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仮想と現実の真ん中あたり

2013-07-27 麻雀バー“Blitz storm”の場所とは?

[][] 「咲-Saki- シノハユ」第0局の“はやりん暗号”を解いてみた

やあ、ワトソン君。すっかりご無沙汰だね。

最近の僕はすっかり引退同然でね。探訪は若い方々のご活躍にまかせて、養蜂家の真似事をしているよ。え? なんで養蜂家かって? それは働き蜂のようにだね…、え? それは養蜂家じゃない?

まぁ、そんな事はおいとこう。


ところで、ビッグガンガン Vol.9掲載の「咲-Saki-」新シリーズ、「シノハユ」の第0局は読んだかい? 今後の展開を期待させる、良い導入編だったねぇ。

え? 瑞原プロの暗号? ああ、あんなもの、分かるわけが無いじゃないか。早々にあきらめたよ。「踊る人形」じゃあるまいし。

…と、そう思っていたんだがね。「咲-Saki-」ファンには凄い方がいらっしゃるね。

M1,2,4,8,17,34,68の管理人さんがTwitter上でこの暗号にチャレンジされていて驚いたよ。さすが、深読みファンの層が厚い作品だけの事はあるね。

そこで、自分も解いてみようと思ったわけだが…。

(以下、続きで)


舞台探訪者の心得

 ・舞台を荒らさないこと。 ・住民に迷惑をかけないこと。 ・舞台での行動は慎重に。

※「咲-Saki-」舞台推理関連の記事一覧は、キーワード「舞台推理」で。


■“はやりん暗号”の謎〜その1〜:「温泉・パンチ・グッド」とは?

本作の3P目5P目に登場するのが、コレだ。はやりんこと瑞原プロが送ったメールが、記号ばかりで「難解!」のようだね。

さて、この「温泉・パンチ・グッド」とは一体何の暗号だろうか? すこやんが言うには、ビルの名前らしいのだが…。

言葉を記号に置き換えているなら、何らかの変換規則があるはずだね。まず、それを推定してみよう。


(1)変換規則の推定

(a)英語に置き換える?

温泉=「スパ」と読み替えれば良いのだろうか? しかし、暗号化の際に別の言語に変換し、さらに記号化するのは二度手間で、人間にとって自然な思考ではない。(元が英語なら別だが)

一旦この方向は保留しておこう。

(b)文字変換する?

ベタに読んだ文字、「おんせんぱんちぐっど」を文字変換すると元のビル名に戻るのだろうか? しかし、この変換規則だと、暗号化の際には元のビル名とぴったり同じ文字列になる記号を探す必要があり、自由度がとても低い。

この方向も保留としておこう。

(c)音節に変換する?

一つの記号が一つの音節に対応しているのだろうか? これは、人間のごく自然な思考方法だ。

ちなみに、古代エジプトの神聖文字(ヒエログリフ)も、表音文字であることを手がかりにして解読されている。(参考:wikipedia:ヒエログリフ) この辺が好きななら、サイモン・シンの「暗号解読」を一読することをお勧めするよ、ワトソン君。

暗号解読〈上〉 (新潮文庫)

暗号解読〈上〉 (新潮文庫)

仮に「温泉・パンチ・グッド」を適当に音節になるように読み替えると、「湯(ゆ)・手(て)・?」といったところだろうか?


 手がかり1:「温泉・パンチ・グッド」=「湯(ゆ)・手(て)・?」?


(2)麻雀バー“Blitz storm”の場所の特定

次に、作中に登場する麻雀バー“Blitz storm”の位置を特定してみよう。

実は、作者はこの看板の1コマ前に、重要なヒントを隠してくれている。

ここからが、「作品」と「現実」の2つのレイヤーを自由に行き来する、「舞台探訪スキル」の腕の見せどころだ。

実は、この右のコマの場所は、「阿知賀編」第4局に同じ構図が登場していて、既にひでさんによって特定されているのだ。すばら!


BG Vol.9 P167東京都中央区銀座 昭和通り

場所は、銀座昭和通り

こんな何気ないコマにも、ちゃんと意味を持たせてるのが「咲-Saki-」の凄いところだ。

“Blitz storm”は銀座の近くにあるに違いない。


 手がかり2:麻雀バー“Blitz storm”は銀座の近くである可能性が高い。


以上の2つの手がかりから、Google検索窓に「銀座 ユーテ」を入力してみると、ぐぐる先生は即座に「銀座 ユーティ」に訂正してくれた。ビンゴ!

