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Uemmra3のフルスタックエンジニア?日記

2018-12-05

MDN翻訳ツールについて:その1

| 08:49 |

この記事はMDNとかをみんなで編集!翻訳! Advent Calendar 2018 - Adventarの 3日目の記事です。

昨日はlevena_evenasさんの[:title]でした。

明日は…登録がありませんが明後日はhmatrjpさんのMDN Adventar 12月5日分: hama の record of lifeです。

さて、去年のAdventarにて書いた雑な記事(MDNの翻訳お役立ちツールがメチャクチャ便利な件 - Uemmra3のフルスタックエンジニア?日記)で紹介した

MDN翻訳お役立ちツールがメチャメチャ便利

なので、シリーズ化してご紹介したいと思います。

README(no title)には

新規翻訳

● 見出しのidを英語のままにするためのname属性付与(参考)

● 自動翻訳もとい置換

◯ 見出しや互換性表などのよくある語句

◯ アルファベットと日本語の間に半角スペースを自動挿入

◯ 実装・継承するプロパティメソッドがないことを示す文

◯ The hogehoge interface → hogehoge インターフェイス

● /en-US/docs/ → /ja/docs/

● 翻訳中フラグをオフに、編集レビューをオンに

● タグを元記事からコピー

● 編集コメントに元記事のリビジョン番号を自動入力

とありますが、

/en-US/docs/ → /ja/docs/

を紹介します。


MDNを訳していると、他のMDN記事へのリンクが載っていることがありますが、新規翻訳時にはオリジナル版である「en-US」ロケールのものになっています。

f:id:Uemmra3:20181205094624p:image

このままにしておくと、日本語版の記事を見ているユーザーが、他の記事を読もうとしてリンクをクリックしても、英語版に飛んでしまって不親切です。

もちろん手作業で /en-US/docs/ → /ja/docs/ と変換しても良いですが、

ページ内に5個とか10個とかリンクがあるとウンザリします。

TranslationHelperをインストールしておくと、新規翻訳ではこれを自動化してくれます。

既存記事の編集時には

f:id:Uemmra3:20181205095735p:image

のように「Translation Helper」のボタンをクリックすると

f:id:Uemmra3:20181205095451p:image

このように日本語ロケールへのリンクに変わります。

便利だ!

鋭い方は「リンク先が未翻訳の場合は大丈夫なの?」と心配するかもしれませんが、そこはMDN側で自動的に英語ロケールを表示するのでOKです。


クリスマスも近づいて来ました。

MDN翻訳お役立ちツールを活用して、記事の翻訳に挑戦してみてはいかがでしょうか?

では。

2017-12-25

今年のMozilla翻訳コミュニティ界隈を勝手に振り返る

| 23:20 |

この記事はMDNとかをみんなで編集!翻訳! Advent Calendar 2017 - Adventarの 25日目の記事です。

昨日はic_lifewoodさんのno titleでした。

さて、このアドベントカレンダーもいよいよ最終コーナーとなりました。

立ち上げ人として、今年のニュースを振り返ってみたいと思います。

7月。Mozilla JapanがWebDINO Japanに変わった!

発足記念パーティとかにも行ってないのでアレですが、Mozilla Corp.とは異なっていることが明確になったのだと捉えています。

no title

Mozilla JapanはなぜWebDINOに?瀧田佐登子さんに聞くMozilla・オープンソースコミュニティ、そしてWebの未来 | HTML5Experts.jp

11月。意欲作の Firefox Quantum がリリース

とにかく爆速という触れ込みの Firefox Quantum がリリースされました。

Add-on がChrome互換の拡張機能しかサポートしなくなって、一部悲鳴も有りましたが、このサクサク感はなかなかのものです。これまで取り組んできたe10s(マルチプロセス技術)が身を結んだのでしょうか。

Chromeよ、さらば。ベストブラウザーの座は「Firefox Quantum」に交代だ:『WIRED』US版レヴュー|WIRED.jp

あとは Firefox OS が B2G OS と名を変えて、もともと私に「MDNの編集しませんか?」と誘ってくれたパンダのアイコンの人はG○○gle社に行っちゃいました。。万物は流転する。

次はコミュニティネタを行ってみようと思います。

5月。コミュニティのチャットツールがSlackになる

これも流行り廃りなのか、MLというかGoogle Groupsへの投稿がめっきり減りましたね。#general が作られたのは5/2のできごとのようです。古くからの人と最近の人とがごちゃまぜになっててなんか新鮮ではありますw Mozilla コミュニティの活動に加わりたい、情報を得たい人は入室自由ですのでドウゾ。

Slack

9月。OSC 2017 Tokyo/Fall でのハンズオン

昨年につづき2回目の開催になりました。

個人的な事情で昨年は参加できなかったのですが、チューター6名に対して参加者8?名。内容はそれなりに満足してもらったのかと思います。今後は翻訳を学びたい人、技術を学びたい人のグループ分けができると良いかもしれません。

オープンソースカンファレンス2017 Tokyo/Fall - オープンソースの文化祭!

