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Tottetsuketaの日記

2008-07-14 ニュルブルクリンクを走行してみた

ニュルブルクリンク

08:16

実はあまり

ニュルブルクリンク - Wikipediaの事を知らないし、正直に言うと今もあまり知らない。

そもそもこのサーキットの存在を初めて知ったのは数年前、ぼーっとネットサーフィンしていたときに見つけた「R1vsポルシェのバトルの動画」というのが最初。その時「公道では無さそうな雰囲気の場所で、なぜR1とポルシェが混走しているのだろう?」と不思議に思った記憶がある。

そこでネットで適当に調べてみたところそれはニュルブルクリンクという一周20km以上もあるサーキットだと知った。

走ることになるまで

08:17

ドイツに来てから、ニュルブルクリンクがどうやら近くにあるらしい事を知る。

自分がバイクに興味があること、サーキット走行が趣味であること、ニュルブルクリンクというサーキットは世界的に有名であること、など等を現地で知り合った方と雑談をしていたら、そこは欧米人のノリのよさなのか?無鉄砲なのか?バイクを貸してやるから乗って来いという。

有難い申し出ではあるが、もちろん今回ドイツに来たのはニュルブルクリンクを走るためではない。

そのため一切何の準備もしてこなかった。特に一番のネックは金銭ではどうにもならない運転免許の問題で、これが無いとニュルブルクリンクまでに行けない。なお、幸運にも送り迎えつきの方は、ニュルブルクリンクを走るだけであればどうやら免許は不要である。(心配な方はニュルブルクリンクに自分でご確認下さい)

なお、ドイツに在住のまま有効な免許を取得するには、いくつか方法があるようで、自分の場合は、領事館に出向いて免許の翻訳を手に入れることでドイツの公道を走ることが出来るようになった。ネット上に検索すればすぐにヒットする情報があるので、興味がある方はご自分で検索してみる事をお勧めする。

ニュルブルクリンクまで

08:17

当日はケルンに移動しそこから自走でニュルブルクリンクに行くことになった。

バイクの持ち主の方は別件で忙しいようで自分一人で行動するプランであったが、持ち主が地図をプリントアウトしてくれた。高速道路が発達しているようで、最低限の道を覚えればどうにか行けそうな感触だった。(これも調べれば幾つかルートは見つかるのでここでは書かない)

また、持ち主が貸してくれた装備は必要十分なものでカップの入ったツーリング用のオーバーパンツ、脊椎パッド、肩パッド入りのレザージャケット、レーシンググローブ、フルフェイス、いずれもバイク(黒のM900)にあわせたブラック。

初めての右側通行の公道であったが、先頭にさえ出なければ特に戸惑うことは無かったが、先頭に出た時の左折だけは最後まで頭の中で何度も確認しながら左折する必要があった。

アウトバーン

08:17

ケルンの市街地からすぐにアウトバーンに乗る。

アウトバーン自体は他人の車の助手席、後部座席等で同乗した経験がありそれほど新鮮味は無い。

ドイツ人にとってはあくまで日常生活の手段のための道路であるためなのか、むやみやたらに速度を上げたり落としている車はあまりみない。200km/hオーバーで巡航している車もあれば、130km/hで流している車もある。

感心したのは左側の追い越し車線は常にクリアな状態でほとんどの場合速い車も追い越しが完了すると速やかに右レーンに戻る。(もちろんたまに遅いトラックで渋滞が出来ていることもある)

これはマナーが良いというよりは、街中でもそうだが「決まりを破る奴は死んでも文句を言わない事」という暗黙の了解でもあるかのような雰囲気がそうさせるのかも知れない。(街中では横断歩道ではほとんどの車が止まってくれる代わりに、横断歩道が無い道路の場合人が渡ろうとしても速度を緩めてくれない。)

