスト」→サイレント映画

12月23日 「ヤング≒アダルト」→シャーリーズ・セロンが体当たり演技

12月30日 2011年に亡くなった方々について

2012年

1月6日  「ア・デンジャラス・メソッド」→ユングとフロイトに影響を与えた女性

1月13日 「戦火の馬」→スピルバーグ最新作

1月20日 「ドラゴンタトゥーの女」→デヴィッド・フィンチャー監督にインタビュー!

1月27日 「パラダイスロスト3 / 煉獄」→猟奇殺人事件を追うドキュメンタリー

2月3日  「マリリン 7日間の恋」→先日無くなった川勝正幸さんについても

2月10日 「カーネーション」→NHKの連ドラの魅力について

2月17日 「別離」→イランの映画

2月24日 2011年度のアカデミー賞大予想!

3月2日  『クロニクル』→「AKIRA」などに影響を受けたSF映画

3月9日  「ソハの地下水道」→ナチス占領下のポーランドで起きた実話

3月16日 「ベルフラワー」→エヴァン・クローデル監督作品

3月23日 「ドライヴ」→アメリカでカルト的人気の映画

2011-12-17 町山智浩が選んだ2011年映画ベスト10です

オイラは映画に点数つけるのは大嫌いなので、この順位はあんまり気にしないでください。

あと、アメリカでは2010年に公開されて、日本では2011年公開の映画は、2010年のベストテンのほうに入ってます。

それに、この後も「デンジャラス・メソッド」とかいろいろ観るので、これは12月17日までに観た映画で好きな順に10本並べただけです。

それに、当たり前ですが、出来の善し悪しは関係なく、あくまで個人的好みで決めてます。だから、たとえば『未知との遭遇』や『ET』に何の思い入れもない人は『宇宙人ポール』に泣けないわけで…。

 コメディに偏ってるのも、あくまで好みです。

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第1位 「宇宙人ポール(12月日本公開)

 スピルバーグの映画で育ち、アメリカ映画に憧れ、オッサンになってからアメリカに渡って、映画とは違う本当のアメリカにびっくりする、という主人公たちは、オイラ自身です! ベストワン以外に考えられません。「ギャラクシー・クエスト」に泣いた人は必見です。「なぜ、宇宙人の名前がポールなのか?」みたいなことは映画秘宝 2011年 12月号 [雑誌]で5Pにわたってたっぷり論じたのでアマゾンなどで購入してお読みください。

日本では本日から東京で先行公開されますが、町山は劇場用パンフレットにも解説を書いてます。

 キラキラでの解説 

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第2位 「ブルー・バレンタイン」

 この映画のダメ夫も十年前のオイラだ!

「ブルーバレンタイン」の技術的な凄さについては劇場用パンフで論じていますのでご参照ください。主人公が朝、目覚める瞬間を撮るために、本当に俳優を眠らせて、スタッフはその周りで彼が起きるまで待機したという話には驚きました。

「ブルーバレンタイン」をめぐる討論会 http://b-valentine.com/report.html

 キラキラでの解説 

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第3位 「ミッション 8ミニッツ」

 これも劇場用パンフでラストの「アレ?」な部分まで詳しく解説しました。ぜひ、お読みください。

 キラキラでの解説 

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第4位 「猿の惑星・創世記」&「プロジェクト・ニム」(日本未公開)

 この2本はぜひ、一緒に観て欲しいです。人間の薬のためにチンパンジーを生体実験しているのは今も続いている現実です。

 キラキラでの解説 

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第5位 「アタック・ザ・ブロック」(日本未公開)

 ロンドン暴動の前に、あの暴動の主役になったフードつきのパーカーを着た貧困層の子どもギャングたちがどれほど荒廃しているかをリアルに描きながら、それを異星からの怪獣たちとの血みどろ戦争につなげて、最後は英雄誕生の神話的な感動へ。三つのチャレンジに大成功!

キラキラでの解説 

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第6位 「ミッドナイト・イン・パリス(真夜中のパリ)」(日本未公開)

 ウディ・アレンがオーウェン・ウィルソンの肉体を借りて完全復活!ジャック・フィニイ風のタイムトラベルものです。

 キラキラでの解説 

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第7位 「ブライズメイズ」(日本未公開)

 男に捨てられ、職も失った30代女性が、親友の結婚式に呼ばれ、ブライズメイド(花嫁の介添人)として結婚式を盛り上げようとして大失敗というコメディ。「宇宙人ポール」でキリスト教原理主義の女の子を演じたSNLメンバー、クリスティン・ウィグが脚本主演で、下ネタ満載だけど感動!

