真逆の顛末

晴れときどき曇り。三十二度。
六時に起きる。
朝餉は、みそ汁(人参、揚げ、ワカメ、玉葱、葱)、BLTサンドウィッチ、バナナミルク、麦茶。
出社して仕事を。
デイケアを使うお年寄りは躰を使わない傾向にある。原因と結果から見ればこれは真逆で、体を使わないからデイケアに行くようになる。ちまちまと忙しく動いている年寄りは、そのぶん元気ということだ。だが、これも原因と結果から見れば真逆で、やるべきことがつねにあるから手足を動かさなければいけない。
何もやることがない、とデイケアに来るお年寄りが言う。だからデイケアに来るという。これも原因と結果が逆で、デイケアに来ているとやるべきことがどんどん見えなくなってしまう。
昼餉は、食パン、ざる蕎麦、クッキー、麦茶。
やるべきことは、つねにそこにあるものだが、億劫がっていると見えなくなってくる。どんなことでも労力を惜しまずやっていると、そのぶんだけやるべきことは次から次へと見えてくる。
夕餉は、鶏挽き肉の夏野菜炒め、納豆とオクラ、みそ汁(人参、ワカメ、玉葱)、玄米ご飯、赤ワイン、麦茶。食後にチョコレートロールケーキ、アイスクリーム。
暮らしの要諦は、やるべきことがつねに見えていることだと思う。
巡り巡って、つねに手足を動かすことになり、それがより微細で彩り豊かな日々を立ち上がらせることになる。
なにか特別なことをやる必要なないのであって、目の前にあることを手を抜かずにやっておればいい。