1月3日、3日め(フルサービスの日)
この日も長い1日だったので、前半と後半ぐらいに分けて記録したいと思います。
朝5時過ぎに目が覚めてしまったので、早朝のオーロラの可能性もあるかも?と散歩に出ました。オーロラは出ていなかったけど、星がきれい。
雪ではないと思うのですが、空気中の水分が凍るのか、ダイアモンドダストみたいなのがキラキラしてました。
7時半ぐらい。まだ夜としか思えない暗さ。
8時半。朝御飯を食べに母屋へ。この日は昨夜もお会いした日本人ファミリーと、陽気な冬のヘムレンさんみたいなイタリア人イケメンがいました。
初のファームの朝御飯。冷たいミルクとジュースは机の上に置いてあって、コーヒーか紅茶か聞いてくれます。
カップ&ソーサーはアラビア。ピッチャーはパラティッシ。コーヒースプーンが入っているのはPentik(ペンティック)ですね。
この日はビュッフェ台の写真を撮っていませんが、朝のメニューはとてもシンプル。何種類かのパン、トマト、キュウリ、ハム、チーズ、ゆで卵。シリアルと、日によってプーロ(お粥)もありました。季節柄、野菜不足は少し気になりましたが、市販のサンドイッチのようなものとは違って変な味付けがないので(むしろ野菜には塩ぐらいしか味をつけるものがありません。ホテルでもあまり味の強くないビネガーとオリーブオイルと塩胡椒ぐらいしかないので、ドレッシングを持参するのも手です。今回、和風の粉末タイプのドレッシングを重宝しました)、メニューがそんなに変わらなくても飽きません。あと、欲張って食べすぎる心配もなくて、ちょうどよかったです。
酢漬ニシンも!
この日は気づかなかったのですが、ヨーグルトとフルーツスープ?もありました。ドリンクヨーグルトとして飲むには濃いような、通常のヨーグルトよりはさらっとしているような。
9時半。食べている1時間のあいだにかなり明るくなりました。
誰かが作ったムーミンのようにも見える雪だるま。
最初のイベントは10時半、スノーモービルで森へ。この日は日本人5人、韓国の女の子、イタリアのヘムレンさんの7人。集合してから「多すぎるね〜」ということになり、なぜかヘムレンさんだけ「またあとで!」と取り残されることに。あとから連れていってもらったみたいなので、なぜ3人と4人に分けなかったのか謎〜。
あ、ヤンネさんの後ろに1人、荷台(?)に2列4人、荷台の後ろに1人が立つ、という編成だったので、第二陣は荷台をつけずにスノーモービルだけで行くほうが効率よかったのかもしれません。
途中、何カ所かで止まって、「ここは川だよ」とか「3種類の高さの木があるよ」とか説明してくれて(英語で)、そのたびにポジションチェンジ。全員が違う席からの景色を楽しめるように配慮してくれました。
雪をかぶった木々のあいだを走り抜けていくのが、とてもきれいで楽しかった!
ファームの周りとはまた少し違う風景を見ることができてラッキーでした。
約1時間弱。「風が冷たいから暖かい格好をしてきて」と言われ、フェイスガードにスキー用手袋としっかり防寒をしていたので、そんなには辛くはありませんでしたが、あまり長時間はキツそうです。
いったん部屋に戻って一息。次は30分後にキャンプファイヤーでパンケーキ!です。この間、30分ぐらいしかなかったってことはイタリア人ヘムレンさんのスノーモービルツアーはショートカットだったのか、それとも高速でぶっとばしていったのか……。
ファイヤープレイスのあるコタ。
火をつけるところからなので、寒いです。
天井には煙を逃がす穴が。
あっという間に火が大きくなってきました。
パンケーキの種はあらかじめ準備されていて、ボトルに入っています。
ひとりずつ柄の長いフライパンを渡され、パンケーキ焼きを体験。けっこう重い!
油をたっぷりしいているので、表面はカリカリサクサク、生地はちょっともっちり。焦げ目が香ばしくて、すごくおいしい! 森で摘んだという自家製ブルーベリージャム、お砂糖などをつけていただきます。ヘムレンさんは砂糖をスパイスか何かと勘違いしたらしく、大量にかけすぎて「甘すぎる」と泣いていました。
マイククサを持ち込むフィンランドかぶれなわたしたち(笑)。ここはやかんコーヒーでしょ!?と思いましたが、実際はポットに入った紅茶でした。
ついでに持参したマッカラも焼かせてもらいました。賞味期限切れが近かったので、みなさんにもおすそわけ。トナカイ肉入りでしっかりした食べ応えのマッカラでした。途中、おじいちゃん(ヤンネさんのお父さん)がのぞきにきて、「マーッカラ! マーッカラ!」と言いながら、薪を足してくれました。
13時半ぐらいにキャンプファイヤー終了。「15時のサウナまで解散!」と言われたので、スノーシューやクロスカントリースキーを試してみました。(続く)