付き添い

母の付き添いで、整形外科へ行く。
私自身膝の調子は決してよくはないが、母ほどひどくはないからね。
バスに乗って、整形外科へ。
普段は付き添いなどしないのだが、母の膝の症状のことで医師から説明があるのと、膝の装具が出来上がったということで、それを合わせてみるのに一緒に見ていたほうがいいだろう、ということで。
でも、見ていると杖の付き方が適当な母(苦笑)。
杖って、痛いのとは逆のいいほうの足の側につくんだって。痛いほうの足に側について、ガードレールを手すり代わりにつかまり歩きしてるんじゃ、意味ないって。
とにかく病院について、母が診察を受けているとき、看護師さんに声を掛けられ、診察室へ。
医師の説明だと、突発性の膝関節壊死だそうだ。
急に悪くなったので、医師のほうでも驚いたらしい。
装具をつけて様子を見て、それでもまだ悪くなるようだったら手術を選択肢に入れることになる、という説明を受けた。
診察後、専門家の手で装具の調整と装着が行われた。
つけ方の手順は、母一人でできるようになってもらわないと困るので、とにかく見守る。
そして、つえをつく姿を見て専門家の方は「杖が長い」と言い出した。
「杖が長いから、杖をつく腕が疲れるのだ」とのこと。母自身、腕が疲れる自覚はあったらしい。
帰宅したら切るように、ということで、切る長さの目安の印をつけてもらい、会計を済ませて帰宅。
帰宅後、亡くなった父親が使っていた古いのこぎりを引っ張り出して、印のあたりで切る。
……こういうのって、まず間違いなく私がやることになる。
弟がいてもな。
改めて長さを調節した杖を、母についてもらう。
玄関から出ない状態だが、以前よりいいらしい。
さて、装具で歩いて、膝の関節の辺りに筋肉がつけば、筋肉によって膝が支えられるから、さらに歩けるようになるはずだ。
それで、手術をしないで済ませられれば、それに越したことはないからね。