国立循環器病センターICUの医師5人が全員退職

Toshikun2007-03-01

 大阪の国立循環器病センターは日本のナショナルセンターです。これまでにも何度か患者さんを紹介したり、大学時代には患者さんを紹介していただいたこともあります。これまで医師不足といえば、我が島根のような僻地の話でしたが、心臓移植手術など高度な治療を行っているまさに日本の中心で医師の退職が始まったのです。「医療への影響はない」と言いきる事務方にはあきれてものが言えません。これは「この5人は無駄な人間でした」と言っているようなものでしょう。医局で新聞読むのが仕事の窓際族はともかく、心身ともに疲れ果てるような医師が「いなくても仕事に支障はない」医者の筈がないのです。
 そして何が悲しいといって、NHKの9時からのニュースにこのことが取り上げられないこと。宝塚の卒業式より、女子ゴルフのインタビューより、大リーグの松坂より、はるかに重大な事件だと僕は思うのですが・・・。