週刊少年チャンピオン#19

毎度!浦安鉄筋家族
山本浩二(工事だけど)が活躍したのって70年代後半から80年代前半かけてだし、今の小学生は知らなくて当然だろう。ただ、広島ファンには今も変わらず憧れの名選手のはずで、「一緒に写真が撮れて嬉しい佐渡ちゃん」「顔は知らないが名前を聞けばスーパースターだと思い出す涙くん」「名前も知らないその他小鉄たち」という認知度の差が妙にリアル。
「囚人リク」
特にドラマの無い日常回、ただし塀の中。嵐の前の静けさというべきか、脱獄計画が本格化する前にこれを挿むというのが巧い。それにしても、作品内時間ではたった3カ月って……。義眼とか眼鏡とかより、その椿に負わされたリクのケガが完治していることに驚くわ。
りびんぐでっど!
「これゾン」新シリーズとか「さんかれあ」とか、深夜アニメが色々始まるところでゾンビブームという言及は好タイミング。バイオハザードの単行本をアピールする楽屋ネタにも笑う。
テコ入れ然とした新キャラ投入で、立ち位置がやや「イカ娘」の早苗に似過ぎている感はあるが、まずは成功ではなかろうか。
バチバチ
最終回。重大発表は、やはりというか「25号から新連載」というだけ。まさか新しいタイトルの発表さえないとは。まぁ、レギュラーキャラの吽形が引退しただけでなく、鯉太郎を見る周囲の目も変わり、そして王虎がついに復活、というのは節目としてちょうど良いかもしれない。新シリーズからは空流の新弟子も登場する模様。
ただ、王虎の強さがチート過ぎでちょっと冷めてしまった。猛虎の付き人として何をしてきたかが全く描かれてないところでこれは行き過ぎに感じる。稽古もろくにせずに腐っていた印象が強いし、鯉太郎と互角くらいで良かったんじゃなかろうか。
空が灰色だから
先週は甘々なラブコメだったのに今週はこれか! ここらへんの幅の広さというか予測不能性もこの作品の面白さのうちだろう。
琉神マブヤー
ガナシー登場編で人気が振るわなかったのか? 一話完結のコメディ編が続く。これくらいのユルさでいいと思うが、なんかこう、描き手の迷いが伝わってくるのが読んでいてつらい。
LUCKY STRIKE
これも内容よりも、「2巻が出る予定はありません」的な不穏な掲載位置が気になって仕方ない。いやまぁ1巻も買ってないけど。