マイケルの歳を思う


晴れのち、曇り。
七時に起きて、九キロをジョグ。冷気に顔面が強ばる。梅の花が鮮やかな色香を放っている。
筋トレを二〇分ほど。
NHKの将棋と囲碁トーナメント、大阪の国際女子マラソンなどをうつらうつらしながら観る。井川名人が剛胆の王立誠九段を若干二十歳とは思えない手練手管を飄々と繰り出して中押し勝ちする。間合いと全体の流れを読む力は並々ならぬものがある。ちょっと勝負にならないと途中から末恐ろしくなる。
女房は昼にバイクを漕いで市民会館へ。舞台の稽古も大詰めになりつつあるらしい。
バッハのハ調のソナタ、二番と三番をなぞる。リズムが取りにくい三番はメロディーラインがブランデンブルグの中でも一、二の美しさではないかと思う。それはバッハには珍しいことだが耽美的ですらある。たどたどしくも、やっと通しで吹けるようになる。リズムを正確に刻めれば、メロディーは輝き始めるだろうに。
ウクレレも爪弾く。
This is itを二回立て続けに観て、さすがにマイケルの年齢に思いを馳せた。曲調が古くさいのはどうしようもないし、踊りを見飽きてくるのもどうしようもない。一方で、フレッド・アステアを古くさいと思わないのは我ながらなんだか解せない。