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2009-07-03 鬱病判断を客観的に行える技術に期待

うつに多い成分特定(日経産業11面)

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国立精神・神経センターで、血液中に含まれる「βフィブリノーゲン」という物質の分解物が多いと鬱病である可能性が高いという研究結果を発表した。これは、鬱病患者の血中のタンパク質などを分析した時に発見した成果で、健康な人には「βフィブリノーゲン」の分解物を発見することができなかったという。この発見により、現在症状から判断していた鬱病を客観的な尺度で判断できるだけでなく、鬱病の治り具合も判断しやすくなる。

家事や業務の多忙さによって肉体面もさることながら精神面も酷使されている現代社会において、鬱病を治す、というものではないものの、鬱病かどうか、鬱病がどれぐらい治ったか、客観的に判断できる尺度の発見は大きな意味をもつ。特に、患者としては、自分自身が鬱などの病気にかかっているという自覚がない場合もあり、自分自身に納得させる方法論としても重要な意味をもつのではないか。

特に、最近では、従来の鬱以上に判断の難しい新型鬱病の症例も多いという。この新型に至っては、鬱病なのか怠惰なのかの判断が極めて難しい部分もあると聞く。不埒な話だが、新型鬱の振りをしてサボる輩もいると聞く。このような人たちが多くなることにより、ますます本当に鬱病で悩んでいる人たちの立場、見る目も厳しいものがあり、これが原因で病気が進行する場合もあるだろう。この尺度によって、当然早期発見による鬱病治療への進歩もそうだが、状況把握に貢献できれば、幾分かは患者の精神的負担も軽減できるかもしれない。