暗之云の云之庵

旅と鉄道と懐古趣味ウォッチのブログ明日は昨日の為にある もよろしく。

2017-04-20

[] ザ・カゲスターに登場したPUMA GT  ザ・カゲスターに登場したPUMA GTを含むブックマーク  ザ・カゲスターに登場したPUMA GTのブックマークコメント

一時的にamazonプライムに登録したので、ちょっとamazonビデオで「ザ・カゲスター」を観た。ツイッターで、ブラジル生まれの珍車 PUMA GT が登場しているとの話を聞いたので、確かめたかったのだ。

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第2話のラストにはオレンジ色のオープントップタイプ(PUMA GTS らしい)が…。

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第3話、5話にはダークグリーンのクーペタイプ(PUMA GTE?)が登場する(画像は第5話より)。ナンバープレートが同一に見えるが、撮影用のダミーを貼っていたのだろうか?

 

この車、ドアに注目していると…。

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サイドドア(ウインドウ)がサッシュレスでない(窓枠が付いている)ことに軽く驚く。

http://auto-zer.com/page/puma-gts/default.html

↑このページでみると分かりやすいかな。オープントップ型のドアには当然ながら窓枠が無いが、クーペ型には付いている。言い換えれば、ボディタイプに合わせてドアを変えるという妙な手間を掛けているわけだ。クーペ型がまずあって、後にオープントップ型を展開したのだろうか?

http://blog.goo.ne.jp/cyrilsnow34/e/6158bfb2a38ff2d586a74729f440c519

↑ビバインターネットというべきだろう、こんなマイナーな車でも日本語で情報をまとめているサイトがあるのだった。オープンモデルの追加は1971年とのことで、サッシュレスドアはそのときからなのだろう。

 

また、初代(1967)はDKWベースのFWDだったのが、二代目(1968)はVWカルマン・ギアベースでRRになった模様。リンク先はエンジンにしか触れていないが……。

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『ザ・カゲスター』第5話にはエンジンが故障して、後部ハッチを開けるという場面がある。

なお、国会図書館サーチで検索すると、『モーターファン』誌1975年10月号に「ピューマGTE/GTS」のカラー紹介と試乗レポートが掲載されているとわかる。

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I000476093-00

先にURLを上げたサイトに「このプーマGT、75年にチェッカー・モータスが輸入していたことがある」とあるから、その絡みで『モーターファン』誌も記事にしたのだろう。

ただし、『ザ・カゲスター』に登場するのはチェッカー・モータースが輸入した車ではない。断言できる。なぜなら(既にお分かりだろうが)……。

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輸入業者「JAX」のステッカーがべたべたとあっちこっちに貼ってあるからだ。先のURLのコメント欄にある「1976-77年ごろに世田谷の「JAXカーセールス」が輸入販売」した分なのだろう。ただ、それにしたってJAXが目立ち過ぎで、これは撮影用車あるいは広報用車ではなく、店先に置いておく試乗車だったのではなかろうか。エンディング等には撮影協力・車両提供のクレジットは無かった。

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2017-04-14

[] 各媒体はMOABを何と呼んだか  各媒体はMOABを何と呼んだかを含むブックマーク  各媒体はMOABを何と呼んだかのブックマークコメント

米軍がIS相手にMOABを使用した。で、そのMOABを何と呼んでいるか、媒体ごとに微妙に違っているのが面白くてちょいと集めてみた。

まず一つザックリ書いとくと「通常兵器」について、やれ「核兵器ではない通常兵器」とか、それ「非核通常兵器」とか、はたまた「核兵器を除く通常兵器」とか、馬から落ちて落馬してる表現が全国紙にみられるのが面白いなぁ、と。「通常兵器」といえばそれだけで「核兵器ではない兵器」「非核兵器」なのに、なんでいちいち重ねて書くかなぁ? 一般読者にはそれだけでは伝わらない、という判断?