自分としては、バイクに乗って気持ちよい速度で走ってもそれが合法なのがストレスが無く良かった。

ただモンスターだと風圧が厳しいので130〜150km/hくらいで巡航、時々SSや排気量が大きい車にはパッシングされた。

ニュルブルクリンクまで

08:17

高速を降りて下道を走るとニュルブルクリンクが交通標識に表示される。

近くまで来るとニュルブルクリンクのステッカーを貼った車やバイク、もしくはいかにもそれらしい車やバイクがいるので彼らについていくと迷わずに到着することができた。

なお、移動中の道は現地でもツーリングスポットなのか普段よりもさらにオートバイを見かけた。

ニュルブルクリンク到着

08:17

FSWのようなサーキット特有のフェンスを発見、それに沿って細長い道を進んでいくとモテギの駐車場の一部を切り取ったような場所を発見。かなりの数の車とバイクで賑わっており、駐車スペースは無い。

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それでも何とか受け付けらしき建物がある近くの駐車場にスペースを見つけて駐車する。ヘルメットを脱ぐと、日本人は珍しいのか(見た限りでは観光客にまれに混ざっている以外に東洋人はいなかった)、何度かチラチラと視線を感じる。いや、スーパースポーツばかりの中でドカティモンスターが珍しいのかも知れない。

しかし、ここはサーキットには違いないのだが、普段のサーキットとは何か雰囲気が違う。

よく考えてみると自走の率が非常に高い印象を受けた。そのためツナギを着たままのライダーがそこらじゅうをウロウロしており、伊豆スカの亀石峠の休憩所のような雰囲気だった。

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チケット購入

08:17

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「自販機でチケットを買う」という情報は以前にどこかで読んだので、目の前の自販機がそうだろうと、そのまま普通に購入。1周21ユーロ、4周70ユーロだったが、とりあえず4周くらいはするかも知れないと考え4周チケットを購入。

カードが使えるかどうかは確認し忘れたが、自分は現金で購入。

50ユーロ札は使えた100ユーロ札ももしかしたら使えたかも知れない。

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そして、チケットを購入して初めて気が付いたのだが、どうやら大きなクラッシュがあってここ2時間程コースが閉鎖されているらしい。まあ、これで走れないのもネタとして面白いので構わないといえば構わないが、出来るなら走りたい。

考えても仕方が無いのでガソリンを給油しに向かう。

給油

08:17

周りを見渡したがサーキット内にガソリンスタンドは無いようなので、そのあたりをウロウロしているライダーで、比較的やさしそうな感じの人に聞いてみるが、自分もわからないという。

インフォメーションに行くと、英語が話せる人がいたのでお互いにたどたどしい英語とメモ用紙を使って位置を教えてもらう(ドイツ語と英語は似ているため若い世代は50%が英語をしゃべる事が出来る)

ついでにさっきのやさしそうな人が教えてくれというので教えてあげる。なんで。

目の前の坂を来た方向にまっすぐ向かい突き当りを右折。そのままアンダーパスをくぐり右折すれば左手にスタンドが見つかる(サーキットの出口から5分以内)。

ガソリンスタンドはセルフ式で、給油後にスタンドの中の店舗にて支払い。日本のセルフでもある形式。

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消費税が19%のドイツのガソリンは非常に高く2008年7月現在でレギュラー相当のガソリンがリッター1.57ユーロ(約265円)という状況。もっとも高速の料金が無料なので一概に移動コストは日本より高いとは言えないかもしれない。

走行1周目

08:17

給油から帰ってみるとどうやら続々とコースインをしている。

特に気持ちの準備も無いまま(知らない世界に放り込まれて最初からドキドキしっぱなしなのではあるが)バイクの列に並ぶとそのままさっき購入したチケットを駐車場のゲートにあるような機械に挿入するとバーが上がるようだ。なお、常連のライダーは年間パスポートになっているのか、スキー場のようにタッチ式のトークンのようなものをセンサーにかざしていた。

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コースインすると、まずはパイロンでS字のシケインがありそれを通過するとどうやらそのままフリーに走ってよいらしい。

