静岡県から江ノ島へのアクセス

行楽シーズンが到来し、江ノ島や鎌倉が混雑する時期となりました。兵庫県静岡県から江ノ島・鎌倉へのアクセスに便利な、指定席連結の列車を紹介します。なお特に断りがない場合、新幹線は自由席、在来線特急は指定席を利用しています。

踊り子102号(日曜日のみ運転)

浜松9:11→(ひかり510号)→9:55三島10:14→(踊り子102号)→11:13大船11:18→(横須賀線・逗子行)→11:24鎌倉

5/7〜6/25の日曜日は全て「通常期」扱いですので、運賃・料金は以下のようになります。

運賃

浜松→鎌倉 3,670円(215.1キロ)

料金

浜松→三島 自由席静岡分割*11,960円 自由席2,480円 指定席3,000円
三島→大船 自由席490円 指定席750円 ※乗継割引*2適用時

合計6,380円

踊り子106号(毎日運転)

静岡12:20→(こだま646号)→12:45三島13:05→(踊り子106号)→14:14大船14:21→(横須賀線・始発逗子行)→14:28鎌倉

下記は通常期の料金です。6月の月曜日〜木曜日は「閑散期」のため、指定席料金はさらに安くなります。

運賃

静岡→鎌倉 2,270円(138.2キロ)

料金

静岡→三島 自由席980円 指定席2,250円
三島→大船 自由席490円 指定席750円 ※乗継割引*3適用時

合計4,000円

踊り子110号(土休日運転)

清水13:45→(島田始発・普通三島行)→14:43三島14:46→(踊り子110号)→15:52大船16:00→(湘南モノレール)→16:15湘南江の島

5/7〜6/25の土休日は全て「通常期」扱いですので、運賃・料金は以下のようになります。

運賃

清水→大船 2,270円(122.5キロ)
大船→湘南江の島 310円

料金

三島→大船 自由席980円 指定席1,500円

合計4,080円

踊り子114号(毎日運転)

相生12:49→姫路13:02→西明石13:20→新神戸13:29→新大阪13:43→京都13:58→名古屋14:35→(岡山始発・ひかり470号)→15:55三島16:06→(踊り子114号)→17:09大船17:15→(湘南モノレール)→17:30湘南江の島

下記は通常期の料金です。6月の月曜日〜木曜日は「閑散期」のため、指定席料金はさらに安くなります。

運賃

姫路→大船 9,290円(597.8キロ)
大船→湘南江の島 310円

料金

姫路→三島 自由席4,870円 指定席5,390円
三島→大船 自由席490円 指定席750円 ※乗継割引*4適用時

合計15,220円


踊り子105号(毎日運転)

湘南江の島9:19→(湘南モノレール)→9:33大船9:37→(踊り子105号)→10:38三島10:57→(こだま645号)→11:37掛川

下記は通常期の料金です。6月の月曜日〜木曜日は「閑散期」のため、指定席料金はさらに安くなります。

運賃

湘南江の島→大船 310円
大船→掛川 3,350円(182.8キロ)

料金

大船→三島 自由席490円 指定席750円 ※乗継割引*5適用時
三島→掛川 自由席静岡分割*61,840円 自由席2,480円 指定席3,000円

合計6,250円


踊り子109号(土休日運転)

湘南江の島10:49→(湘南モノレール)→11:03大船11:07→(踊り子109号)→12:09三島12:24→(こだま651号)→12:51静岡

5/7〜6/25の土休日は全て「通常期」扱いですので、運賃・料金は以下のようになります。

運賃

湘南江の島→大船 310円
大船→静岡 2,270円(133.7キロ)

料金

大船→三島 自由席490円 指定席750円 ※乗継割引*7適用時
三島→静岡 自由席980円 指定席2,250円

合計4,310円

踊り子115号(毎日運転)

湘南江の島12:19→(湘南モノレール)→12:33大船12:37→(踊り子115号)→13:38三島13:48→(ひかり473号)→14:31浜松

下記は通常期の料金です。6月の月曜日〜木曜日は「閑散期」のため、指定席料金はさらに安くなります。

運賃

湘南江の島→大船 310円
大船→浜松 3,670円(210.6キロ)

料金

大船→三島 自由席490円 指定席750円 ※乗継割引*8適用時
三島→浜松 自由席静岡分割*91,960円 自由席2,480円 指定席3,000円

合計6,690円

踊り子117号(土曜日のみ運転)

鎌倉13:46→(横須賀線・成田空港行)→13:54大船14:07→(踊り子117号)→15:09三島15:23→(東海道線・始発静岡行)→16:16清水

5/13〜6/24の土曜日は全て「通常期」扱いですので、運賃・料金は以下のようになります。

運賃

鎌倉→清水 2,270円(127.0キロ)

料金

大船→大船 自由席980円 指定席1,500円

合計3,770円

江ノ電の混雑傾向

土休日の江ノ電は、午前中からお昼にかけては藤沢→鎌倉方面の流動が多く、夕方は鎌倉→藤沢方面の流動が多くなります。

Tips

600kmを超えると往復割引が適用されるため、
姫路→大船 9,290円(597.8キロ) 姫路〜大船 往復 18,580円
姫路→鎌倉 9,610円(602.3キロ) 姫路〜鎌倉 往復 17,280円