 

■読売新聞■

見出し:大規模爆風爆弾

本 文:核兵器ではない通常兵器で最大の威力があるとされる大規模爆風爆弾

 

■朝日新聞■

見出し:超強力爆弾

本 文:大規模爆風爆弾「モアブ」〜非核兵器としては最大の破壊力を持つとされる

 

■朝日新聞■2

見出し:最大の非核兵器

 

■毎日新聞■

見出し:最強爆弾

本 文:通称「大規模爆風爆弾兵器」(MOAB)と呼ばれる特殊爆弾で、米軍が保有する非核通常兵器の中で最大級

 

■日本経済新聞■

見出し:超大型爆弾

本 文:大規模爆風爆弾(MOAB)

解 説:地下施設を破壊するのに適したMOAB(…おいおい)

 

■日本経済新聞■2

見出し:通常兵器で破壊力最大級

 

■産経新聞■

見出し:最強爆弾「全爆弾の母」

本 文:大規模爆風爆弾(MOAB)/MOABは核兵器を除く通常兵器としては最大の破壊力を持ち、

 

■AFP■

見出し:最強の非核爆弾

本 文:非核兵器では史上最大の爆弾

 

ブルームバーグ

見出し:通常兵器で最強の爆弾

本 文:通常兵器としては史上最強の爆弾

 

■ロイター■

見出し:米軍の「最強」爆弾

本 文:「全ての爆弾の母」と呼ばれ……非核爆弾の中では最強の破壊力を持つとされる

 

■NHK■

(「MOAB」無し)

見出し:「大規模爆風爆弾」

本 文:通常兵器では最大の破壊力があるとされる爆弾/核兵器以外の通常兵器では最大の破壊力があるとされる「GBUー43B・大規模爆風爆弾」

 

■日テレ■

(「MOAB」無し)

見出し:“最強”の爆弾

本 文:アメリカ軍が保有する中で、最も大きい爆弾/核兵器をのぞくと最大の爆弾で、最強の破壊力をもつとされる「大規模爆風爆弾」

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2017-04-13

[] 鷲宮の石碑と神社  鷲宮の石碑と神社を含むブックマーク  鷲宮の石碑と神社のブックマークコメント

先週土曜日、8日の鷲宮散策の続き(前回→)。

鷲宮から帰る際、来たときと同じ東武線というのも面白くないと思い、JRの東鷲宮駅を目指す。以前の来訪で大体の距離感はあったので(→ もっともルートはまったく違うのだが)遠さはさほど気にならず。

 

そしてふと目に止まった小さな石碑。36.094605, 139.671946

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猿田彦太神 とある。大神でなく太神なのが面白い。

以前(2015年9月5日)、古河の町を散策した際にも……。

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猿田彦大神(こちらは太でなく大)が目に付いたが、このあたりには多いのだろうか。

 

さらにだかだかと歩いて、これは埼玉県久喜市西大輪の「 胡禄社 」。

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こんな形だがコンクリート打ちっ放し。昭和55年改築とのこと、安藤忠雄の 住吉の長屋 (昭和51年)の影響だろうか。

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胡禄社のすぐ近くにある金比羅社もほぼ同形で(「ほぼ」でなく「全く」かも)、それぞれどういう経緯か気になる。

http://kamimeguri.web.fc2.com/wasimiyakorokusya.html

さらにさらにだかだかだかだかと歩いて、通りすがりのセブンイレブン。

36.092614, 139.675380

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遠目に何やら石碑が見えたので近寄ってみる。

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百番供養塔 だった。百番供養塔は去年の夏(2016年7月24日)……。

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吉見周辺を散策した時に撮影していた。北関東では数多いようだが(レファレンス協同データベース 埼熊-2011-024)、コンビニの駐車場の一角を専用スペースに割くほど大事に扱われているのは珍しいのではないだろうか。

