閉店続き

高知市内では,長く続いた店が相次いで閉店のニュース
中心部の商店街ひろめ市場近くで惣菜も人気の肉屋さん,県内唯一の甘栗屋さん。
手作り,値段,品質にこだわる肉屋さんは高齢化と原材料の価格上昇で76年続いたお店を閉めるそうだ。店を知ったのは最近だが,焼き豚は最高に美味しかった。
甘栗屋さんは,思うような品質の栗が手に入らなくなったので閉めるそうだが,こちらも年齢のこともあるのかと。品質にこだわるだけに,いつもとても美味しかったので残念。確かに,最近皮がむけにくいものが多くなり,店頭にも以前のような品質の栗が手に入れられなくなってきたと,張り紙があったのだが。こちらも70年近く続いた店だそうだ。

先日は,東京でも神田界隈の「天丼いもや」「てんぷらいもや」閉店のニュース。
高齢化,薄利多売の商売を継げる人はいないようだ。
贅沢ではないけれど,からっと揚がったおきまりの種に,醤油のしっかり効いた丼つゆ,お櫃からよそった少し乾き目の固めのご飯。あ〜あ,食べたい。

品質,味にも,値段にもこだわった,お店は続けられない時代なのか。
一方で,土地がの価格が上昇と,テレビのニュースではなんだか嬉しそうに伝えていた。
政府は物価上昇が良いことだと,そんな政策を続けるらしい。

今の日本は,そこここで根腐れが進んでいるような気がする。そこにいくら肥料をまいたって行く末は。。。

ちょっと贅沢家電

このところ、忙しくすっかりほったらかしのブログですが、何もアップしないのが少し気持ち悪くなり、気まぐれにつぶやいてみる。

以前からずっと欲しいと思いつつ、買っていなかった家電がブレンダーである。
最近、いよいよ買おうと思い、まずはミキサーにするかハンディーブレンダーにするか迷ったが、今回は、手頃に使えること、場所をとらないことを重視してハンディーに決めた。
次は、どのメーカーにするか。いろいろネットで探してみると。出てくる情報の多くはブラウンかパナソニックの比較。どちらも値段は比較的手頃。少し高くてマイナーだけど刃物で信頼の貝印。そして老舗のバーミックス。値段はブラウン=パナソニック<貝印<<バーミックス 老舗はシンプルだけど値段はぐっと高い。
結局決めたのはバーミックス。決めては、基本の刃で氷までガシガシ砕けること。夏のスムージーを想像すると、値段は高くても頑張ってバーミックスと。貝印も氷もOKで、刃の形状などもバーミックスそっくりなのだけど、ここはオリジナルに敬意を表して、おそらく耐久性も高いのではとの期待した。

品物が届いて、保証書を見ると保障期間が5年というのが自信の表れかと少々感動。
とりあえず、使い始めてみたが満足。あとはバーミックスにして改めてよかったと思うとすれば、故障ぜずに使えたとして5年以上先になるのかな。

実はこの何年かで、幾つか家電製品について少し”贅沢な選択”をした。どれを買うときもネットで情報を探してみたけれど、本当に使ってる人からの情報が思ったほどなかった。宣伝記事なのかな、というのもあって結局、最後はまあ、気分が満足すれば損と思わないようにというつもりで購入した。
結論からすれば、およそ満足しているが、どの商品も誰にでもお勧めできわけではないとも思った。

満足度が高いのはルンバ。当時の一番シンプルなモデルを買ったが、ブラシの機能が良いのか、ともかく掃除の後、床でも畳でも素足で歩くと気持ちが良い。うろうろ掃除してくれる動きも愛嬌があって、かわいいので、それもかなりのプラス要素。ただし、隅や狭い場所はどうしても残るし、床を片付けない限り出番はない。ルンバお任せで掃除を済ますには、相当にマメに片付けをできる人でないといけない。我が家では、少々出番が少ない(床が散らかっているから)が、出番が来れば良い仕事をしてくれる。

バルミューダー扇風機。寝るときにかけっぱなしで寝冷えのしない扇風機が欲しくて、小さいモデルを買った。Macを思わせるデザインには大満足、質感は羽根の部分は期待したほど精度が高いようには思わなかったが、音は静か。エアコンと併用して優しい風を送るには最適でこれまた満足しているが、強い風にしようとすれば小さい扇風機なので、当然うるさくなり、使用は微風限定状態。誰でもがこれ1台で足りる、とは行かないかもしれない。それに、様々な触発されてできた商品(やコピー物)に比べると高いかなあ、と。でもオリジナルの満足感というのは確かにある。