検索結果で一番上に出て来たのは、「ユーティライズパーキング銀座セントラルビル」。Street Viewで見てみると、パーキングビルのようだね。



“はやりん暗号”の「温泉・パンチ・グッド」の解読結果は、「湯(ゆ)・手(て)・昇る(ライズ)」=「ユーティライズパーキング銀座セントラルビル」だったというわけだ。

パーキングビルというのは、一見意外な場所に見えるかもしれないね。けれども、特定されても迷惑がかかりにく場所、と考えると納得の設定じゃないかな、ワトソン君?


…もっとも、他のプロ全員がこのメールを解読出来たのは納得出来ないがね(笑)



■“はやりん暗号”の謎〜その2〜:「ねことひよこが5回」とは?

さて、目的地の位置さえ分かってしまえば、もう一つの謎、赤土監督宛てのメールにある「ねことひよこが5回続いている」は難しくない。

必要な予備知識は、『阿知賀女子の宿は帝国ホテル』という熱心なファンには周知の事実。

阿知賀編 第3巻 P14帝国ホテル


会合の案内メールに書く内容と言えば、道案内だ。

セリフ内の記号では、猫は正面を向いていて、ひよこは左を向いている。つまり、猫が信号直進で、ひよこは左折だ。



より大きな地図で 「温泉・パンチ・グッド」の地図 を表示


↑の地図を見ればお分かりの通り、帝国ホテル前から歩いた場合、信号を猫・猫・ひよこ・猫・ひよこの計5回で、麻雀バーBlitz stormがある「ユーティライズパーキング銀座セントラルビル」に到着する。簡単な事だよ、ワトソン君。



■結論:「咲-Saki-」シリーズ、おそるべし

さて、こうして謎が解けてみると、おそるべき事実が判明する。

ストーリー(再開編)の冒頭は↑だが、1コマ目から3コマ目で、赤土監督のスタート地点である帝国ホテルと途中経路の昭和通り、そして目的地の麻雀バーBlitz stormまでが描かれている。

お題となる「ねことひよこが5回」と「温泉・パンチ・グッド」は3P目5P目で登場するが、実はネタはストーリー(再開編)冒頭から仕込まれていたのだ!

[2013.7.27 追記]書いた時にファイルした冒頭の2Pを無くしていて、ページ数の位置を誤って記述していました。


何とも、地図を前にしてネタを仕込んでいる作者先生方のいたずらっぽい顔が目に浮かぶようじゃないかね、ワトソン君?

第0局からこれだけのネタを仕込んでくる作者陣による「咲-Saki- シノハユ」に、どうして期待しないわけがあるかね? もちろん、期待せずにはいられないさ!


なお、お題をいただいたM1,2,4,8,17,34,68の管理人さんのおかげで本記事が書けました。ありがとうございました!


 本記事内の「咲-Saki- シノハユ」および「咲-Saki- 阿知賀編」の画像の著作権は小林立先生,五十嵐あぐり先生にあり、ここでは当該作品の研究を目的として引用しています。

2013-05-26 長野県勢JKの夏服姿とローアングル構図

[] 「咲-Saki-」第91局扉絵、その他長野県内の舞台を回って来ました。

ちょっと公開が遅くなりましたが、長野県内の新発見された舞台をGWに回って来たレポです。

咲-Saki-」第11巻 とらのあな特典


まずは、第11巻のとらのあな購入特典の描き下ろしお風呂ポスターから。

背景作画のご担当は、おなじみのヤオキン氏。今回も「咲-Saki-」らしい柔和なキャラクターにマッチした、柔らかい雰囲気の良い絵ですね〜。

さて、熱心なファンなら見覚えがあるこの場所は…。

詳しくは、続きで。


舞台探訪者の心得

 ・舞台を荒らさないこと。 ・住民に迷惑をかけないこと。 ・舞台での行動は慎重に。

※「咲-Saki-」探訪関連の記事一覧は、キーワード「咲-Saki-」で。


咲-Saki-」第11巻 とらのあな特典長野県富士見町 旧立場川橋梁


この場所は、富士見町の旧立場川橋梁でした。

・地図付きの探訪記は、こちらで→「咲-Saki-」舞台探訪−長野県内編−


構図は、「咲-Saki-」にありがちの、超ローアングルからのアオリ構図です。しゃがみ込んでライブビューをのぞきながら、

 「このレンズの先に咲ちゃんが、のどっちが…」

と想像しながら撮影してる姿は、ものすごく不審者っぽいです(笑)


