河原鶸(カワラヒワ)♂♀

経験不足といわれればそれまでですが、カワラヒワの雌雄識別にはしばしば手間取ります。手元の図鑑によれば、「メスは頭部の褐色味が強く、全体に淡色」となっていますが、記述そのものがオスとの比較が前提。これでは単独でいた場合の識別には躊躇してしまいます。
たまたま同じ木に留まった群れの中から雌雄それぞれを撮ることが出来ました。同じ光線状態なので識別の参考になると思います。

↑オス。頭部は暗緑色とでも言うのでしょうか。そして背や腹はオリーブ系の褐色。クチバシ基部から目にかけてが黒ずんでいるのでちょっと強面にも見えますね。

↑メスはまさに「全体に淡色」。頭部の褐色はオスと異なり緑味が無いのが特徴ですが、クチバシ基部の黒ずみもないので優しげな風貌です。

  • 撮影データ(共通):CASIO EX-Z850 & Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース)
  • カメラ設定:f=16.6mm F4.4 1/80sec AWB ISO50 AV-0.67補正(合成焦点距離f=2555mm相当 F6.5)

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水辺の鳥受難

世界の水鳥の群れのうち4割以上で数が減り、既に絶滅した群れもあるなどとする生息状況調査を、国際的な環境保護団体ウエットランド・インターナショナル(本部・オランダ)が10日までにまとめた。

http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007021001000121.html

日本各地の干潟に飛来するシギやチドリ類の数が、過去20年ほどの間に、4−5割も減ったとの分析結果を、世界自然保護基金(WWF)ジャパンの天野一葉さんが、10日までにまとめた。

http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007021001000099.html

日本の場合、諫早の現状を見れば干潟の減少は国策です。ゼネコンは儲かりお役人は鼻高々でしょうけど、誰かさんの言う「美しい日本」は確実に蝕まれています。このまま行くと日本中の海岸線が消波ブロックとコンクリート護岸になってしまいそう。