ソルト

 アンジー姐さん、大活躍です。相変わらずこの人は美しい上にパワフルですねー。スパイの容疑をかけられた女CIAエージェント、イヴリン・ソルトが、自分に掛けられた疑いを晴らすべく米国を縦横無尽に駆け回るアクションムービー! ……とは素直に言えなくて、この物語はなかなか厄介です。ソルトの行動目的や理由が謎に包まれているのですから。
(以下かなりのネタバレあり)

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ヒックとドラゴン

 予告編を見たとき、私はヒックという少年を臆病なヘタレ君だと思っていましたが、実際に見てみたら案外そうでもなかったですね。確かにバイキングにしてはヘタレ、なんですけど。結構言いたいことはしっかり言ってるし、臆病というよりはむしろ慎重派という印象を受けました。ただ、やることなすことが全部裏目に出て皆に迷惑をかけてしまっていますが(笑)、それでも皆の役に立ちたいという気持ちが感じられたので、私は予告編での第一印象を改めました。
(以下かなーりネタバレあり)

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盆休み最後の映画

月曜日で、ワーナーマイカルが女性は1000円で見られるので行ってきました。お盆休み最後だからか、結構人が多かったです。
 この日見たのは2本です。感想は後日書きます。

 ワーナーマイカル、ネットで座席を予約できるのはいいのですが、座席を探すのが一苦労です。入り口前の見取り図を見て、あらかじめどの辺に自分の席があるか確認しておかないと。シートが上がった状態でないと番号を確認できないのも不便です。
 バルト11みたいに床にもアルファベットが書いてあったり、ジュース用のスペースに番号が記載されていればいいのですが。

ザ・コーヴ

 一時は上映中止とまで言われていた問題の作品ですが、幸いにも私の地区では無事に鑑賞することができました。
 簡単にいえば、エンターテイメントとしてよくできたドキュメンタリー映画だと思います。イルカの虐殺を防がねば! そしてこの現状を世界中に知らしめねば! という「正義感」、そして仲間を募る「過程」、スパイ大作戦か007並みに機材をそろえ警備の目をかいくぐって隠しカメラを設置する「アクション」。面白くならないはずがありません(苦笑)。しかし――。(以下、かなり感情的な意見が続きますので注意!)

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小さな命が呼ぶとき

 難病のわが子を救うために製薬会社を立ち上げた父親と、科学者の物語。実話に基づいているのだそうです。
 ポンぺ病の権威である偏屈なストーンヒル博士を演じるのがハリソン・フォード。お父さん・クラウリーの奮闘ぶりもさることながら、博士の変人ぶりがかなり気になったので、この日記ではそこにフォーカスしたいと思います。「感動した!」コメントは苦手なのですよ。(以下ネタバレあり)

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エアベンダー

 シャマラン監督の作品ってかなり癖があるし、見ても外れの方が多かったりするんですけど……(苦笑)。それでも「ヴィレッジ」や「アンブレイカブル」、「シックスセンス」を知っている身としては許せちゃうんですよね。「レディ・イン・ザ・ウォーター」も「うんうん、こういうのが撮りたかったのね♪」とゆるーく見守れてしまう(笑)。
 そんな彼の新作ですが、原作付きの作品です。しかも、続きもので、三部作だとーっ?!

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借りぐらしのアリエッティ

 人家の床下にすむ小人達は、生活に必要な物を少しずつ「借りて」暮らしている。そんな彼らの掟は「人間に見つかってはいけない」―。
 のっけから私が疑問に思ったこと、それは。「こいつら借りてるんじゃなくて、人の物を盗んでるんじゃないの?!」です。だって、借りた以上は返さないといけないのですよ。でも小人達は返さないのです。泥棒呼ばわりされても無理はない。例の掟も、盗んでいるという自覚が多少なりともあるからこそではないか? というのは穿った見方でしょうか。(以下ネタバレあり)

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