Hatena::ブログ(Diary)

撮鳥見鳥 とりどりみどり このページをアンテナに追加 RSSフィード

 月の画像INDEX (月齢掲載ページにジャンプ) > 345678910111213141516171819202122232425262728

2015-01-25 ノスリもクルリと輪を描いた

[]鵟(ノスリ

【タカ目タカ科】
主にネズミやモグラなどを狩るノスリだが、それゆえ鷹狩には不適とされ古くは「くそとび」と呼ばれていたそうだ。
人の営みへの利害からすれば益鳥のはずなのに、酷い言われようもあったものだ。
さらに、かすめるがごとく低く飛ぶ「野擦」がその名の由来だが、これは同じタカの仲間チュウヒとの誤認という説がある。
普段の飛行ぶりときたらチュウヒは低空を這い、ノスリこそ「宙飛」にふさわしい高度を飛ぶのだから皮肉な間違いといえそうだ*1
f:id:Tpong:20150125173404j:image:w640
とどめは和名漢字の「*2
おそらくワシタカの中では最も温和な印象のノスリに狂鳥の字を当てるとは、失礼千万な話だ。
f:id:Tpong:20150125173405j:image:w640
などと名前の不幸を一身に背負ったノスリだが所詮は人間界のドタバタ、ノスリの日常には影響しない。
それでも人の引き起こす開発という名のドタバタ劇は彼らの狩場を奪っていく。
RDBにこそ未掲載だが、生息数は減る一方。
ノスリの空を昔語りにはしたくないものだ。

>>>既掲載の ノスリ エントリーを表示>>>

*1:諸説あり、取り違い説を否定する意見もある

*2機種依存文字 鳥偏の上に狂

suijun-hibisukususuijun-hibisukusu 2015/01/25 21:30 横浜自然観察の森(栄区)の冬は、
スズメよりノスリのほうが出現率が高いです。
(鳥ビンゴのデータです(笑))

TpongTpong 2015/01/25 21:51 瑞閏さん、場所によりけりなんでしょうね。
オオタカなどはわずかに増加の気配ですが、ノスリはこの十年で遭遇頻度が減ってきたと感じています。

hinomasaohinomasao 2015/01/25 22:48 「そこから東京が見えるかい?見えたら此処まで飛んで来な」でしたっけ?トンビほどは郄く飛ばないのですね。
下らないことをスミマセン。

TpongTpong 2015/01/25 23:32 hinomasaoさん、マッカッカとかピーポッポにチーカチカ。
一番星が輝きだす時間までトビが飛んでいるとは思えませんが、この齢にしてしみじみ良い詩だと思います。
ところでノスリの鳴き声、もちろん図鑑には鳴き声がかかれていますが、未だ耳にしておりませぬ。
いつの間にか直上を旋回しているのが常でして、周りの小鳥が鳴きやんだり警戒感を露わにすることで気づくのでした。

yoshicomyoshicom 2015/01/25 23:38 とても美しい鳥ですね。ノスリの漢字、勉強になりました。

TpongTpong 2015/01/25 23:56 yoshicomさん、ノスリは下面が白っぽいので青空に映えます。
画像のように尾羽を開いて飛ぶことが多く、総じて寸詰まりな印象なので識別しやすいタカです。
河川敷上空は出現頻度が高いので遠からず会えるのではないでしょうか。

iireiiirei 2015/01/26 08:45 ノスリ、案外優雅な鳥ですね。古人の美的感覚が疑わしいです。

TpongTpong 2015/01/26 20:01 iireiさん、鷹狩は全ユーラシア及び北アフリカの伝統的狩猟方法です。
日本でも鷹を腕に乗せた鷹匠と思しき埴輪が出土していることから古墳時代には行われていたと考えられています。
http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0170-009kyoiku-bunka/bunmazai/otabunka26.html
日本書紀に記載があることから、古代から貴族や豪族の嗜みであったようです。
つまり、ノスリやチョウゲンボウなど畑作にとって有害な虫や小型哺乳類を駆除してくれるタカや小型ハヤブサも、為政者レベルには鷹狩に使えない余計者と考えられていたのでしょう。

