鳶(トビ)幼鳥

【タカ目タカ科】
凹型であるはずの尾羽が円尾なので一瞬躊躇したけれど、どう見てもトビでしかない。
ほかにトビらしからぬことがあるとするならば、むんずと掴んだ獲物が生きた川魚である点だろう。
行楽客の弁当カッパライから残飯あさり等々、ワシタカの眷属にあるまじき小悪党キャラがトビの身上と思っていたよ。
カワウやサギからかっぱらった可能性も否定できないが、猛禽らしく狩りをこなすこともあるらしい。

↓獲物の部分をトリミングしてクローズアップ。

平均的なウイングスパン160cmを根拠に獲物の大きさを算出したところ、約22cmと判明した。
大きさもだが、赤く染まった胸びれなどからウグイではないかと推測している。
願わくは魚を掴んだミサゴを見たいところだが、まぁトビも猛禽なのだからと諦めるしかないらしい。
 

撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L / 2012年11月 多摩川
>>>既掲載の トビ エントリーを表示>>>