ガンダムビルドファイターズ#19「アストレイの刃」

激おこなセイとそれを止めるレイジという珍しいシチュが見られた。アーリージーニアスという割には交渉術がなってないというか、天然の煽り屋だなニルス(苦笑)。

そこからの変化を成長と呼べるか否かはさておき、ニルスの中に自然とファイターの自覚が生まれ、最後にはセイとレイジもそれを認めるという流れが気持ちいい。

プラフスキー粒子の謎を巡る話もいよいよ本格的に。まぁ核心には迫れなかったわけですが。それにしてもベイカーさんってふつうに優秀だよね。Cとかニルスとか、当てにした人物が当てにした働きをしなかったことが問題なのであって彼女の詰めがあまいわけじゃない。

いきなり彼氏彼女宣言でニルスを翻弄するキャロちゃんだけど、これまで応援にも来てなかったんだから、ベスト8に入れるかどうか様子を見てたんだぜきっと。ああ見えて中々計算高い

毎度の「何をどうすれば強いのか」問題は、今回は気にならず。元のガンダム作品の設定やプラモ作りの技術は今回ほぼ無関係、つまるところプラフスキー粒子であれやこれやが決まる世界ってことでスッキリしていた。アストレイは気の代わりに粒子を流し込む技を使う → 粒子に反応するのはガンプラに使われているプラスチック、だから瞬間接着剤でコートという対策も模型的かつ理に適っていた。今まで一言も出てこなかった「粒子帯(の変化)」「粒子変容塗料」なる概念が唐突に出てきたのはどうかと思うけど、言及が無かっただけでそれっぽい描写はあったしね。(それとまぁ、セイは結局プラフスキー粒子の特性を理解してなかったというのが軽くショックで、なのにどうして多少なりとも研究の成果を踏まえている粒子発勁と同等のビルドナックルを実装できたんだ?という謎があるわけですが、これはいずれ粒子の特性の設定に絡むと思われるので不問)

そにアニ#7「スターレイン」

お前は俺か!
とりあえず夜行で終点まで行って、その後で行先を決めるとか!
特急が止まる駅なのに駅前の寂れっぷりに愕然とするとか!
町の衰退抜きにしても夜行だから到着時間が早すぎて店が開いてないとか!
徒歩移動を始めたけどいつまで経ってもどこにも着かないとか! 長々と歩いて行き止まりとか! そのうち日が落ちちゃうとか!
まさかスーパーそに子に自分を投影する日が来るとは思ってもみなかった。ていうか「目的を決めない田舎の一人旅」をよくここまでリアルに描けるもんだ。黒田洋介を侮ってはいないが作風的にこんな脚本まで書けるとは思ってなかった。

あ、旅先での「地元の人との触れ合い」ってのは、あれだけはありがちフィクションの世界だな(笑・でも「山中で土砂降りにあってたら軽トラで通りがかった地元の人に運んでもらった」って経験はあったりする。それも新潟というか粟島での出来事)。あと、繁忙期(近くでイベント開催中)に予約無しで一人で温泉旅館に泊まるってのも不可能。でもそこらへんは十分許容範囲だ。

毎回変わるエンディングは今回、劇中でムニャムニャ言ってた台詞と歌詞がつながっていて「この旅でできた新曲がこれです」ってな感じで締めてくくられた。これで映像が無関係な水着姿でなかったら完璧だったのに。そこだけが惜しい。