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2017-04-10

[][] 春日部から鷲宮へ  春日部から鷲宮へを含むブックマーク  春日部から鷲宮へのブックマークコメント

春日部にサトーココノカドーができたというので…。

人気アニメ「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパー「サトーココノカドー」。そのおなじみの店看板が、物語の舞台である埼玉県春日部市に登場した。イトーヨーカドー春日部店が、屋上看板の一部をサトーココノカドーのデザインに張り替えた。

市などが昨秋から続けてきた「クレヨンしんちゃん25周年記念企画『オラのマチ・春日部にくれば〜』」の一環。出版元の双葉社(東京)によると、ココノカドーは、東武鉄道春日部駅西口にあるヨーカドーのパロディー。企画に賛同した同店が「思い切って変更しました」(中島正店長)という。9日〜16日限定で、ココノカドー春日部店として営業する。

 

http://www.asahi.com/articles/ASK446K74K44UTNB01R.html

先週末ちょっと出かけてきた。ていうか営業は9日…ココノカからなのね。8日土曜日に行ってしまった。

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先日「レゴバットマン・ザ・ムービー」(傑作!)を観たばっかりなので、こうして見上げるとバットシグナルのようにも見える。

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周りの道は細く、古くからの大型スーパーといった雰囲気。

春日部のシネコンに併設された、クレヨンしんちゃんのシネマスタジオも訪ねてみた。

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日本語以外の言葉を話すアジア系の家族連れがいたのが印象的。こんな地方都市っていうか都市未満の街でも、外国人観光客を呼び込めるんだなぁ。展示は…まぁ、映画を観にきたついでに寄るなら、といったところ。おみやげ品のアクキーはちょっとしゃれたデザインでした。

 

サトーココノカドーとは線路を挟んで反対、東口側にも伸ばした。

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ふいと大谷石(たぶん)の蔵が立っていた。詳細は不明。

さらにその近くには……。

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コンクリート製のごみ箱。上蓋も前扉もおそらく現役当時のままでちょっと驚く。西口側にはなんと現役のものがあって(蓋と扉はさすがに作り替えたとみられる)一体なぜにこんな残っているのか。

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春日部の続き。これは何のお店だったんだろう、エンブレムの文字は「誠大」と読める。

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春日部の西口側、サトーココノカドーのちょい北にあった カミヤ商店。塩ならわかるが、「砂糖」を看板に掲げているのが目を引く……「砂糖、ここの角」なんちて。

 

ひととおり春日部を散策した後は、東武東上線で鷲宮へ移動。

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鷲宮駅ホーム上からの風景は、桜と菜の花の取り合わせが美しかった。

さて、なぜ鷲宮かというと、この日がちょうど「らき☆すた」放送開始10周年の記念日? だったから。しかし鷲宮神社周辺でどうのこうのは全く無く、大鳥居の前の大酉茶屋も閉まったままで少々寂しい。

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とはいえ駅近くの蕎麦屋は今もコラボメニューを提供しているようだし、甘酒などのご当地らき☆すたグッズもまだまだ現役だった。

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鷲宮神社、いわゆる萌え絵馬は相変わらずだし、桜が見どころとあってか人出も多かった。

 

去り際の大鳥居、どこからともなく みー みー と猫の鳴き声。一体どこに? とひとしきり探して……そこかーっ!

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鷲宮神社の大鳥居の猫。人懐っこいというか無警戒というか、近づいても撫でても「我関せず」といったふう。

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どうも、大酉茶屋に居ついていた猫のようです。

 

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以前訪ねたときにも気になっていた瀟洒な洋風建築、「並木理髪店」。

2017-04-06

[] 『まんがタイムきららキャラット』5月号  『まんがタイムきららキャラット』5月号を含むブックマーク  『まんがタイムきららキャラット』5月号のブックマークコメント

