2012-04-30 #1785 Late in the Day(Supergrass)
生きています。本当に生きているだけです。
近況
カイシャを辞めました。いま無職です。
辞めるときになってようやく気づいたのですが、辞めたカイシャで
ということは厳密には私は勤めていた1年半の間、会社員でもアルバイトでもない、
かといってフリーランスの人間としての名刺を持っているわけでもない、
何者でもない存在だったんですよね。
そう云われたら残業代にしても賞与にしても"概念"すらなかったのは
ある意味では正しかったのかも知れない。
正しくない。
いろんなことがあったし、これからもあるだろう(生きていれば)
4/29に花澤香菜のソロデビュー作発売記念イベントに行って来ました。
席指定のステラボールというハコも最良の選択だったと思う。
プロデュースサイドの思惑としては、
"スノッブじゃない坂本真綾"を創りたかったんだろうなぁと感じた。
たぶん、そういうことを考えていた人はギョーカイには少なからずいたと思うし、
いなかったわけじゃないと思うのだけれど、
結局、花澤香菜クラスの資質と存在感と説得力が必要だったということなのかも知れない。
納得はできるけれどある意味つまらないハナシではある。
千葉紗子じゃ足りなかったんだよ。
でもいまにして思えば、その足りなさというか、慎ましさを好ましく思ったんだろうなぁ。
初めから行き止まりだったんだ。
や、それは当時でさえ理解はできていたのだと思う。
2011-12-28 #1784 Those Distant Bells(Snow Patrol)
2011-12-19 #1783 In Good Time(We Shot the Moon)
戦争博物館
『機動戦士ガンダムUC』episode4
もうソフトも一般発売しているのにいまさら何だって話なのだが、
EP3を劇場で観た後に「非常に観応えがあった」というような感想を書いたのだが、
それに輪をかけて、観終わった後に「いやー参ったねハハハ」と
ヘンな引き攣り笑いが出てくるくらい圧倒されてしまった。
ハッキリいって構成的には力技でねじ伏せている感があって、
後から考えていくとどうだろ? と思うところもあるのだけれど、
それでも緊張感を途切れずに観られるのは、画面から滲み出るテンションの高さと
長年にわたって刷り込まれてきた“ガンダム体験”のなせる力だよなぁと。
たとえば、ダイナーの老人やジンネマンによる、オードリーやバナージ対する語り、
あれは構成上は完全な説明の場面で、それをひとつのシーケンスに
無理やり押し込んでいる意味であまり作劇上は褒められたやり方ではないのだけれど、
なんとなく『Zガンダム』で、クワトロ・バジーナのカミーユ・ビダンへに対する
「地球の重力を振り切った時、人は新たなセンスを身につけた。(略)
そういう意味では、確かに宇宙に希望はあったのだ」という語りが重なってきて、
その表情作画もすごく深みがあるものだから、説明以上の重みを感じてしまう。
とはいえ、ここに新しい“ガンダム”は何もない。
どれもこれもが過去の『ガンダム』のどこかにあった光景の焼き直しで、
だから「『ガンダムUC』なんて福井っていうドンパチ小説家のガノタが書いた
自慰小説で、映像化してもそれを超えられていないじゃないか」という指摘があれば、
拵えてしまっているのも、退廃的でかなり危うい観方ではあるのだと思う。
ズリネタにしてきたガノタがこんなにいるってことなんだよなぁ。
本編で気になった部分を挙げると、
こういうサイドエピソードも*1あるらしいのだが、
U.C.0096にこの機体にスポットが当たるというのが、オッと思わされた部分で、
というのも、この時代の後を描いた『閃光のハサウェイ』になって
できるようになるのだが、バイアランというのはそれに先駆けて
MSに飛行能力を持たせるために造られた実験機という背景があったから。
ひょっとするとそういう時代性を意識してこの機体を出したのかも知らんと。
とても良かったと思う。パンフレットに載っているインタヴューでも、
“再現度”にはあまりこだわった様子がなく
(そういうディレクションもあったのかもしれないけれど)、
それゆえにアムロ・レイがいなくなり、『CCA』から3年という時間を経た
“ブライトさん”像を説得力のあるかたちで表現できていたと思う。
かなり威厳のある雰囲気という印象を受けたのだけれど、
「みんなの命をくれ……」と懇願したグリプス戦役からの部下たち*2
からは相当、ロンドベル隊のメンバーも入れ替わっているはずで、
リディ・マーセナスのように新たに加わる隊員にとっては、
はるかな高みの“生きる伝説”に接するような気分であったと思うし、
褒めたことにして済ませちゃうのだけれど、
替わったからにはいままでになかったキャラクターの断面が表出されるはずだし、
“違い”を積極的に受け入れて解釈するのが楽しい人種なのですよ。
声ヲタというのは。
あんまり“本編”とは関係ない内容だな、まぁいいや。
2011-09-30 #1782 Submarine(Still Corners)
2TBで映画の全データが収まるんだそうな
これまた一週間前のことになるのだが、銀座のApple Storeで行われた
たぶん立ち見含めて100人チョイって人の数。年配のオジサマオバサマもチラホラ。
