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成り歩ごのみ

2018-09-15

由縁


おおむね雨。
七時に起きる。
朝餉は、マッシュポテトのサラダ、みそ汁(人参、玉葱、カボチャ、豆腐、揚げ、玉葱、長葱)、フレンチトースト、バナナとキウィ、コーヒー。
二人で彦根の中古車屋へ。女房のAltoが車検を迎えている。今のより状態のいいAltoを見つけて、車検にしようか買い直すか迷う。車検は後日見積もってもらうことに。それとは別に、アウディのS3スポーツバックにいいのがあった。アウディのクワトロには一日の長がある。内装のプラスティックがどれほど安っぽかろうが、全体の組み付けが持っている甲冑感は肌を通して真っ先に訴えてくる。
昼餉は、卯の花煮、ちらし寿司といなり寿司。
酒を求める。『Maker's Mark』。ほとんど確信しているのだが、Maker's Markはピリピリするアルコール臭が鼻につくようになってしまった。
夕餉は、きんぴら牛蒡、ポテトサラダ、卯の花煮、豚バラ肉の野菜炒め、みそ汁(人参、玉葱、カボチャ、豆腐、揚げ、長葱)、小豆入り玄米ご飯。
半世紀近いのではないか。スズキはAltoというブランドを今日まで伝えている。この時代に、わけてもクルマという業界においてそれはもの凄いことだと思う。そのAltoの15年落ちに2年ほど乗って、底力に恐れ入った。
英国の名車であるレンジ・ローバーに僕はかれこれ15年ほど乗っていた。ドアを開けて、最初に五感をくすぐるのは臭覚だった。コノリー社の革で作られたシートは夏だろうが冬だろうがびくともしなかったが、なにより素敵だったのはその香りだった。だが、あの香りはもう味わえない。今のレンジ・ローバーは1000万円を超えるが、シートの革はコノリーではないのだ。レンジ・ローバーはレンジ・ローバーではなくなったと思う。
AltoをしてAltoたらしめているのはどこだろう。展示場でシートに腰かけては、そのことを考えていた。
言うまでもないが、アウディのS3スポーツバックにそういう問いかけは無意味だ。アウディに唯一の不幸があるとすれば、普遍の名を持っていないことだろうと思う。残念なことだ。だが幸いなことに、機関というか構造に与えた名称であるQuattroだけは健在だ。そして、S3のダッシュボードにもその名が輝いていた。
アウディはまだしも幸いである。