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Big Head Goes On

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実は6時半に起きたい

Sat-05-17-2008 ベンとリッチと彦六。

with Burger in Shinagawa

今日は朝から仕事。5/14まで超が付くほどヒマで、5/15から一気に繁忙期に突入、というところでちゃっかり休みを取ってしまっているのでそれなりに肩身が狭い。とはいいつつ、たまっている仕事を猛スピードで片付け、昼過ぎに上がって来た。すまん。

帰宅し、カメラの充電をしつつバズの散歩とシャワー。荷物を整理して再び出発、今日は彦六高円寺。約束の17時を幾分回ったところで到着、と思ったら(やっぱり)ベン達は来ていない。あれ〜っと思っていたらちょうどトモコさんから電話。「なかなかコイツ等がテキパキ動いてくれねえんだ」と悲痛な叫び。大変そうだなぁ。はっはっはっ。今日はベンリチとトモゴロで東京タワーに行って来たんだと。上の方の、床がガラス張りになっている所で、思いっきりジャンプしまくって回りを一気に引かせたメタボなイギリス人がいたらしい。「ったくいつまでたっても子供の頃のまんま・・・」とはトモコさんのベン。駄洒落。

さてリハの時間だ。とはいっても数曲演奏して調子を掴むだけの話だが。このあと高円寺を見て回りたいというので「だったら2曲くらい演ってマイクの音量だけチェックしよう。ドラムもないからそれでいいでしょ」と2人を急かす。だってあと30分で開場しちゃうし!「OK!」とすぐさま始める2人。しかしやっぱり彼等をコントロールしようということが間違い。なんだか乗ってきちゃったみたい。次々とお気に入りチューンを演奏し続ける。もうただ楽器と戯れてるだけである。「もうダメ。早く行こうよ!」まさか自分が演奏を止めさせる役目を担うとは思わなんだ。

高円寺の商店街。駅前だからだろうか。期待したほどのローカル色や雑多感はなかった。アーケードの下を練り歩く2人をビデオに収めていたら、撮影禁止!とお店の人に怒られた。一体どういうわけ?理解できんわ。 おもちゃ屋に立ち寄る。ベンはまたしても息子の為にポケモンカードを、リッチは娘の為に女の子の人形を買っていた。今度はUFOキャッチャーに駆け出すベン。恐らく娘の為だろう。「・・・こういって、こういって、これを、取る」と宣言。横で見ているリッチはハナで笑って一言「ムリ。」結局2回か3回で諦めたみたい。肩を落として店に戻ろうとしている矢先、今度は寿司屋を発見。 ベン「リッチ!スシだ!スシだ!」 リッチ「ノー!勘弁してくれ!それだけはゴメンだ!」 ベン「何の為にニホンに来たんだ!オレが買ってやるからトライするんだ!」 リッチ「ノーフィッシュ!ノーフィッシュ!」 500円のパックを一つ抱えたベン。誇らしげにリッチの前に突き出し「一つ。」誰かに助けを求めようにも3人の頼れる日本人はニヤニヤ見ているだけだ。「ぅぉぉぅ。。。」とチワワのような声を出し、ゆっくりと一つ口に運ぶ。一回噛む度に「ぅぉぉぅ、ぅぉぉぅ。。。」と泣きが入る。いいなぁガイジンマン。でもそんなにゆっくりしてられないのね。残りはみんなで美味しい美味しいと一気に平らげ、未だ飲み込めないリッチの腕を引っ張り彦六へ。

そろそろ開演の時間だ。お客は8人。予想以上の入りに感動してしまった。

今日は本人達も前二日と明らかに乗りが違う。意気込みというものが欠片もない。初っ端から「今日はパーティーだから。何かリクエストは?」と砕けさせるMC。黙りこくる店の雰囲気を一蹴しようと、聞かれる度に必死に搾り出すターナーさんのリクエストは、それでもいちいちベンのツボにはまったようで、「お、いいねぇ!」「OK!OK!」と嬉々として応えていた。この二人の「掛け合い」では、聴けば分かるけどタイトルが分からない古い名曲のオンパレードで笑った。オリジナルを挟みながら、ビートルズ、ポリス、キンクスストーンズモンキーズ等をさりげなく奏でるベン・ウォーターズと、その横で必死にアコギを鳴らすリチャード・ハイマスの絵が実にこの狭い空間(しかもステージ床は畳)に合う(何故か)。「Ain't That A Shame」だったかしら、店主のオダジー氏が飛び入りで熱唱したり、昨日に引き続き今日も来てくれたジョニーと待望の連弾が飛び出したり、なんだかんだと見所いっぱいなショウになった。

明日は8時起床だか出発だかなので、幾分早めに終了。ひとまずホテルまで帰って、余裕があったらそこでちょっとだけ呑もうか、ということになる。中央線では浮かれまくって車内で写真を撮るガイジンメン。まあいっか。ベン「しかしみんなケータイやってるねぇ」リッチ「しかも日本人は帽子が好きだよね。特にミュージシャン。大半の人が被ってるもんね」としばらく文化談義。新宿に着き「ベンここだよ。乗り換え」と急かすと「まいん、だぎゃー、まいん、だぎゃー。・・・がっはっはっはっ!」と一人で受けていた。ちなみにこれ、ロンドンのチューブで良く聞かれる「足元御注意下さい」のアナウンス。品川駅、やっぱり朝が早いトモゴロさんとはここでお別れ。トモコ「いいベン?今日は絶対深酒しないで!さっさとシャワーを浴びて!早く寝る!分かった?」ベン「オッケ、オッケ、オッケ。」もう完全にこれ、母子の別れだよ。泣くわぁ。あの可愛らしい天使のようなベンが、こんなにも素晴らしい腕前のメタボになったんだからね。

