2013-05-06

「超速変形ジャイロゼッター」
これのシリーズ構成ってバカじゃねえの？　と前々から思っていたが、疑問が確信に変わった。
間違いなくバカだ。

ゼノンの表向きの目的をろくに描写しないうちに「真の目的はゼノンなりの正義のため？」という展開に進めてどうするよ。

「サキの正体が明らかになり新たな幹部イレイザークイーンとして主人公たちの前に立ちはだかる」と「イレイザー01の洗脳が解けて軍司ソウタとして仲間になる」という二大イベントを同時に起こしてどうするよ。

そしてそのソウタの問題を中途半端のままほったらかして未来編展開してどうするよ!!!!

もうちょっとあるだろうよ、序盤のうちからメビウスエンジンの危うさをほのめかしておくとか。

もうちょっとあるだろうよ、ロゼッタグラフィの予言に対する疑惑、信頼性の低さを要所要所で断片的に描いておくとか。

もうちょっとあるだろうよ、ゼノンの（表向きの）目的はエネルギーの独占による世界の経済的支配（であろう）と主人公サイドにハッキリ語らせておくとか。

もうちょっとあるだろうよ、１クールの終わりくらいでサキをゼノンに戻して、ソウルイレイザーとゼノンという組織の非人道性を早めに描いておくとか、その上でイレイザー01の悲哀を描くとか。

もうちょっとあるだろうよ、カケルと共に未来に行くのをソウタにして「選ばれしドライバー」としての自覚が芽生える展開にするとか!!

バカじゃねえの？バカじゃねえの？バカじゃねえの？
いや、バカなんだな。よくわかったわ。
バカが言い過ぎだというなら素人以下と言い換えるよ。
　
「よんでますよむろみさん」
たぶん色んな人に散々言われていることだと思うけど、この講談社枠の30分の放映順、「よんでますよむろみさん」でなく「波打際のアザゼルさん」にしたほうがよかったんじゃなかろうか。下品で不健全に濃ゆい「アザゼルさん」の後だと、「むろみさん」の淡泊さが際立ってしまう。巨乳とか百合とかお色気要素を強調している回は特に。

「むろみさん」つまんねぇという意味ではなく、青年誌原作と少年誌原作とでは自ずと表現の範囲に違いがあるわけで、より範囲が広いほうを後に持ってくるのが常道だろう。原作のポテンシャルとかスタッフの力量以前のところで負けていて、「むろみさん」はちょっと可哀想だ。
　
「ドキドキ！プリキュア」
ほむほむ→まどか並に、もとい「幸せの王子」のツバメ並に人生の全てをマナに捧げているのかと思いきや、医者を目指すのは母のためだったり、新たなシュミに目覚めて他の全てを投げうつ勢いでハマったりと、意外に気が多いことが明かされた立夏もとい六花主役回。競技カルタというのは、流行りものかつ知的かつスポーツ性で選ばれたのか。

話の流れは妥当というか健全ではあるのですが、中学生になってたまたま百人一首に出会うまで、これほどハマったものが無いというあたりに不自然さを感じなくもなかったり。ママも言うとおり「何だってできる」子だし。まぁこれも思春期というものでしょうか。

クリスタルは全部で５個あって、ということで５人目の登場はほぼ確定？　タイミング的にもうレジーナしか考えられないというのはどうかと思うが。

※ちょい追加
そういえば「大貝第一」中学校に至るまで（大貝＝頁、頁一でページワン）トランプ尽くしで名付けているんだから「レジーナ」もなんかあるだろうとググったら、果せるかなウィキペディアの「トランプ」の項に行き着いた。
クラブのクイーンは名をアルジーヌ（Argine）といい、これは「ラテン語の女王を意味する単語・regina（レーギナ）のアナグラム」だそうな。つまりアイちゃんは王女の生まれ変わりではなく、regina（レジーナ）こそが王女その人なのかも？
　
「宇宙戦艦ヤマト2199」
ちょっとだけ台詞があった相原がこの後旧作どおりの「活躍」を見せるのかが今から楽しみ。子供心に「こんな奴クルーに選抜するなよ！」的な気分で印象深いキャラクターなので。

反射衛星砲を「本来は遊星爆弾発射システムの一部だったものを転用した」とする設定変更は、「なんでこんな太陽系の最果てに対地球艦戦術兵器があるんだよ？」というツッコミ対応なんだろうけど、そこを気にする視聴者ってあんまりいないと思うぞ。

ヤマト沈没!?　というヒキからどう展開するかは、まぁその、やっぱり旧作で知っているので(苦笑)。原作既読の原作付アニメをどう楽しむか？　に似た感覚だな、このあたり。古代が戦闘機隊を直接指揮するに至る流れは、少々の無理矢理感はあれどもちゃんと考えられていて好感が持てる。
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コメントを受けて追加。これがトランプ王国伝統のかるただ!!