Music、Music


雨のち、くもり。
五時に起きて、机へ。
AppleがMusicのサービスを始めている。iOSとYosemite、iTunesをそれに合わせてバージョンアップした。もっとも、Yosemiteの方はなんだかヘンだ。当初は、サービスに対応したiTunesの12.2が存在しておらず、ちょっと混乱した(こういうのも珍しい)。
Apple Musicは、ほかのストリーミング・サービス(たとえばSpotifyなんか)と比べてとくに目新しい感じはない。それどころか、アルバムは一部の楽曲が聴けなかったりしている(なぜだろう?)。アルバムの数もSpotifyよりずいぶん少ない。ちょっと頼りない感じがする。とくに、ディスコグラフィに沿って聴こうとするとけっこう抜けていることがわかる。網羅性とか希少性という点で、それを期待している人にとっては、意外に迫力のない棚揃えに映るだろう。
久しぶりに、歯ごたえのないサービスに触れた感じだ。スタート・アップのクォリティが低いので僕はまたSpotifyに逆戻りだが、ハイレゾリューションで出遅れたAppleがアピールするポイントはMusicの中に含まれているのか、僕にはまだ分からない。
はっきりしていることは、もうiTunes StoreでCDや楽曲を買うことはないだろうという点だ。ソースが手元にある、それは精神衛生にはいいことだ。しかし、この場合の手元とはなにを意味するのだろう?なにかが、ヘンだと思いながらもサービスは進んでいく。