内容は『星を〜』の制作過程の素材を用いながら、新海誠監督自身が
美術や撮影、音響といった各工程でどんな作業がなされているのかを解説するというもの。
やっぱり画づくりの過程を実際に見せてもらえるのは面白くて、
「これは作画だけでも充分な画じゃないか」と思えるカットでも、
奥行きや迫力が全然違ってくるので「おぉ、こういうことか!」と納得する。
具体的にどういう仕事なのかイマイチ解んないやって人は多いと思うのだけれど、
各パートで担当者が上げてきたものに調整の指示を出したり直接修正を加えたりして
ひとつのコンセプトにまとめ上げていくってことなんだなってことがよく理解できた。
もちろんキャストに関する言及というのもあって、金元寿子をヒロインにした理由は
「(声色以上に声に乗っている属性=)声の情報量が多かったから」、
島本須美に関しては「『ナウシカ』や『カリオストロ』を経て彼女の背景に
染み込んでいる"人ならぬもの"のイメージ(”浮世離れ感”と云い換えていいと思う)」
などと語っていて、この人が"声優"に求めている観点が圧倒的なまでに声ヲタだわーと。
目立っている人がいるのにどうしてもっと声優誌は話を聴きに行かないんですか。
何のための"声優誌"なんですかと思った。
いちばん笑いをとっていたのは脚本に関してで、
彼女にボクの歪んだ女性観を(苦笑)修正してもらったりしました」
「なんだやっぱり自分でも解ってるんだ」というか。
『星を追う〜』に関しては監督がこれまでの作品以上に
精力的に地方をまわったりして積極的に語っている印象があるのだが、
想いがあるのかなという気がした。
もう世の中のモノ創りってそんななんだなってことにホヘーっとなった。
いまさらだけど。
2011-04-11 #1781 Two Kinds of Happiness(The Strokes)
ステゴザウルス
『FSS』REBOOT2
お話的には既刊単行本の2、3巻、コーラス vs ハグーダ戦がひとまとめ。
「REBOOT1」では既刊1巻と収録エピソードにあまり差がなかったけれど、
今度はギュっと詰め込んできた。ということは、ミューズ・バン・レイバックが
主人公格だった既刊4、5巻が「3」ではひとまとめになるのだろう。
「REBOOT」では用語に変更があった部分が改められている
(マインド・コントロール→ダムゲート・コントロール、バンドール→バング)
以外は連載時の版が収録されているので、コーラスIII世が
コーラス城でレッド・ミラージュが起動するカットが単行本とは違っている。
既刊7、8巻あたりのA.K.D. vs シーブル戦なんかでは
「描き直した単行本版より連載時の方が良い」という意見のある場面も
あるのだけれど、ここではまだ描き直した版の方がよくできてるなぁという印象。
お蔵出し資料はブーレイ(サイレン・ベース)とアシュラ・テンプルおよび
ブルーレイ(ボストークT-233)の原型になったデザイン画。
はっきりと名言されてはいないが、前者はナイチンゲール(→サザビー)、
後者はヤクト・ドーガのボツデザインだったようで、『逆襲のシャア』を
降ろされたのは作者にとってはかなり悔しい出来事だったことがうかがえる。
とはいえ「こりゃさすがにMSには使えないぜ」ってデザインでもあるのだが……。
他では作者のクローソーへの思い入れが迸ったテキストも印象的。
ジュノーンのデザインは本人の中でも傑作の域に達しているらしいのだが、
クローソーを載せる“神器”としてはそれでもまだ物足りなく、
なので最終形態であるSR4のデザインは「永久になし」ということらしい。
「だから第2部が描かれるまで待ってくれ」と仰ってるのだが、
まだ魔導大戦もスタント遊星戦も大侵攻もカラミティ崩壊も残ってるのに、
そこまであと何十年かかるんですかセンセイ……。
あとは、ファティマの始祖であるフォーカスライトとS.S.L.が戦い合うという
「マジェスティック・スタンド」終局の壮大なネタばらしに「なんだってー!?」と。
どちらもマスターはマキシのはずなのだがどゆこと?
他にマスターになる可能性があるとしたらデプレだけど、
このふたりの異母兄弟がお敵対陣営につくという資料いまのところないし、
再構築された後の話なのどうなの? とか、
またいいように作者に引っ掻き回されて幸せです。
2011-03-27 #1780 Spring is here(Sphere)
きみのねがいぼくらのゆめ
ホントに泣いたことがあるのは1回だけで、それはライスシャワーの
最期のレースなのだけれど(あれも大きな地震のあった年だった)*1、
今回はそれとはまったく違う意味で泣いた。
や、実際に泪は落とさなかったけれど、
あのときと同じくらい、想いで胸が詰まりそうになった。
16回目である。
だいたいオイラの競馬歴と同じくらいの年数だ。
2度目の挑戦で満を持しての遠征だったはずのヴァーミリアンが
とにかくずっと観てきた。
世間的にも大変なことになっていて、
もし何年も後にゆっくりと"いま"を振り返る権利をオイラが手に入れられたら、
きっとこのレースのことと一緒に思い出すと思う。
凱旋門賞もキングジョージもケンタッキーダービーもブリーダーズCも、
日本馬が制していない海外の頂点レースはいっぱいあるのだけれど、
いまは、こんな感覚を味わうチャンスがまだそれだけ残ってるんだと思えるくらい、
競馬ファンとして嬉しい、ホントに。