今月もまた少々遅れて『きららキャラット』感想。「ひだまりスケッチ」が休載、ただし誌面構成をみるに予定された休載とも思えます。このところ集中的に続いてきた「ゲスト掲載無しで連載開始」ですが、今月も「ネコじまにゃんだフル」が連載開始。ただ、さすがに新連載攻勢もこれで終わりでしょう。ゲストは4本、うち1本は『まんがタイムきらら』連載の「ぽんこつヒーローアイリーン」の出張掲載。また、3カ月の連続掲載で好評だったのか「プリフリ番長!」が『きららベース』に移籍しての連載が決定しました。

 

「Aチャンネル」

表紙&巻頭カラー。前日に単行本第8巻と画集が発売されたことに加え、

Aチャンネル (8) (まんがタイムKRコミックス)

Aチャンネル (8) (まんがタイムKRコミックス)

BDボックスの発売が決定したので、

そのアピールも兼ねてのことでしょう。

本編はナギが皆をお泊りでのアニメ一気見に誘う、というお話。それはいいんだけど……。

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真っ先に(ひとコマ目で)誘うのがユー子で……。

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原作「白田cc」のアニメ、というあたりにナギの闇を感じた。

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白田ccというのは主人公がユー子そっくりなエロマンガを描いてる人ね(原作では名前は出てこないけど)。

 

閑話休題。ナギがオタク気質を全開にして周りを巻き込む話で、それはそれで可愛いけれども「わりと常識人?ちゃんとつっこむ」という登場人物紹介にはかなりの違和感があったw オタクノリについていけずにナギを愛でてるユー子&るんと、ノリはがっつりわかっていてサポートにまわるトオルの温度差も可笑しい。

……ていうかトオル含めてナギ以外誰もアニメ面白がってないぞこれ!?

 

「キルミーベイベー」

ウナギイヌです、ワンワン」という話(違う)。やすなが「うなぎが食べたい」と言い出して、食品サンプルだの模型だのを買っちゃうあたりは毎度のノリなんですが、あぎりさんが「ウナギに近い生物の遺伝子を操作した代用になる生物」を持ってきたあたりから一気に「カガクチョップ」の世界に。 ウナギとウサギを掛けたネタなんて小学生でも思い付くようなダジャレなんですが、それをここまで掘り下げた(?)のがスゴイ。人懐っこいし、見た目もそれなりに可愛いけど、だからこそ一際キモかった。

 

「ブレンド・S」

アニメについては今号も新情報無し。2月号の第一報以後3号も何も出てこないとなると夏クールの線は無しですな。NG!第2期もあるし。次号が表紙なので、巻頭のカラー記事でスタッフの名前か、もしかしたらキャラ表くらいまで出してくるかも。

本編。「いいですよねぇ 男の娘×男の娘♡」(それはどうか)……というわけで、ひでりがストーカーに追いかけられる話。事実上の初登場回で虫に怖じない描写があったりで、ひでりが「漢気あふれる男の娘」なのは初期からの設定のようですが、それがきっちりお話に反映されたのは初めてかな。まー、私も苺香さんと同じくらいに生主とやらの事情は知らないので、ネタ的には今ひとつピンとこなかったんですが。

 

「NEW GAME!」

センターカラー&2本立て。この号では記事になっていませんが、4月2日付で第2期は7月開始と公表されました。それはいいとして問題は、キービジュアルに紅葉&ツバメが描かれていること。

http://newgame-anime.com/

原作でも未だ落としどころに至ってない二人をアニメに出してどうするの? と少々不安を覚えます。

さて本編、「NEW GAME!」の2本立ては別の話を並行してやるのがこれまでの基本でしたが、今回は2話にまたがって、ねねっちとツバメのぎくしゃくした関係に決着がつくという趣向。お話の段取りはオーソドックスですが(ねねっちがツバメの家庭の事情を知る→ツバメが仕事で大失敗→ねねっちのフォローで問題解決、和解)だからこその気持ち良さがありました。これにて一件落着……と言いたいところで最後に別の爆弾が破裂。読み返すと、一本目のラス間際にコウは「頑張っていれば離れていても寂しくない…か…」とか言ってるんですねぇ。こちらの話の行方も気になるところです。

 

「おちこぼれフルーツタルト」

インド ミャンマー タイ スリランカ♪

イギリス ニッポン ネパール シンガポー!

