2009-07-31 まばたき機能の解明へ まだまだデータの積み上げ必要
まばたきのタイミング 意味の区切りで同時に(日経産業11面)
順天堂大学の北澤茂教授らの研究グループが、映画鑑賞中の男女18名による実験で、まばたきのタイミングが、映画のシーン、セリフと関連して一致していることを突き止めた。実験に使った映画はコメディとしかないが、映画のコンテンツによる差異はあるものの、被験者の複数人が、主人公の行動、セリフの終わった時点、繰り返し場面など映画の緊張が途切れる箇所で瞬きが行われることを発見したという。この現象の説明は、これからの分析によるところだろうが、無意識に行われていると思われていた瞬きが映画の内容、もしくは個人の集中度によって幾分制御されるのであれば、人間の反射反応の新しい側面としておもしろい展開が期待できそう。特に、ヒューマンインターフェースなどの分野では、ユーザの意志を瞬きなどの反応から推測することができれば、陽に現れる表情、言語などと併せてさらに状況をコンピュータ上で理解(?)することが可能になってゆくだろう。
ただ、被験者18名で、このような共通性が瞬きの1/3という実験結果から本当に以上のような可能性を期待できるのか、といえばまだまだ。偶然の可能性もある。データのさらなる積み上げが必要だ。特に、被験者の年齢が22才から31才までと偏りがある。どこまで本現象の信憑性、普遍性が言えるのか、明確にしてゆく必要があるだろう。
CQ出版
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