目的地は別にある

雨のちくもり。夏日。
朝、宿のまわりを二キロほどジョグ。
今月はことのほか早く過ぎ去った。まとめをば。
アクティビティは二十四日。総距離は二一七キロ。暑いので、さすがにバテ気味だ。
那須塩原の牧場をぶらぶら。寄り道をして、夕方に帰宅。ずっと雨に追いかけられていたが、それもよし。
そういえば、上り車線でハッと気づいたら側道側をフラフラ走っていた。同じように居眠りしていた隣の女房が驚く。逆走を嘲っている場合じゃない。
借りてきた躰から、実体が抜け出ようとしているような。でなければ、実体がすこし痩せて、隙間に気づいたとでもいうような。なにかに戸惑っている。那須では、そんな感覚に襲われっぱなしだった。
羽生のサービスエリアは鬼平犯科帳の舞台を再現したという触れ込みだった。相変わらず盛況だ。その手前の佐野は、閑古鳥が鳴いている。ゆえに、薄口の縮れ麺をすすりながらのんびりできる。
東京と地方。隣国と日本。そんな図ではある。