今年最初のプレミアリーグはマンCのゲームから観た。相手は14位サンダーランド。年末の厳しい日程の中で行われる元旦のゲーム。マンCはアグエロとジェコがケガで欠場。代わりにダビド・シルバが帰ってきたが、CFはヨベティッチが先発した。
2分、CFヨベティッチがOHダビド・シルバとのパス交換からシュート。その後もマンCが圧倒的に攻めていく。サンダーランドは自陣深く引いて守備を固める。攻撃はMFラーションのセットプレーのみ。ウィッカムを一人前線に残し、9人でゴール前を守る。
20分、右SHナバスのクロスのこぼれをCHヤヤ・トゥーレがシュート。DFのブロックをOHシルバがシュート。31分、OHダビド・シルバのミドルシュートにGKパンティリモンがナイスセーブ。こぼれ球を左SBクリシーが狙う。37分、CHヤヤ・トゥーレのミドルシュートはGKパンティリモンが正面でキャッチ。40分、サンダーランド唯一の攻め手、MFラーションのFKが壁を通り抜ける。が、GKカバジェロがファインセーブ。前半はマンCが圧倒的に攻めたが、堅いサンダーランドの守備を崩せず、スコアレスで終わった。
後半になってもマンCが一方的に攻める展開は変わらない。1分、OHシルバが右に流し、右SHナバスのクロスをCFヨベティッチが落としてナバスがシュート。しかし枠を外す。そして12分、左SBクリシーのクロスをCFヨベティッチが落とすと、CHヤヤ・トゥーレが強烈なミドルシュート。これが決まり、ようやくマンCが先制点を挙げる。
反撃せざるを得ないサンダーランドは13分、MFジャッケリーニを投入する。18分にはCHフェルナンジーニョのスルーパスにOHシルバが抜け出しシュート。しかしGKパンティリモンがキャッチ。そして21分、CFヨベティッチが左に流すと、左SBクリシーのクロスにヨベティッチが走り込む。シュート。きれいな攻撃でマンCが追加点を挙げた。
しかしサンダーランドが20分、右SHアルバレスを投入すると、ここからゲームが動き出す。23分、MFラーションのスルーパスにMFジャッケリーニが抜け出してシュート。GKカバジェロがナイスセーブ。しかし直後のCKをラーションが蹴ると、CHロドウェルがヘディングシュート。これが決まり、サンダーランドが1点を返す。マンCも24分、右SBサバレタの縦パスをCFヨベティッチが落とし、右SHナバスがシュート。ポストにはね返される。ここでマンCはCFヨベティッチに代えてランパードを投入する。ゲームを落ち着かせようという意図か。しかし、ゲームは予期せぬ方向に動く。
26分、右SHアルバレスが右サイドを仕掛けて突破すると、クロスのこぼれに左SBジョーンズが走り込む。これを右SBサバレタが足をかけて倒してしまう。PK。アダム・ジョンソンがきっちり決めて、ついにサンダーランドが同点に追いついた。
ところが28分、今度は左SBクリシーのクロスにCFランパードがヘディングシュート。これが決まり、またマンCが突き放す。さすがランパード。ランパードは30分にもナスリからのパスを受けてミドルシュート。GKパンティリモンがファインセーブ。31分にはCHヤヤ・トゥーレがドリブルでDFを二人かわし、GKと一対一。しかしシュートはGKパンティリモンがナイスセーブ。
35分、OHシルバが右に流し、右SBサバレタのクロスにCFランパードがシュート。GKパンティリモンがナイスセーブ。37分、OHシルバのスルーパスに右SHナバスがシュート。これもGKパンティリモンがファインセーブ。サンダーランドが攻撃的選手を投入して空いた中盤をマンCが自由に使い攻めていく。40分には左SHナスリに代えてコラロフを投入。41分、CBからの縦パスをCHフェルナンジーニョがカットして、ドリブルから左に流し、OHシルバのクロスにフェルナンジーニョがシュート。またもGKパンティリモンがファインセーブを見せた。
45分、OHシルバに代えてミルナーを投入。すると直後には右SHナバスのパスを受けて、OHミルナーがシュート。さらにアディショナルタイムにもOHミルナーが左SHコラロフのクロスからミドルシュートを放つ。結局、後半28分、マンCが突き放した後はマンCが自由に攻撃を操って圧倒する。3-2。点差は辛勝ながら、内容的には圧倒してマンCが2015年初勝利を挙げた。しかもついに首位チェルシーに追いついた。
今シーズンのプレミアリーグはチェルシーが独走かと思っていたが、正月早々、マンCが追いつくとは思ってもいなかった。今年もプレミアリーグが面白い。次はチェルシーが大敗したゲームを観てみよう。