さて、少し満足度が下がる、いや、私としてはほぼ満足しているが、人に勧めるかというとぐっと下がるのはダイソンのハンディークリーナー。もう3年以上前に買ったので現行機種はもっと吸引力が上がっていると思うが、ともかく吸引力が弱い。強いのが売りというのだけれど、使った印象はむしろ逆。ブラシの機能がいくらか良いのかな、という程度。あとは重い。男なら良いが日本人の小柄な女性には重すぎる。
では、なぜそれでも満足しているかというと、そのデザイン、メカ感というか道具感。
あの透明なゴミ溜めにホコリやらゴミが溜まっていく様子を見ると、掃除している満足感がある。電動ドリルみたいに握って作動するところもメカっぽくて男はテンションが上がる。
そう、あの掃除機はもしかしたら、夫に掃除を手伝わせたい妻が夫にねだって買ってもらうのが良いのかもしれない。
電気屋で夫にダイソンを握らせて、反応を見て、喜んで掃除機を動かしているようなら、買う価値があり。きっと。
(でも、Makitaで同じ反応をすれば、そちらの方がお得でしょう)

同じ機能があるなら、高いものより安い物の方が良いのではないか。そんなブランドにお金を出して無駄、と思う人もいるかもしれない。
実際、その道具を使って気分が良くならないのならそうだ。安い物にした方が良い。

でも、オリジナルのものは家電製品でも、なんとも気分を上げてくれる雰囲気を持っている気がする。
それも含めてお金を払うつもりなら、決して無駄な買い物ではない。

追記:バーミックスも少々重いです。

仁淀川町のひょうたん桜

先週末,仁淀川町のひょうたん桜(エドヒガン)を見てきた。
高知に来て以来,毎年,見たいと思いながら,3月末は殆ど休みがとれなかったり,出張だったりで行けなかった。例年は全国1位を争うほど早く開花する高知が,今年は東京よりも遅いほどで,4月に入る頃ようやく満開となった。
というわけで,漸く見に行くことが出来た。

午後,国道33号線から,ひょうたん桜公園に向かう道に入ると,町役場の人が案内に立っていた。今日は一方通行規制していること,駐車場にはいるには10分ほど待つことなどを教えてくれた。この先はほぼ車1台分の幅しか無い狭い道,しかもかなりの坂道であるが,一方通行なら安心である。帰りは,国道439号まで降りる道があり,そちらを同様に一方通行にしているとのこと。結局,駐車場に入るまで40分以上かかったが,駐車場での案内もスムーズでイライラすることはなかった。

山の傾斜地に,県の天然記念物に指定されているひょうたん桜の古木を囲むように,多くの桜や菜の花も咲いており,なかなか見応えのある風景だった。

RICHO GXR mount A12, Color Skopar 25mm

ひょうたん桜の古木が,愛されて大切にされてきたことが感じられる佇まいで,なんとも暖かい気持ちになった。
一升瓶をもってウロウロしている人もいたが,天気が今ひとつだったせいか,時間が遅かったのか,花見酒で騒いでいる人たちはいなかった。

沈下橋のある風景

泳いだところとは別の場所で,やはり仁淀川水系の土居川で見つけた沈下橋

国道439号線(愛称:よさく)で仁淀川役場から,お茶スイーツの美味しい池川茶園に向かう途中。国道から脇にのびる橋の上から見下ろすと,沈下橋と背後の棚田の風景がなんとも見事。しかし,手前は急な斜面で,沈下橋の先はどこへ続くのか不明。Googleマップでは橋さえ出てこない。
いつまでも残ってほしい風景。

清流で水遊び

高知の良いもの
清流
今年の夏は久しぶりに川遊びをした。
ヨーロッパから友人夫妻が遊びにきて,仁淀川の上流域に案内。
山奥の美味しい蕎麦屋でお昼を食べた後,近くの川でひと泳ぎ。
キャンプ場の跡地から河原へおりて,木陰でささっと水着に着替えて,川にざぶん。
もうりっぱな,おっさん,(おばさん,失礼)達が,子供に帰ってはしゃいでいたわけだが,他の誰の目もないので,気にならない。