色んなカレーがファイア! ファイヤー!!

カレーライスとカレー丼は違うんだよ? ファイア ファイヤー!!

……というわけで今回のステージがひとつの到達点のはずなんですが、正直イマイチ盛り上がらず。「目指せカレーNo.1」という外し方自体は良いんだけど、フルーツタルトのメンバー側の意識が描かれてないのがね。そのあたり、次回にまたがるのだろうか。

 

「異なる次元の管理人さん」

バハムート様の左腕が治療できない!? という不穏な導入からの意外な真相。黒い人たちがそれ自身「次元の歪み」だという種明かしも含めて、物語がまた一歩進んだ感じ……とか思っていたら、今度はフェイエルさんが何やら不穏な空気で息つく暇もない。2巻の壁を突破したことと合わせて、この先どう展開していくのか気かがりになってきました。

 

「まちカドまぞく」

センターカラー。扉絵で前回登場の新キャラ、白澤さんとリコの色も明らかに。バクそのまんまの白澤さんはいいとして、銀の毛並みに金の瞳というリコがなかなか魔物然としていてカッコいいですな(キツネ色をイメージしていた)。

リコの料理がシャミ子に影響を……というのは予想どおりでしたが、思った以上に「敵か、味方か!?」感をあおる導入でした。リコは天然の悪意の持ち主というか、天然の性格が人を困らせるほうに働くというかなのね。結界を剥がして桃が「あすら」を訪ねる……というのも予想していた展開ですが、こちらも思った以上の大事に。今まで名前だけ出ていたミカンのサンライズアロー(たぶん)で、ごせんぞinよりしろを飛ばすという作戦は、ここまでの伏線というか設定の合わせ技で気持ち良かった。ミカンがまるでゴルゴ13かエヴァンゲリオン(ヤシマ作戦)で、まともな活躍はこれが初めて?

今回は結局、桃と白澤さんが対面しただけで千代田桜(およびその他の魔法少女?)の情報は無かったわけですが、それはそれとしてラストで重大な進展が! シャミ子の目標が「桃を笑顔にすること」だというのは、読者には明かされてましたが、まさかこんな形で本人にまで知られるとは。なんていうかアレですね、恋愛ドラマの定番展開だ。「酔ったいきおいで愛の告白、翌日になると言われたほうが激しく意識して、言ったほうは忘れてる」パターンw これも次回以降の展開が楽しみです。

 

「トモダチヅクリ」

麻乃と静の初デート……って当人はシャレのように言ってるけど、実に仲睦まじく。マジでこのまま「友達のつもりが恋人になってました」エンドでいいんじゃないかと思えてきた。編集も最後に「友達は増えたけど、初めての友達ってやっぱり特別なのかも」なんて書いてるし。

かんろかんろ 2017/04/07 15:55 8月号からふじょユリの連載も決まりましたし(公式サイトから)、キャラットは新連載ラッシュでますます誌内での競争(アニメ化除く)が激化していますね、
ここの所の新連載も最初から質の高いものが多くてとても読み応えがあるのですが、かと言って他の連載が劣っているとも自分は思わないので、一部を除いては個々に僅差での勝負になっているように思います、しかし最近は巻末寄りに陣取っているトモダチヅクリとリトアリの動向は心配ですね

