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2009-07-11 今度は鬱病判定方式が多くなった 現代を反映する医療技術

うつ病 血液で診断 白血球の遺伝子に変化(朝日1面)

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徳島大学の大森哲郎教授を主任研究者とする厚生労働省の研究班は、血液中の白血球の遺伝子がストレスによって鬱病患者と健常者とに微妙の変化があることを突き止めた、と報じた。白血球の遺伝子のうち、神経伝達や免疫に関する遺伝子24個がストレスによって変化することを医師の面接による診断とあわせた実験で糸口をつかんだという。まだ、完全には判定はできないものの、客観的な判断の尺度として期待できるものである。

このブログでも、国立精神・神経センターでの血中の「βフィブリノーゲン」の有無で判定する方法を紹介したが、今回の記事は別方法。同じ血液だが遺伝子を検査することになる。ただし、対ストレス反応を見るだけに、判定には誤差はつきものの。「βフィブリノーゲン」のように白黒はっきりさせるものでないので、実用化はなかなか難しいそうである。しかしながら、複数の方式ができることはいいことだ。ひとつの方式で判断するよりも複数の方式を同時におこなうことで判定の確実性を高めることができる。もちろん、それぞれが別の結果をはじき出してくれる可能性もあるので、方法の限界、条件、精度もそれぞれに見極める必要があるだろう。

しかし、糖尿病のための血中糖度を計測する方法が多数新聞紙上に掲載されたと思ったら、今度は鬱病の客観的な判定方式。生活習慣病からくる糖尿病も現代的ではあるが、複雑な人間関係や社会の中で暮らすことからくる鬱病も確実に増えているという実情を反映した研究開発なのだろう。一般紙の1面でこのような記事を取り上げることそのものがそのことを物語っているのだろう。