川は裸で泳ぐには冷たすぎたが,清流にアマゴ(このあたりではアメゴとよぶ)と一緒におよぐのは,何とも気分の良い夏休みの一瞬。

防水カメラを持って行かなかったので,風景だけ。

いい加減なブログ記事

あっという間に夏も終わりを迎える気配。

今年は7月末から海外からの客人が会ったりして、高知を満喫してもらおうと,いくつか案内をしながら,いくつか高知らしい場所に出かける機会があった。

高知,やっぱりいいところがあるよなあ,と思う一方で,人を迎えるには,あともう少し頑張ってほしいなあ。というところも感じた。

いい物は,また紹介するとして,どうしても,また一言書かずにいられない。
人のブログなど,放っておけば良いのだが,どうしても目に余る。

高知在住のプロブロガー氏ののブログ,一昔前の,”ほめ殺し”で高知をダメにしたいのだろうか。
本人が書いておられるほど,影響力があるとも思えないが,ともかく読者が多いと言われているし,先日は地元で行われた行事の記事にも出ていたので,少し意見を書いておきたい。

一言で言うと,書いている記事に対する知識が甘すぎて,その情報は実情を正確に伝えているとは言えないし,多くの人には誤解を招きかねない。

彼の取り上げた場所:多くとは言わないが,いくつもの場所に,自分も行ったことがあり,場所によっては通っているようなところであり。それぞれ良いところがある。しかし,ただただ手放しで絶賛するような場所は少ない。もちろん,良いところを書いて,もっと人が来てくれるのも良いが,記事を鵜呑みにすれば,がっかりしてしまうことも多いだろう。

また,最近の防災についての記事は,実情を伝えていない。高知は南海地震に対して防災意識が高い,と言い,「南海トラフ地震があるのは,強みです」と移住さえ勧めているが,高知の防災意識が高いとは言えない。東日本大震災以後,行政主体に防災対策は勧められているが,十分という訳ではないし、いろいろな都合が有るので,表に見える通りに対策が進んでいるとも言えない。津波警報が出ても避難した人が少なかったなど,防災意識も,いかに向上させるか,また対策を具体的,実効性のあるものにするか,防災対策に関わる人たちは苦労しながら取り組んでいるのである。
それを,まったく知らず防災意識が高い,などと書くのは高知の人を馬鹿にしているのではないかとさえ感じる。(知らないふりをしているなら,もっとたちが悪いが)

地元回転寿司の記事についてもひとつ。江戸前寿司はもともと内湾の魚で発達しているので,外海に面した高知の魚だと,なかなか繊細な寿司には仕上げにくい,というのは高知でびっくりするような寿司屋に会わない理由の一つかな,と言うのが私的見解だが,それはさておき,地元ネタたっぷり,でおすすめと,いいながら,エンガワ好きなんです,と。そのエンガワはもっと北の海でとれる大きなカレイの冷凍エンガワで,地魚でも何でもなく,”エンガワ”本来のヒラメのエンガワとはほど遠い。
このくらいの記事なら罪は軽いかな,と思うが,は”プロ”を名乗るなら情報にはもっと責任を持てる内容にするべきと思う。

こまったことに,もしこのページで初めてそのブログに興味を持って,覗きに行くと,彼はブログが見られたことで,お金がもらえるの出そうな。
そう考えると,批判したくなるような記事を書く彼は,私なんかより何枚も上手なのか。。。

時間の問題ではない

なかなか更新をしなかった,もう一つの理由がある。
気楽なはなしばかり,つぶやいていてよいのか。。と考えてしまうような世の中の出来事だ。

国会の安保法制の採決。
審議時間が100時間を過ぎたから。。。とそろそろ審議は尽くした,という言い始めて,あっという間に採決。
国会中継を少しでも見たら,時間を根拠にし十分審議したという論拠の,なんとも人を馬鹿にしたことか,腹が立って仕方が無い。

首相は決して,人の質問にまともに答えていなかった。
何か物を見てそれが,どういう物か評価・判断するときには人は,いろいろな確度から眺めるはずだ。
たとえば,陳列している商品を見たら,見る向きを変えて,横から見たり,上から見たり,手に取れるなら,手に取っていじってみる。そうやって,そのものがどんな物か見えてくるはずだ。
審議の際には,さまざなな場面を変えて考えてみたり,別の言葉に直して考えてみたり,そうしていろいろな確度から見なければ,法案の実体が見えるはずがない。首相の答弁は,正面に向けておいた面を繰り返し見せるだけで,決してその商品を別の確度からは見せていなかった。それでも,この商品は確かだから,将来に絶対価値がでるから買えと言っているようなものだ。
そんな物を買う,懸命な消費者などいない。

審議時間だけすぎたら,議論は尽くしたというのなら,自動車の免許講習だって時間数だけハンドルを握って座っていたら合格という話だ。そんなことをしたら,日本中交通事故だらけだ。

気楽な話をするブログだけれど,この事態には一言くらい言わないと。
気が済まないというか,言うべきと思ったのだ。