まさかニュルブルクリンクを走るとは思っていなかったのでコースなど覚えてきておらず、前日にネットでのオンボード動画を眺めた程度であるため(そもそも覚えるにもコーナーが170以上あるためよっぽど本気にならないと覚えられないのだが)かなりそろそろと走る。

ここまででお気づきのとおり、チケットを購入してそのままコースに入っただけであり、講習はもちろん車検も何もない。

免許のチェックすらない。従って保安部品のテーピングも無くミラーもそのままついている。他のバイクもほとんどがそう。

ただ、ヘッドライトオンとミラーのおかげであまり怖い思いをすることなく、ミラーでかなり先の車両を確認することができ、後続車両をパッシングさせることができて助かった。

コースの方はゲーム等で確認頂けると思うが、ブラインドが非常に多く、その上路面の状態もあまりよろしくない。転倒時の安全も確保されているとは言えない状況に加え、ゼブラが高くバイクで踏むと恐らく転倒する。

また貸していただいたバイクも空冷、ツーリング用タイヤの街のりバイク、空気圧の確認すらしていない。もちろん、転倒は許されない。膝にニースライダーもついていない。と最初から言い訳だらけであるが、このような状況であるから、コースを攻めるというよりは日ごろの練習で身につけたサーキットライディングスキルをタイム方向ではなく安全サイドに振り、サーキット上で他の車両に邪魔にならないように、なんとか走らせて頂いた、という感じだ。ノー膝、ノードリフト、ノーオーバーレブ、のノーノー尽くし。

なおコース中には「11km」等の標識があり、スケールの大きさを感じさせる。

そのままヘロヘロと一周を終え、コースアウト。一周毎にコースアウト、もしくはコース上で再度チケットチェック(だと思うが自分はコースアウトしたので分からない)があり、連続での周回は出来ないようだ。

また、心配していたメーカー開発車両などのプロとの混走はさすがになく、あれは貸切で行われるものらしい。

従って参加者のレベルはまちまちで、ライダーで言えば峠を走りこんでいるライダーがたくさん集まっている感じで、自分が敬愛するある有名なネットジャーナリストライダーが時々口にする「やりこんだゲームのように」ラインが安定しているライダーはいないように感じた。(そこまで走りこむには金も時間も掛かるだろうし、一周しないのでタイムが正確に測れないのも関係しているのだろう)ただし日本で見かけるハイレベルの峠のライダーと同じく走行そのものはアグレッシブなライダーが非常に多く、自分は羊か狼かでいうとネギをしょった鴨を担いだ羊という感じで、2台くらいは抜いて20台くらいに抜かれた感じだ。

なお、心配していたコースアウトは随分前からスロー走行になり、列になりコースアウトするので見失う心配や、直線で事故が起こる可能性は少なそうだ。そういう意味ではいわゆるスポーツ走行よりは走行会のノリに似ている。

なお黄旗等はしっかりと出ていた。

2周目

08:17

さて「ニュルブルクリンクを走る」という目的は達成し、無事に走り終えることが出来た。これで帰ろうかとも思ったが、さっきの1周はいわば下見みたいなものだったので、せっかくなのでもう1周する事に。

渋滞の車の列に並んでいたがバイクは別レーンなのを思い出して、ちょっと申し訳ないと思いながらすり抜けで先頭に。ただ、他のライダーもそのようにしていたし、すり抜け中に係員から手招きもされたから大丈夫だと思う。

今度は先ほどよりペースを上げてみるが、入るタイミングが悪かったか、常にミラーに何かしらのヘッドライトが写る状況。車の場合に迫り方が予想がつかない。コースは相変わらずまったく覚えていないのでヘロヘロ度合いは対して変わらず。

タイヤが信用できないので(限界付近を転ばずに探れるほど器用ではないので)特に突っ込みは丁寧にするが、そもそもバンクも浅くしか出来ないのでペースが上がらない。あげる必要もないのだが。しかし、膝を擦れないのがこんなにストレスフルとは思わなかった。