初日、品川(ホテル)から高円寺まで電車で移動した時に、「切符が出てこない!切符が出てこない!」と駅中に響き渡る声で騒いだリッチも、もうすっかり自動改札に慣れました。今日は出る時に機械を覗き込んだりしなかった。さすが大人だ。今日東京タワーの公衆トイレ(個室)で用を足した際にも、何が原因なのか知らんが、最後に流そうとしたら逆流してきちゃったんだと!「もうね、ホントにギッリギリの所まで、その、あの、分かるだろ?あれがさ・・・」「で?で?どうしたの結局」「ん?うん、逃げてきちゃった!きゃっはっはっ!」バッカヤロー。清掃員の方、若しくはその後に大事な用を済まそうと駆け込んだ方、もしかしたら大変な惨状を目にしてしまったかもしれません。申し訳ありませんでした。本人はこの苦い経験を無駄にすることなく、次回のチョコレイト・レズビアンズのPVに活かしたいと申しておりました。更に悪趣味の名作をお届けする所存で御座いますので、何卒ここはひとつ穏便に。

Dこれを更に推し進めてまいります。

ハッチハッチェルやペロ魚谷にイタズラ留守電を残しながら歩いていると、ホテルの近くで良さげなお店を発見。じゃあここで一杯だけ呑もうということになった。ハンバーガーとビールで最後の乾杯である。

リッチ「Totも早く結婚すればいいのに」 僕「なんで?」 ベン「いやいいもんだよぉ」 僕「そしたらこんなに自由に金使えないぢゃん」 ベン「いやでもいいもんだよぉ」 僕「まあオレはバツイチだからね・・・」 リッチ「いや、分かるよ。トットの言ってることは分かるよ。結婚というものに簡単に幻想抱いちゃいけないよね。ただ・・・ん〜・・・あのね、子供って・・・素晴らしいんだよ。ただそこにいるだけでね、その、アメイジングなんだよ。」 その時のヤツの顔を見て、ちと感動した。いいパパなんだろうなぁ。でもそんな人があんなビデオ作るなんて・・・。

そういえばみんな歳知らなかったねぇという話になる。色んな人に「ベンさん幾つ?」と聞かれて「オレよりは若いはず」と答えて、一様に「え〜っ」と驚かれたが、実際のところはどうなのだろう。ベン「この2月に34になったよ。」おっとこれは僕の予想より若かった。それを妥当と思う人は一人もいないと思うわ。ベン「トットは?」「39。」リッチ「そっかぁ・・・そうするとオレが一番おっちゃんなんだぁ・・・42なんだよね」そこまでしょんぼりする理由が分からないが、まあこの人は妥当だ。

リッチ「知らないと言えば、え〜っとペロ?ドラムの。彼って本名はなんていうの?」僕「いや知らない」リッチ「(笑)トットも知らないんだって、ベン」ベン「え?ヤツはフィルだよ」僕「フィルってなんだよ?そもそも本名だよ?」ベン「そう、フィルだよ。自分でそう言ってた」リッチ「...No...」 こういう根拠なしの揺るぎない自信っていうものこそが天才の条件の一つであるのは疑いようがない。もうフィルでいいや。

そんな"Bloody Genius"なベン・ウォーターズ、日本で少しでも名前が知られるといいね、の前に気になるのが本国での評価なのだが、このあと彼はグラストンベリーでシェイキン・スティーヴンスと競演、それから御大からのオファーを受け、チャック・ベリーのロンドン公演のオープニングを務めるとか。その他クリス・ジャガーと一緒にツアーを回る予定も入っている。ミュージシャンからの評価だけでなく一般知名度も上がるような、そんな気運を感じなくもない今日この頃である。是非是非、スターになってくれたまえ。次回ニッポンに来る時は自腹を切らずに済むよう、せめて今回の半分程度で済むような、そんな日が来ることを願っている。

いつの間にか23時を回っていた。彼等もそうなんだけど実は僕も時間に追われている。もう出ないと12時半にチッタに着かない!ヤヴァイ!慌ただしく二人に別れを告げ、駅まで駆け足。駅の中でも駆け足。汗だくで満員電車に揺られ、川崎へ。チッタの前には派手なデコレーションのヴェスパが並んでいる。マーチ・オブ・ザ・モッズだったかモッズ・メイデイだったか忘れたが、とにかくそんな祭典だ。急いで受付を済ませて、なんとかセーフ。時間も押しているようだ。結局始まったのは1時近かったように思う。

今日のストライクスは黒のスーツ。毎回新調しとるんだろうか。すごいな。40分ほどのステージで、前回に較べて(多分)"定番"曲の割合が減っていたように思う。そんなせいか、じっくり聴かせてじっくり魅せる、といった感じの余裕も感じられ、前回よりかっこよく映った。たったの3回しか観ていないけど、やっぱこのバンドは上手いわぁ、と単純に感心する。

なんとなく疲れも吹っ飛んで、じゃあフェイヴレイヴス観るか!と思ったらストライクスの前に終わっちゃったんだって。それを知った時点でどっと疲れが押し寄せて来て、其の後の予定を確認するでもなく、あっさりまんが喫茶へ退却。ソファーに横になり、しかしコーフンしていたせいか眠れない苦しい時間を過ごし、5時頃ようやくウトウトし始める。目が覚めた時には11時近くになっていた。もうベンとリッチも飛び立っている時間だ。もう3時間早く起きていれば見送りに行けたのに、という思いも勿論あったが、それよりもう30分早く起きたら延長料金取られなかったのに、という思いの方が強かった、なんて今更言うまでもない話だ。

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