さて、この場所なんですが、実は以前にも登場してます。


第91局[追補]扉絵旧立場川橋梁(長野県富士見町


はい、第91局の扉絵ですね。この時に、

>それにしても、この場所が登場するとは、これは本当に「小林先生=鉄道ファン」説確定という事でしょうか?

と書いたんですが、どうやら確定したようです。


…かどうかはさておき(笑)、絵になる場所なので、たびたび背景に使われるのも分かる気がします。

そして、ここから中央道を南下して行ったのが…、


咲-Saki-」第85局 扉絵長野県飯田市 天竜峡


つい最近になって飯田市内の天竜峡で発見された、第85局の扉絵

・地図付きの探訪記は、こちらで→「咲-Saki-」舞台探訪−長野県内編−


 この扉絵、話の前後からして、東京にあるという大方の予想だったのですが、mixiの「咲-Saki-」舞台コミュのken さんの調査により、予想外の天竜峡で発見されました。kenさん、情報どうもありがとうございました!


 本記事内の「咲-Saki-」の画像の著作権は小林立先生、アニメ版「咲-Saki-」の画像の著作権は小林立先生/スクウェアエニックス清澄高校麻雀部にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。

2013-04-07 第109局扉絵の舞台は、“残酷坂”でもあった!

[] 「咲-Saki-」第109局[屈指]扉絵の舞台に行って来ました。

ヤンガン誌上にて連載再開された「咲-Saki-」、小林先生のお怪我も快方に向かわれているようで良かったです。

その連載再開を記念すべき第109局の扉絵ですが…、


咲-Saki-」第109局 扉絵


背景作画のご担当は、おなじみのヤオキン氏。「咲-Saki-」らしい俯瞰構図と背景の空気感のマッチングが素晴らしい、連載再開を飾るにふさわしい扉絵ですね。


ところで、実はこの扉絵の場所は、管理人にとって過去の因縁がありまして…。

詳しくは、続きで。


舞台探訪者の心得

 ・舞台を荒らさないこと。 ・住民に迷惑をかけないこと。 ・舞台での行動は慎重に。

※「咲-Saki-」探訪関連の記事一覧は、キーワード「咲-Saki-」で。


咲-Saki-」第109局 扉絵長野県飯田市 愛宕坂


第109局[屈指]の扉絵の舞台、それは飯田市愛宕町にある、愛宕坂でした。

・地図付きの探訪記は、こちらで→「咲-Saki-」舞台探訪−長野県内編−


発売日の朝起きたら、既に未明にmixiの「咲-Saki-」舞台コミュのkenさんによって特定されていてビックリしました。「咲-Saki-」舞台探訪クラスタ、おそるべしです(笑)

しかし、この扉絵、妙に見覚えがあるのですよね。まてよ、これは…、


「残酷な願いの中で」ED.長野県飯田市 愛宕坂


なんと、3年前にアニメ版「咲-Saki-」の「残酷な願いの中で」ED.のモデルと思って取材した場所じゃないか!

ご覧の通り似てるような似てないような、微妙な具合で、しかも清澄キャラなのに場所が飯田市だったこともあって、お蔵入りしていた物件だったのです。


けれども、原作にまで登場したとなると、これを偶然の一致とするのは「そんなオカルトありえません」。

ここでアニメ版関連の記事を思い出してみると…、

(筆者註:小林先生が)マンガの1カットごとの舞台も、どこの場所で(モデルを)撮ったのかも記録されていて、ロケハンもスムーズに行きましたし。

(引用元:オトナアニメ Vol.12)

http://d.hatena.ne.jp/USO9000/20090417/p1

とある通り、原作の小林先生からアニメ製作スタッフに、モデル地の情報が伝わっているのは衆知の事実です。

とすると、この2枚の絵は、どちらも小林先生の取材を元にしているためにモデル地が一致している、と考えるのが自然な推測のように思います。


そのため、ここを残酷エンドの舞台でもあると断定することにしました。

これでようやく、3年越しのリベンジが果たせた事になりました。

この故事にちなんで、ここは「残酷坂」と、「咲-Saki-」舞台コミュのしにふぃえ さんによって命名される事になったのでありました(笑)


