London

東北出身の田舎者がついにロンドンに行ってきましたよ。それにしてもロンドンは高い。正直言って負けました。

初日は前夜の帰宅が遅かったのと早朝発の飛行機だったので例によって寝ずに準備して出かけました。時差のせいで午前中にボストンを出発したのにロンドンに着いたらもう夜。上空から街の明かりを堪能した。



ヒースローからはホテルまでは地下鉄で移動しなくてはなので、さっそくお得な切符はあるかと駅員に聞いてみたら滞在期間を聞かれ一週間ならWeeklyパスでしょというわけで購入。これ一週間市内の中心部の地下鉄とバスが乗り放題なんだけど日本円にして5000円以上って高い。。ちなみにロンドンのスイカオイスターカード(http://oyster.tfl.gov.uk)と言います。

ホテルは郊外にとると交通費がかさむよというロンドン経験者Mitsuの助言により実はハイドパークにも近かったPaddington駅の近くにとった。地下鉄を降りて地上を出てみるとまったく方向がわからない。ほとんどの建物が同じような高さやデザインだから余計混乱する。その辺の人に道を聞きながらなんとかホテルにたどり着くことができた。

僕らのホテルはひとつの長い建物にたくさんの似たようだけど別の名前のホテルが入っているなかのひとつで、フロントは別のホテルと兼用だった。部屋はほんとこじんまりと行った感じでシャワー兼トイレはせまくてバスタブはなし。シーツやタオルは経費節約のために二日か三日にいっぺんの交換と貧相な印象。朝食付きだったので朝は地下の食堂に行って朝食でしたが、パンかシリアルとハム、牛乳とオレンジジュース、ヨーグルトは冷えてなくてがっかりでした。あとテレビがたったの4チャンネルしかない。そのうち二つはBBC1とBBC2。日本でいえばNHK総合NHK教育!? それでも普段はテレビ観れないから結構観てました。チャンネル4が一番ましでちょうどフーファイターズの新作発売が近かったこともあってか夜中に特番とかライブ映像が流れたりしてた。イギリスに来てアメリカのバンドってのも変な感じ。



二日目から市内探検を開始。街がよく見えるというわけで主にロンドン名物の二階建ての赤いバスで移動した。このバスの運転手がすごい。市内の道は全部せまくて入り組んでるし、もちろん結構な交通量。その中を猛スピードで疾走する姿はアメイジング。よく事故らないなぁと感心してしまいます。大英博物館からはじめてこの日は有名どころを押さえました。せっかくロンドンに来てるのでライブが観れればと思って最後にブリクストンアカデミーまで行ってみたけどスケジュールを観た感じでは滞在中によさげなライブはなしで残念。そのままブリクストンのパブでビールをいただきつつ夕食を食べた。



三日目は最初有名なバッキンガム宮殿の衛兵交代を観るためにバスに乗って出発したんだけど、反対方向のバスに乗ってしまって変なところでバスを降りることに。最終的にバスはあきらめて地下鉄に切り替えたんだけど、バスの中で南米出身で今はイタリアに住んでててインド人の旦那さんを持つジェシーと出会った。彼女は旦那さんの仕事の関係でこんどイギリスへ移住するそうで、部屋探しに来たのだそう。そんなわけでその日は夕方まで彼女と一緒にいろいろ観てまわった。彼女は英語があまり流暢じゃないので時々英語で聞いた質問に対して母国語のスペイン語で返事をかえすのでスペイン語のSiが何を意味するのかわかった。




カーナビーストリートを観たあと、彼女のすすめでインド料理レストランへ行ったんだけどいろいろ辛くて必死でした。彼女は旦那さんがインド人なので当たり前のように注文してた。

ジェシーと別れた後はニューヨークに続いてミュージカルに挑戦。一番チケットが安かったので「Les Miserables」にしたんだけどこれが失敗。メリーポピンズと違って話が暗くて全体的にダークな感じ。予備知識もなかったので英語も全然でした。

四日目はハイドパーク散策とノッティングヒルを散策。ハイドパークはただ公園という感じ。ノッティングヒルでは大好きな映画「ノッティングヒルの恋人」に登場する本屋のモデルとなったお店へ。やっぱり映画とは違うんだけど、たくさん記念写真をとってしまいました。ノッティングヒルは東京で言えば下町のような風情でのんびり過ごせそうな感じだった。夜は昨日失敗した「Les Miserables」のせいでやっぱりニューヨークと比較せねばとロンドンバージョンのメリーポピンズを観た。ほとんどNY版と一緒なんだけど、役者さんがNY版のほうがよかったと思った。

翌日は土曜日。ガイドブックに週末はカムデンタウンで過ごすべきとあったので行ってみた。雰囲気的には上野のアメ横に近い感じかな。たくさんの小さなお店がぎゅっと集まっててかなりのにぎわいでした。夕方有名なハロッズへ。日本の高級デパートよろしく食材売り場が充実しててその日は焼き魚を買ってホテル近くのパブでビール飲みつついただきました。



いよいよ旅も終わりに近づいた日曜日。まずはブリティッシュライブラリーへ行ってお茶した後、まだ行ってなかったCovent Gardenへ。フレッドペリーの直営店なんかをウィンドウショッピングしてる間にリュックのサイドポケットに入れてあった僕のデジタルカメラがなくなっていることに気付いた。人ごみの中を歩き回っている間に何もかがとったと思われるが、すでに時遅し。いちおう警察へ行って届け出はしたけど、戻ってくる望みは薄いと言われた。こうして僕はロンドンの写真を失ってしまいました。おかげさまですっかりロンドンが嫌いになってしまいました。ポンドの価値が米ドルなみに下がるまで再訪することはないと思います。それにしてもカメラ紛失は大きかった。。