UnKnownUnKnown 2017/04/08 01:03 新連載は5作品のジャンル・作風のばらし方も巧くて、編集者の計略というか意地が感じられます。ここまではゲスト枠縮小でしのいできましたが、そろそろ連載作のサバイバル戦でしょうね。1巻が出たばかりのトモダチヅクリは最低でもまだ1年は続くとして、リトル・リトル・アリスは難しそう……。人気を得にくい作品だろうなとは思いますが、誌面のバラエティという点でも残して欲しいところです。

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2017-03-20

[] 『まんがタイムきららキャラット』4月号  『まんがタイムきららキャラット』4月号を含むブックマーク  『まんがタイムきららキャラット』4月号のブックマークコメント

何だかんだバタついて、来週にはもう次の号が出るという時期に感想。休載は無し、ゲストはなんとたったの4本。後ろ半分ゲストだった時期を思うと随分と連載作品が増えたなと改めて思います(つーかそれもこの数カ月のことですが)。

表紙&巻頭カラーは「NEW GAME!」。誌面での公表はこれが初となる「TVアニメ第2期制作決定」。開始時期等は不明ですがスタッフはそのままでしょうから不安はありませんし、物語は単行本3〜4巻の分となれば面白くならないはずがない! 今から期待大です。

 

「NEW GAME!」

久々にねねっちメイン回。なるっち…ってまだ馴染めないな、ツバメは相変わらずツンケンして厳しいものの、ねねっちののーてんきさポジティブさのために明るいムード。阿波根さんもねねっちの成長を認めて「合格」、よかったね〜と思わせて最後はデバッガーに復帰…というオチも綺麗でした。

アニメ版の描写ですが(↓)ねねっちはデバッガーとして極めて優秀だから、阿波根さんには大詰めを任せたいとの思いがあったのかもしれません。

https://togetter.com/li/1016169

 

「キルミーベイベー」

1コマめでやすなが弓矢を持ってきて4コマ目でソーニャがリンゴを投げつける一本目で始まって、撃ち合い勝負に発展したかと思ったら最後は弓でド突き合いという、実にキルミーらしい回だった。

 

「まちカドまぞく」

3巻はこのあたりから後半突入かな。ミカン以来のレギュラー級の新キャラ投入、しかもまぞく2人とあってターニングポイントを感じさせます。対魔法少女の結界に守られた喫茶店「あすら」、見た目はバクのマスター・白澤さんにキツネの耳と尻尾を生やしたウエイトレス・狐狸精のリコとパンチの強い外見の2人ですが、ボケまくりのために話は先に進まなかったw ともあれ新たなまぞくの登場、シャミ子にアルバイトの収入、久々の登場で都合良く情報を出してくる杏里ちゃんと今後につながる要素もボチボチ。白澤さんがたまさくらちゃんの中の人というのもほぼ確定だ。加えて、謎の中毒性のあるリコの料理によってシャミ子の魔力がまた1段階レベルアップなんて展開もあるかも。桃&ミカンが「あすら」にどう接触するかも気になるところ。一時的に結界を剥がしてご対面、なんてあっさりした展開も考えましたが、結界の張りなおしは難しいのかな?

 

「ブレンド・S」

2本立て、うち1本目はセンターカラー。「NEW GAME!」第2期と合わせて、TVアニメ化待機作品の二枚看板となるんでしょうな。1本目は第1話より前、夏帆と紅葉が仕事を始めたばかりの話。あくまでサブの位置付けですが、このカップルというかコンビはいいねえ。そして麻冬さん拉致スカウトの回想は絵面がヤバかったw

2本目は花粉症の話。1本目で出番の少ない苺香さんと美雨さんメインなのはバランスを取ったのか。リアルな話、接客業で顔を隠すマスクができない職種の人は何かと対策が大変でしょうな。

 

「異なる次元の管理人さん」

前回の宴会の翌朝……からの急展開。「黒い人」はゲートも開けずに「発生」したというから、ポラリスシステムに想定外の負荷が掛かりそうになると動き出すセキュリティみたいのものでしょうか。オペレーターたちは「黒い人」とはさらに別口の存在のようで、「なぜこの世界が存在するのか」というスケールに話が膨らんできました。最後の臨時通信がどうも既存のキャラの誰からしいのも気になるところ。

