明日には雨混じりの花散らしが吹くとかで、どうやらソメイヨシノも今日がピークらしい。
ろくに花見に出掛けることもなく見送るのも切ないものだ。自宅界隈の夜間徘徊で別れを告げておこう。
桜花と星空の二重天井を期待していたのだが、生憎の曇天。それでもなお刹那の天蓋は狂おしく美しい。
夜桜の小径は遠目に妖しくさえ映る。星も降るなら言うことないが。
鉄分はサッパリだがたまには地元の足である二両編成も撮っておこう。明日になれば花降る停車場だろうか。
以上、小一時間の夜桜彷徨。この季節ばかりは地元も捨てたもんじゃないと思える。
春めく微風が心地よく、三脚を担いで歩いてみれば羽織ったフリースが鬱陶しいほどだった。
撮影データ ：Canon EOS 5D + Canon EF17-40mmF4L USM フラッシュ使用 / 2012年04月 横浜市青葉区