 本記事内の「咲-Saki-」の画像の著作権は小林立先生、アニメ版「咲-Saki-」の画像の著作権は小林立先生/スクウェアエニックス清澄高校麻雀部にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。

2013-01-14 清澄3人娘の帰り道

[] 「咲-Saki-」第107局[開始]扉絵の舞台に行って来ました。

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。(いちおう松の内)

今年も変わらず、「咲-Saki-」の舞台探訪を中心に活動して行く予定ですので、よろしくお願いいたします。


咲-Saki-」第107局 扉絵


さて、新年最初のヤンガン掲載、第107局は、清澄の1年生3人娘が登場。久しぶりの長野らしい扉絵です。

この背景アシスタントは、「咲-Saki-」のカラー背景と言えばこの方、ヤオキン氏です。小林先生が描く可愛らしいキャラと相まって、今年のスタートを切るにふさわしい、美麗な見開き扉絵ですね。

けれども、今回の扉絵は手がかりが少ない。このまま迷宮入りするのでは?、と危ぶまれましたが…、なんと発売日当日に発見されてしまいました!

・地図付きの探訪記は、こちらで→「咲-Saki-」舞台探訪−長野県内編−


詳しくは、続きで。


舞台探訪者の心得

 ・舞台を荒らさないこと。 ・住民に迷惑をかけないこと。 ・舞台での行動は慎重に。

※「咲-Saki-」探訪関連の記事一覧は、キーワード「咲-Saki-」で。


咲-Saki-」第107局 扉絵長野県富士見町 中央道立場川橋梁近く


第107局の扉絵は、発売日当日に、mixiの「咲-Saki-」舞台コミュの一休 さんによって発見されました。すばらです!

そして、発見された場所ですが…、


第90局 扉絵長野県富士見町 中央道立場川橋梁


それは、第90局扉絵の近くでした。



より大きな地図で 「咲-Saki-」マップ を表示


第90局扉絵の雑誌掲載時のアオリ文句は、「いつもの通い慣れた帰り道」。

そして今回の扉絵も、手には学生カバン(ゆーきだけ手ぶらですが。ゆーき、お前という奴は…)。そう、今回の扉絵は、清澄の帰り道風景を描いた、第90局の続き絵的な趣向だったのですね。

前回は咲ちゃんが手前、今回はのどっちが手前で咲ちゃんが奥、というのも凝ってます。毎度、細かい趣向が凝らされてますね〜。

そんなすばら!な「咲-Saki-」を、今年も管理人は応援しています。


 本記事内の「咲-Saki-」の画像の著作権は、小林立先生にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。

2012-12-01 今年はのどっちの家にあのキャラが登場!?

[] 2012年のイルミネーションフェスティバルin原村が始まりました。

今年も、イルミネーションフェスティバルin原村が始まりました。

 →公式サイト:2012 イルミネーション・フェスティバル in 原村

 →去年のレポ:のどっちハウスで特別展示、原村イルミネーション点灯式・レポ


標高2,000mを越える高原にそびえ立つ、高さ20mのドイツトウヒの大木にイルミネーションが灯されています。



去る11/23には、点灯式も開催されました。


今年の点灯式の様子


私は今年は都合で行けなかったのが残念でしたが…。↑の写真は、点灯式に参加されたJOSRさんからいただきました。ありがとうございました!

さて、そして今年もやって来たのが…、



コレ。特別展示「のどっちイルミネーション」。今年は、『遠くから旧友がやって来た』という設定でお届けしております。

今年も原村観光連盟の皆様のご厚意により実施する事が出来ました。いつも本当にありがとうございます!

(ちなみに、展示に使われてるエトペンは、私の提供だったりしてw)



イルミネーションフェスティバルin原村は、来年の2013年1月14日まで、毎晩17:00〜22:00の間、点灯しています。

なお、現地は高地のため、12月中旬以降は道路の凍結が予想されます。来場の際には、滑り止めのある車でお越し下さい。(交通手段は車のみとなります)