フェアリータイプを(やや強引に)追加して続けてきたタイプ考察シリーズもいよいよ最後。
大したことのない数ではありますが、サボり気味でもポケモンバンクの前に間に合ってよかったです(
第65回は「あく・フェアリー」
腹黒い悪タイプと清らかなフェアリータイプの複合はやや想像し難いんですが、
強面のグランブルや相手を欺いて噛み付くようなクチートもフェアリータイプ。
モチーフとしてはこの辺りと近い『牙を持った』ポケモンになるでしょうか。
悪タイプ側はモチーフの縛りがほとんどないので登場させるのはそう難しくはなさそうです。
×4 | - |
×2 | どく・はがね・フェアリー |
×0.5 | ゴースト |
×0.25 | あく |
×0 | エスパー・ドラゴン |
2タイプの技のみで単タイプ全てに等倍以上で通り、
複合で見ても鋼・フェアリー(と毒・フェアリー)以外には2タイプで等倍以上を取れます。
ただ、どちらも技の威力にやや難ありで特に悪はそれが顕著。
等倍で押し切るにはある程度のステータスが必要になりそうです。
一方で変化技はどちらも多彩で厄介な技が揃います。
火力が足りない分変化技でかく乱ということも出来るのは強みになるでしょうか。
防御面は格闘と悪の弱点が相殺。無効も2つと悪くないものの
弱点3つに対し耐性は4つとちょっと物足りない感じ。
悪もフェアリーも物理面の脆さが目立つため、等倍で押し切られるとちょっと苦しいかもしれません。
フェアリータイプからすると悪技は相性補完の面ではイマイチ。
ただ毒にも鋼にも等倍で通り、上記のように等倍の範囲が疲労のは嬉しい限り。
悪タイプはサブウェポンの面では非常に優秀なので、そちらの恩恵を受けられれば言うことなしですね。
変化技に関してはどちらも厄介な技が出揃うタイプ。
相手をかく乱することに関してはピカイチのタイプと言えそうです。
防御面は3弱点4耐性と数の上では弱点が1つ増えた形に。
無効が2つあるためそこまで悪いとは言えませんが、元が優秀なだけにちょっと扱い辛さがあるでしょうか。
とはいえ4倍弱点が無いので、立ち回り次第でカバーできるのは幸いと言えそうです。
総合的に見ると「相当優秀」な複合タイプ。
決めてに欠く感はあるものの、攻防とも優秀なタイプ。
どこかに尖った部分があれば十分やっていける複合タイプかと思います。