12月。Advent Calendarが満員御礼

昨年は書き手が不足していたようですが、今年はいつメンの皆さんが頑張って繋げることができました。この勢いを次にもつなげたいですね。

https://adventar.org/calendars/2553

クリスマスも終わりました。私は地方住みなのでふだんはオンラインの繋がりですが、たまにオフラインでいろんな刺激を得るのは楽しいです。

では、また活気のあるコミュニティライフを!

2017-12-23

MDNの翻訳お役立ちツールがメチャクチャ便利な件

| 22:25 |

この記事はMDNとかをみんなで編集!翻訳! Advent Calendar 2017 - Adventarの 23日目の記事です。

昨日はhmatrjpさんのno titleでした。

明日はic_lifewoodさんのno titleです。

まず、MDNはこれまでMozilla Developer Networkの略だったんですが、もう少し他のWeb標準全体を扱うものとして

MDN Web Docs という名前に変わっています。

no title

ChromiumやEdgeなどの仕様をもらって、クロスブラウザー問題を軽減したいという思いがあるようです。詳しくは次の記事でも。

Mozilla、Microsoft、Googleがブラウザ横断Webドキュメントネットワーク構築で協力 - ITmedia NEWS

さて本題。

MDNの翻訳をしていると、とても便利な編集環境だ!と思う反面、めんどくさい面もあります。

良い面

  • Githubアカウントでログインしたら、ブラウザー画面ですぐに編集できる
  • 単に編集するだけでなく、編集履歴とかもMDNエディター上で見られる

悪い面

  • 英語版(en-US)がデフォルトなので、MDN内のリンクに対しても手作業で日本語(ja)に変える必要がある
  • ページを分類するタグの概念があるが、翻訳時には英語版のものを引き継いでくれない
  • 見出しにアンカーがついているが、見出しを翻訳するとアンカーも翻訳されてしまう(アンカーへのリンクは英語のまま)のでページ内リンクがうまくいかない

この悪い面(とにかくメンドイのです)は翻訳モードに入っていた思考を分断させちゃいます。なんかいちいちマウス操作で単純作業するのも悲しいです。Firefoxの拡張機能の仕様が変わってVimperatorのサポートがなくなった時と同じ悲しみです。

ところが、こんなメンドイ作業を自動化してくれるツールコミュニティのunaristさんが作ってくれました!!あなたは神か!?

_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_

> https://github.com/mozilla-japan/translation/tree/master/MDN <

 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

これをセットアップすると(詳しくはリンク先の「インストール」にて)上に書いた悪い点がすべて解消します。

ストレスフリーな作業ができること請け合いです。騙されたと思って使ってみてください。わりと荒削りな面も残っていますが、もちろんPull Requestや要望なども受け付けています。

クリスマスも近づいて来ました。

それでは、楽しいWeb開発ライフを!

2016-12-01

MDNを翻訳する時に知っておくべき7つのこと(’16)

| 11:35 |

この記事はMDNやB2G OSのドキュメントをみんなで編集!翻訳! Advent Calendar 2016 - Adventarの 1日目の記事です。

明日は空席で…明後日は YuichiNukiyamaさん の[nourl:title](公開を待ちましょう)です。

さて、いよいよ12月。古い言い方だと師走、英語だとDecemberです。

このカレンダーももう3年目になりました。

MDNやFirefox OSのドキュメントをみんなで翻訳! Advent Calendar 2015 - Adventar2015

MDNやFirefox OSのドキュメントをみんなで翻訳! Advent Calendar 2014 - Adventar2014

もともとはFirefox OSのカレンダーが超人気で、関連する翻訳とかにも書く人いるのでは?と思って

いわゆる言い出しっぺの法則で立ち上げたような気がしています。

今年のポイントとしては、一旦和訳(l10n=localization)済みのコンテンツを、もう少し読みやすく編集・校正してもらう立場の人にも入ってもらうことにしたことでしょうか。

OSCとかで「英語ドキュメントを翻訳してるんです」とか言うと

「私は英語ニガテなんでちょっと…」と避け気味のレスをもらう事も多いです。

この業界にいると英語ができるに越したことはないですが、こと貢献については英語は必須ではありません。例えば句読点(「、」や「。」)をつけたりとったり、また誤字などを訂正・校正するのも、後に続く人には大きな貢献になります。

あとMDNについて言うと、認証方法がGithubに一本化されました。

これまではMozilla独自のPersonaというやつでもログインできましたが、11月からPersonaのサポートが終わってGithubのみになりました。個人的にはPersonaを使ってたのですが、人に説明する上ではシンプルになりましたね。