名物の路面への落書きや、2箇所あるコンクリート(?)製のカントは滑りそうで近寄れなかったりしつつ、それでも楽しいなあと走っていると、バトルしている車がもつれ合いながらミラーに迫ってくるし(もちろんかなりの車間をあけて抜いてくれる)、楽しそうにバンクしながらSSがガンガン抜いていくしで、だんだん熱くなりそうになってきたところで身の危険も感じたので「この周で絶対に走るのをやめる」と決意して2周目を終了。

お土産

08:17

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ニュルブルクリンクのステッカーを知り合いに買って帰ろうかと思ったが、6ユーロもするので自分の分だけ買って終了。ニュルと書かれた木刀及び饅頭も見当たらず。

タイム

08:17

もちろんタイムなどは計ってないのだが、一応コースイン前に写真をとり、コースアウト後に駐車スペースを確保してから写真をとった。そのタイムスタンプから引き算すると16分。

いろいろ5分くらいはロスをしているだろうから11分〜16分の間くらいのタイムだと自己認定しておく。

その他

08:17

ギャラリーが非常に多く、コースに沿ってある見物スポットにも大勢のギャラリー(それこそ1000人単位ではないだろうか)しかも家族連れがいた。日本では考えられない。

またコースの雰囲気は本当に峠で、それをガードレールをつけたり、ゼブラをつけたりしてなんとなくサーキットっぽくしたもの。公道のようであり公道ではない。かといって自分が知っているサーキットではない。なんと言う自己責任。日本だと、こんなものが存在すること自体が考えられないが、そのことが単純に凄いと思う。

帰路

08:17

その後道に迷いながらなんとか帰宅。途中の風景はあまり楽しむ余裕はなし。

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しんしん 2008/07/16 09:37 初めまして!
名前の割にしっかりとした内容で楽しめました!

DPDP 2008/07/16 20:58 はじめまして!
はらはらしながら、読みました!
たどりつけたことが、よかったと思います。
走れたことも、よかったと思います。

TottetsuketaTottetsuketa 2008/07/16 21:07 >しん様
初めまして!喜んで頂けた様で良かったです。
普段私は車載カメラで撮影する事も得意技の一つなのですが、
残念ながらそれが出来なかったことが悔やまれます。
また、駐車場の動画も撮っておけばよかったと思いました。

>DP様
はじめまして!DP様も機会があればぜひお試しください。
自動車との混走はとても危険な印象を受けましたが、
それでもなお一度は体験する価値はあるかも知れないと思いました。
貸切の走行会等に参加してみたいものです。

HOLYHOLY 2008/07/18 00:10 はじめまして!
バイクのことはぜんぜんわかりませんが、
すごい迫力で、ぼくもいつかおにいさんみたいに走りたいと思いました!!
(中学には自転車で通っています!)
次回はぜひ最新の隼で攻めてください!
そうそう、あと車載動画も!

饅頭は配らなくてもだいじょぶそうでしたか?

BBBB 2008/07/20 09:38 こんにちは はじめまして
ネットでニュルを検索してたらたどり着きました。
なんだーやっぱり木刀は無いのか・・・
ペナントはありました?
もしくは小豆を使ったお菓子の
「ニュルの女」とかありませんでしたか?

TottetsuketaTottetsuketa 2008/07/20 17:38 >HOLY様
はじめまして。
私も普段は車にしか乗らないのでバイクの事はあまり良くわかりません。
隼というのは1340cc位で最近モデルチェンジしたバイクか何かですか?
次に機会があればその隼というやつで走ってみようと思います。
饅頭はドイツでは売ってなかったので受付で聞いたら、
バームクーヘンを配るのが慣わしとのことで、
バームクーヘンを配ったところみなさん優しく接してくださいました。

>BB様
こんにちは はじめまして。
残念ながらペナントとお菓子はありませんでしたが、
「努力」と書いたキーホルダーはありました。
高かったので買えませんでした。