 

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2017-03-03

[][] 伊勢の五二会館と明治聖代戦役記念碑そして神都教学館  伊勢の五二会館と明治聖代戦役記念碑そして神都教学館を含むブックマーク  伊勢の五二会館と明治聖代戦役記念碑そして神都教学館のブックマークコメント

バラバラのピースが組み合わさって一つの答になる、という快感を確かに味わったのだが、他人に伝えるとなると、とにかく答から示さざるを得ないのがもどかしい。

 

そんなこんなで、明治聖代戦役記念碑の話の続き(前回は→ )。五二会館(五二会ホテル)を軸と捉えたら、建設に至る流れのひとつが見えてきた。

まず五二会館について。孫引きになるが……。

明治27年 元農商務省次官 前田正名が品評会を計画

明治32年 五ニ会館として宇治山田市に開館。第6回全国五二会大会が開催

明治33年 ホテル営業開始。附属商品陳列館は全国生産品を蒐集販売して盛況を極める

「今上陛下御結婚御奉告の御為、妃殿下(皇后陛下)と御同列にして藭宮御参拝あらせられし御時、本館を以て御旅館に充てさせ給ふ」

明治36年 電車開通後に衰微せしを以て附属商品陳列館廃業

明治42年 旅館五二会館は大日本ホテル株式会社に譲渡、大日本ホテル支店五二会ホテルとして営業した

大正3年 大日本ホテルは京都・都ホテルに売却、翌4年から支店として営業を行った

大正5年 都ホテルから五二会ホテルを宇治山田市が買収後、すぐに明治聖代戦役記念会へ売却。

ただし、会館は市において管理し、旅館の営業は都ホテルに委託して行うことにした。

・ 

『伊勢探訪記』「虎尾山 旅館五二会館と五二会商品陳列館」

http://nfc.no.coocan.jp/ise-gonikaikan.htm

リンク先の年表に、一件重要なトピックを補った。今上陛下つまり大正天皇が皇太子だった頃、妃殿下と共に伊勢神宮への結婚の奉告に訪れたさいに、この五ニ会館に泊まったのだ。そのため「3階の一室は今猶御座所として鄭重に保存せられたり」という。

 

そして私が注目するのが、最後の大正5年だ。宇治山田市は買い取ってすぐ「明治聖代戦役記念会」なる団体に売却するも、その後も引き続き管理を行う。それで旅館の営業はというと、売却元の都ホテルが引き続いて行ったという。

つまり、外部から見ればずっと都ホテルのまま、所有権だけは明治聖代戦役記念会にあり、市が裏方として動いていた……という形。何故にこんな複雑な扱いにしたのか?

答を解くカギは、これだ!

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……見えない。前回も取り上げた、大正7年の「明治聖代戦役記念碑建設会に関する件」(三重)の一部である。写真は真っ黒で輪郭程度しか見えないがキャプションは読める。

https://www.digital.archives.go.jp/

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明治聖代戦役記念碑建設会会員に限り特に拝観を許さるべき会館階上御座所

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今上天皇陛下の御座所たりし由緒を有する

明治聖代戦役記念碑建設会会員接待所正面玄関

 

「会員に限り特に拝観を許さるべき」、つまり所有者である記念会(→記念碑建設会)の会員集め、記念碑建設の資金集めのエサとして五二会館は使われたというわけだ。こうなると、大正5年の「すぐに〜売却」の「すぐ」がどれくらいかは不明だが、市はごくごく初期から記念碑建設計画に深く関わっていたと見るのが自然だろう。

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これも「明治聖代戦役記念碑建設会趣意書」の、「本会役員」。理事長こそ予備陸軍砲兵少佐・緑川敬之助だが、名誉理事には宇治山田市長や前市長が、理事には市会議長、前議長、市参事会員らが名を連ねており、市が会の設立を主導したと推測される。