 キラキラでの解説 

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第8位 「シダー・ラピッズ」(日本未公開)

 「ハングオーバー」で真面目な歯医者を演じたエド・ヘルムズが今回も田舎町の真面目な保険外交員を演じます。キャプラの名作「スミス都へ行く」の保険業者版です。

 キラキラでの解説 

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第9位 「ランゴ」

 サム・ペキンパーやイーストウッドの西部劇が好きなら全編号泣。監督がインタビューで、オマージュ捧げた映画として「砂漠の流れ者(ケイブル・ホーグのバラード)」を挙げた時は「そうそう!」と思ったよ。このポスターなんてアーネスト・ボーグナインだし。

キラキラでの解説

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第10位 「ドライブ」(日本未公開)

 これは本当にヘンテコでヘンテコで、頭に引っ掛かる映画。「金返せ」と劇場を訴えた観客もいたけど、その気持ちもわからなくもない。でも、忘れられないほうが勝ち。

 これは映画秘宝には原稿書いたけど、音声では解説してないので、特電でやろうかな。

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他に良かった映画

他に良かったのは、「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」「スーパー!」「ザ・ヘルプ 心をつなぐストーリー」「ザ・ディセンダンツ」「ジ・アーティスト」「スーパーエイト」「マージン・コール」「J・エドガー」「戦火の馬」「ヒューゴの不思議な発明」「スーパー・チュースデー」……。どれもオススメです。

2011-10-30 2011年「キラ★キラ」町山智浩の映画紹介ポッドキャスト一覧です

2011年にTBSラジオ「キラ★キラ」で町山智浩が映画を紹介したポッドキャストの一覧です。

いくつか機能しないポッドキャストがありますが、それはTBSに連絡して、修理してもらってください。

2010年12月31日 ゴールデン・グローブ賞について

2011年1月7日 『英国王のスピーチ』

1月14日 『プロディガル・サンズ』

1月21日 『ブルー・バレンタイン』

1月28日 『ドッグトゥース』

2月4日 『カンパニーメン』

2月11日 『モールス』

2月18日 『シリアス・マン』

2月25日 『シダー・ラピッズCeder Rapids』

3月4日 チャーリー・シーン大乱心

3月18日 『K−19ウィドーメイカ―』

3月25日 拙著「トラウマ映画館」について

4月1日 アメリカ、福音派キリスト教取材ツアー

4月7日 お花見について

4月15日 『ランゴ』

4月22日 『ミッション:8ミニッツ』

4月29日 『POMワンダフル・プレゼンツ・ザ・グレーテスト・ムービー・エヴァー・ソールド』

5月6日 『未来を生きる君たちへ』

5月13日 『ミークズ・カット・オフ』

5月20日 『Bridesmaids ブライズ・メイズ』

5月27日 シュワルツネッガー隠し子騒動について

6月3日 『灼熱の魂』

6月10日 『アザーガイズ/俺たち踊るスーパー刑事』

6月17日 『SUPER8スーパー・エイト』

6月24日 『ミッドナイト・イン・パリ』

7月1日 面影ラッキーホールについて

7月8日 ケイシー・アンソニー裁判について

7月15日 『モンスター上司』

7月22日 ルパート・マードックのニューズ・オブ・ザ・ワールド盗聴事件について

7月29日 『プロジェクト・ニム』

8月5日 『明日を継ぐために』A Better Life

8月12日 『宇宙人ポール』

8月19日 『ヘルプ 心をつなぐストーリー』

8月26日 LAサウスセントラルのギャング取材

9月2日 『監督失格』

9月9日 『Our Idiot Brother 私たちのバカ兄貴』

9月16日 『アタック・ザ・ブロック』

9月23日 『コンテイジョン』

9月29日 『マネーボール』

10月7日 ウォール街反格差座り込み現地ルポ

10月14日 『電人ザボーガー』

10月21日 スティーヴ・ジョブズの暗部に挑む2人

10月28日 シビル16人格のウソ

11月4日 『50/50フィフティ・フィフティ』

2011-10-21 映画秘宝で「宇宙人ポール」大予習!

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本日発売の映画秘宝は『宇宙人ポール』が表紙です!

オイラはまず『宇宙人ポール』について徹底的に解説しています。

スピルバーグとの関係、エリア51のこと、キリスト教原理主義のこと、ポールという名前のこと……。

したまちコメディ映画祭でも話した、実際にエリア51に行った時の話もしています。

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映画秘宝 2011年 12月号 [雑誌]

映画秘宝 2011年 12月号 [雑誌]

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連載USAレポートでは、ライアン・ゴズリング主演の『ドライブ』について。

強盗たちを逃がす逃走車の運転手を主人公にした、ウォルター・ヒルの『ザ・ドライバー』を原点にした映画ですが、監督がギャスパー・ノエの影響を受けたので、「ひえー」な展開になっていきます。

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連載オトコノコ映画館では「男の出発」。

1866年、テキサスの野生の牛たちを北にある列車の駅まで運ぶキャトル・ドライブが始まった。

牛の群れを連れて、無法の荒野インディアン居留区(現在のオクラホマ)を縦断したのがカウボーイだ。

「男の出発」はカウボーイに憧れた16歳の少年が体験するすさまじい現実とカウボーイたちの男気を描く。

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男の出発 [DVD]

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