kurokoshusarukurokoshusaru 2015/01/26 22:31 強く生きる美しい姿をありがとうございます。

TpongTpong 2015/01/26 22:36 河童さん、「千の風になって」が流行った時に、正直てやんでーと思ったものです。
それがいつの間にか砂や風になりたいと思うようになってきました。
風や波になって鳥を浮かすのも一興です。

myrtus77myrtus77 2015/01/26 23:49 一昨日、仮住まいの家の二階のシャッターをしめようとして美しい月がかかっているのを見つけました。デジカメを取り出して写しましたが、ズームすると夕景のグラデーションが写らず、デジカメでは駄目だなと思いながら、しばらく眺めたりしていました。昨日は夕景が一昨日ほどではありませんでした。
ゆうゆうと鳥が飛んでいる姿は本当にいいですよね。でも、「風や波になって鳥を浮かす」ーその鳥を浮かす風や波になるなんて素敵すぎる発想です。

TpongTpong 2015/01/27 00:11 myrtus77さん、朝と夕のグラデーションは、デジカメの露出を-1ほどくらめに補正することできれいに出ることがあります。
それと、ホワイトバランスを「電球」にすると深みのある青が表現できます。お試しください。
個人的な死生観ですが、死んだ肉体は荼毘に付され無機質になると考えています。
人がもともと持っている有機の部分は煙となって空に放たれるので、空気にも海水にも転じることができると思うのです。

mikumiku 2015/01/28 09:27 ノスリの飛翔にしばしうっとり・・・
どこででも、観られるのでしょうか。

TpongTpong 2015/01/28 20:00 mikuさん、ありがとうございます。
ノスリは分布が広く留鳥なので、猛禽の中では見かける頻度が高いタカです。
もちろん石川県でも見られると思いますが、開けた河川敷や近くに森がある農耕地などは可能性が高いです。

myrtus77myrtus77 2015/01/29 20:56 今週、高齢の教会員が亡くなられて葬儀がありました。
私の地元の人間で大逆事件の冤罪で処刑された医者の大石誠之助は死の前にこんな歌を遺しています。「我がむくろ煙となりてはてしなきかの大空に通ひゆくかも」
「有機の部分は煙となって空に放たれるので」ー確かにそうですよね。そう考えると仏教でいう(詳しいことは知らないので間違っているかもしれませんが)輪廻転生は間違いない!と思いますね。
こんなことを言うと、こじつけだと思われそうなので普段は口にしないようにしているのですが、聖書でも、人は土から作られたのだから土に帰ると言われていて、確かにだな〜と思います。ただ、この言葉は人間が罪を犯した後に神様から言われた言葉なのでキリスト教徒としてはあまり嬉しくない言葉ではありますが・・。
「千の風になって」の中には「鳥になって〜」という歌詞も出てきますが、「風や波になって鳥を〜」というのは鳥見さんならではだなぁと感心させられた次第です。

TpongTpong 2015/01/29 21:11 myrtus77さん、辞世を詠めるほどの太い心は持ち合わせておりません。
鳥にとどまらずヒコーキも大好きな、生来の「飛びもの」好きなので、そんな夢想をするのですよ。
かつて中南米のカトリック圏を旅したとき、「土に還る」を実感する光景を目撃しました。
現在の日本は火葬ありきなので、死生観にも変化があるのでしょうね。

myrtus77myrtus77 2015/01/29 21:40 Tpong様、書き忘れていました。デジカメについて教えてくださりありがとうございました。ブログに写真を載せようと思い購入しましたが、全然使いこなせておりません。書いてくださったことをメモしましたので、今度、時間があるときにやってみようと思います。
このコメントへの返信は結構ですので・・。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/Tpong/20150125/p1
Connection: close