 

……都ホテルが五二会館売却の意向を示したため、市はとりあえず買い取った。そして、いずれこれと絡めた明治天皇関連の施設を虎尾山に作ろうと目論み、とりあえず会を設立して、その会に五二会館を売却した(全くの憶測だが、売却といっても事実上は譲渡だったのではないか)。何をやるか決めないままの会の設立だったから、大正5年の時点では「記念碑建設会」でなく「明治聖代戦役記念会」と称した。その後も計画が固まるまでは都ホテルに任せて旅館営業を継続。そして大正7年に計画が固まると、五二会館の御座所拝観を会員特典に設定して会員を募った……。

 

というのが私の推測である。

 

ところがどうも思うように資金が集まらなかったらしい。会の本格始動が大正7年(1918年)として、明治聖代戦役記念碑の完成は昭和3年(1928年)と10年がかり。完成した塔もまず立派なものだが、趣意書の設計図と比べるとかなり規模を小さくしている。

 

そして五二会館はというと、前回ちょろっと触れたとおり昭和13年頃には廃屋と化していた。『産業報国教書』(1941年)の「虎尾山の聖地」には、神都教学館所有となる以前のことも書かれている。

神都教学館は、故前田正名翁によって建設された有名な五二館の旧館で、或る富豪の手にあって廃屋とされていたものを、当時横浜市外の純真学園に在って、純美と純愛と純真の道場兼時給経済農園経営の傍ら、学的精進に勉しまれていた先生が目をつけ、之を買い取られたもので、建物は久しく荒れたままになっていたが、そこには尊い歴史をそのままに存していた。

畏くも、大正天皇神都行幸の際の行在所として、その玉座は、今も神都教学館大道場の式壇として仰慕されている。

「或る富豪」が記念碑建設会の関係者か否かは不明だが、いずれにせよ会の所有ではなくなっていた。会員接待所として使われておらず、それどころか「久しく荒れたままになっていた」という。

そうして五二会館は岡本利吉の手に渡った。『神都教学館趣意書』(昭和14年)のウラ表紙にその当時の外観写真が載っている。

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「聖き英霊が数々籠る神都の名跡・旧五二会館に於て」云々と、写真と併せて重要なアピールポイントにしている。

 

さらに戦後になると、再びブログ『いにしえの伊勢』2008年7月22日付「聞き書き 虎尾山の記憶1」(http://inishienoise.blog.so-net.ne.jp/2008-07-22)を参照するが、

・戦後の一時期は自由に出入りができ、柔道場として使われていた。管理人はいなかった。

・戦後は戦災で家を失った人の避難所として使われていた。2階までは人々が使用していたが、3階は立ち入ることができなかった。

 →大正天皇が泊まった「御座所」があったからかもしれません。

とのこと。神都教学館(戦後に礼道教学民生館)の代表、岡本利吉は戦後も虎尾山にとどまっていたようだが、五二館を所有したまま避難所として開放したのか、それともこの時期手放していたかはわからない。

 

年表にまとめなおすとこんな感じだ。

大正5年 都ホテルから五二会ホテルを宇治山田市が買収後、すぐに明治聖代戦役記念会へ売却。

ただし、会館は市において管理し、旅館の営業は都ホテルに委託して行うことにした。

大正7年 明治聖代戦役記念碑建設会趣意書に「会員接待所」と掲載

昭和3年 明治聖代戦役記念碑完成

昭和13年頃 或る富豪が岡本利吉に売却

昭和14年 神都教学館として運用開始

昭和20年 避難所として使用される 

あまり関係の無い話だが『三国志演義』の伝国の玉璽を連想してしまった。神秘性をもって人々に切り札のように扱われるが、実際のところ何の影響も与えないままコロコロと所有者が変わっていくあたりで。

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