また個人的に大きなトピックとして、Firefox OSが転換期を迎えてB2G OSに変わったとこでしょうか。Geckoが悪くはないのですが、やはりフォクすけほどのかわいさ、要するにモフモフがないのは残念です。まぁコミュニティベースになって触りたい人が触り続けられるのはOSSコミュニティならではですね。

さていろんな前置きが出てきましたが、本文では2年前の記事を焼き直してみたいと思います。

元ネタは(http://d.hatena.ne.jp/Uemmra3/20141201/1417445997:title)です。

  1. 1.Githubでログインする

まずはMDNにログインすることが必要です。Githubのアカウントを使って認証する事ができます。

ログインした後に、上部の右端あたりの"編集"ボタンを押すと、そのページの編集が開始できます。操作方法は直感的に分かりますが、この↓ページに詳しく載っています。

no title

  1. 2.用語集

訳すうちにどんな技術用語をあてはめるか、迷う事が出てくると思います。決まった用語であれば

no title か、

no title に載っています。

前者がMozillaの翻訳一般について、後者がB2G OSについてです。用語集の編集もできます。

例えば、B2G OS関連で "geolocation"は "地理位置情報" ではなく "位置情報" と訳します。

必要以上に神経質にならなくてもよいかと思いますが、人によって使う言葉が違ったりすると混乱の元になります。用語を揃えて読み易くするために、ざっと読んでおくと良いかと思います。

  1. 3.訳語に迷ったらとりあえず"カタカナ"にしてみる。

とはいえ、実際には用語集に入っていない項目もあります。変に訳して誤訳になるよりは、まずは英語の読みをカタカナにしてみるのもいいでしょう。後で見直したり、他の人のレビューを受けるのにもカタカナなら対応が分かり易くなるでしょう。ただしカタカナだらけになっては翻訳の意味がないのでほどほどに。。

  1. 4.バージョン管理

"編集"ボタンの右の歯車のアイコンをクリックすると、詳細メニューが開きます。ここで"履歴"を選択すると、そのページの編集履歴を見ることができます。リビジョンの保存日時、編集者、(あれば)リビジョンコメントが表示されます。例えばこんな感じ↓。

no title

ここではあるリビジョンと他のリビジョンの比較ができます。"前へ"のリンクで直前のリビジョンとの比較もできます。また編集を失敗した時などには、特定のリビジョンに戻す事もできます。

リビジョンコメントは後で編集できないので、保存する時にメモ程度でも書いた方が良いでしょう。

  1. 5."Mozilla 翻訳グループ"のメーリングリスト

Mozilla翻訳グループというML(Google グループ)があります。

MDNを含めたMozillaドキュメントの翻訳に関する疑問や質問はこちらで問い合わせする事ができます。Twitterとかで聞くこともできますが、Mozillaの翻訳関連で広く聞くにはこちらになるようです。

  1. 6.編集ページの一番下のもろもろはどう使うのか?

"翻訳途中"と書かれた"ローカライズフラグ"があります。一通りの翻訳が終わった(未訳の英語が残ってない)時にチェックボックスのチェックを外すと良いでしょう。

このほかに"技術レビュー"や"編集レビュー"のフラグがあります。特に重要なページや、翻訳に自信のないページの翻訳が完了したら、"編集レビュー"を受けると良いでしょう。チェックを付けるだけではなかなか気づいてもらえないので、前述の"Mozilla 翻訳グループ"のMLにもレビュー依頼を投げると良いでしょう。

前述のリビジョンコメントの入力欄もありますので簡単に入力しておくと良いでしょう。ただし保存ポタンは一番下の場所以外に、一番上にもありますが、そこにはリビジョンコメント入力欄などはありません。スクロールさせるのが面倒なので、個人的にはVimperatorプラグインを使っています。HTMLエディターからフォーカスを外した状態で "Shift + G" の操作で最下部に移動できます。逆に一番上に飛ぶ時は"gg"で移動しています。

  1. 7.全体の進捗状況とか

上の方の、Githubアカウントの左に、「ツール」メニューがあって、クリックすると「ドキュメント翻訳状況」というリンクが出てきます。このページでドキュメントの全体の翻訳状況がわかります。

あとMDNに排他制御はありません。つまり別の人が同時に編集していたら後に保存した内容が全て残ります。

最初に編集していた人は悲しいので、そうしたムダをなくすため、GithubのIssue(https://github.com/mozilla-japan/translation/issues)にて管理しています。MUSTではありませんが、こうしたものを活用して効率的な貢献ができると良いですね。

クリスマスもあと24日に近づいて来ました。ビールやシャンパンを煽って、今年の締めにしたいです。

いろんなイベントや、いろんな人との出会いがありましたが、これからもウェブがより使いやすいものになって行く事を祈ります。