の逆転現象が生じます。

*1:浜松〜静岡および静岡〜三島の自由席特急券は割安に設定されているため、通しで買うよりも静岡で区切って購入した方が安くなります

*2:新幹線と在来線特急を特定の駅で乗り継ぐと、在来線特急の特急料金が半額になる制度です。新幹線特急券と在来線の特急券を同時購入するのが条件となります

*3:新幹線と在来線特急を特定の駅で乗り継ぐと、在来線特急の特急料金が半額になる制度です。新幹線特急券と在来線の特急券を同時購入するのが条件となります

*4:新幹線と在来線特急を特定の駅で乗り継ぐと、在来線特急の特急料金が半額になる制度です。新幹線特急券と在来線の特急券を同時購入するのが条件となります

*5:新幹線と在来線特急を特定の駅で乗り継ぐと、在来線特急の特急料金が半額になる制度です。新幹線特急券と在来線の特急券を同時購入するのが条件となります

*6:三島〜静岡および静岡〜掛川の自由席特急券は割安に設定されているため、通しで買うよりも静岡で区切って購入した方が安くなります

*7:新幹線と在来線特急を特定の駅で乗り継ぐと、在来線特急の特急料金が半額になる制度です。新幹線特急券と在来線の特急券を同時購入するのが条件となります

*8:新幹線と在来線特急を特定の駅で乗り継ぐと、在来線特急の特急料金が半額になる制度です。新幹線特急券と在来線の特急券を同時購入するのが条件となります

*9:三島〜静岡および静岡〜浜松の自由席特急券は割安に設定されているため、通しで買うよりも静岡で区切って購入した方が安くなります

相模線沿線から慶応大学湘南藤沢キャンパス(SFC)までのアクセス

来る週末に学園祭「秋祭」開催が予定されている慶応大学湘南藤沢キャンパス(SFC)へは、現在湘南台駅西口、辻堂駅北口、綾瀬車庫からの3つの系統の路線バスが発着しています。

湘南台駅西口からの混雑を避ける方法については以前記載しました(SFC(慶応大学湘南藤沢キャンパス)へのアクセス(特に七夕祭時) - ゆとりのミカタ)が、今回はJR相模線沿線からのアクセスについてご紹介します。

結論:茅ヶ崎市コミュニティバス・予約型乗合バスを使いましょう

結論:上溝・相武台下・入谷・海老名・厚木・門沢橋・宮山・寒川・香川といった相模線沿線から、慶應大湘南藤沢キャンパス(SFC)に平日の10時・12時・14時半・18時・20時に着きたいとき、また9時・11時半・14時・17時・19時半にSFCを出て相模線沿線に行きたいときは、茅ヶ崎市コミュニティバス「えぼし号」を利用した方が早いことが多いし、安い。橋本・茅ヶ崎からでは所要時間で分が悪いことが多いが、安い。そしてなにより、乗り換え回数が最低2回必要なところ、1回で済む。また湘南台駅口の混雑に巻き込まれずに済む。

また、えぼし号が運行していない時間帯も、茅ヶ崎市の予約型乗合バスを予約し、寒川駅香川駅近くの乗合所から利用するのが安い。

茅ヶ崎市コミュニティバス「えぼし号」

SFCへは3路線しかバスが来ていませんが、SFCの裏手は茅ヶ崎市となっており、実は茅ヶ崎市コミュニティバスがすぐ近くまで運行しています。


http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/road/eboshi/index.html
茅ヶ崎市コミュニティバスは「えぼし号」という愛称がついています。現在4路線が運行されています*1が、藤沢市境まで来ているのは「北部循環市立病院線」です。

http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/road/eboshi/1008383.html
概況は上記のページにありますが、北部循環線は1乗車200円前払いの運賃均一制です。えぼし号は全路線が茅ケ崎市立病院を拠点に運行されており、市立病院発・市立病院行きの循環路線となっています*2

SFC最寄りのバス停

北部循環線時刻表(平成27年4月1日改正)【PDF】
さて、SFC最寄りのバス停は、時刻表中ほど、バス停番号53番「芹沢細谷入口」となります。北部循環線は平日13便の運行ですが、その内の5便が遠回りして芹沢地区に迂回運行する形態のため、芹沢細谷入口発着時刻と主な停留所の時刻は以下のようになります。

平日


JR香川駅から芹沢細谷入口までは5kmほどですから、この距離で200円であれば良心的でしょう。ちなみに区間制でこの距離を神奈川中央交通で行った場合よりも安くなります。


路線図ではSFCとの位置関係がわからないので、茅ヶ崎市コミュニティバスの停留所をマッピングしたGoogleマップを挙げておきます。なお「芹沢細谷入口」の1つ手前、「芹沢台田(斎場入口)」バス停もSFCへの距離はほぼ同じです。芹沢台田バス停は芹沢細谷入口バス停の1分前が発着予定時刻となっています。
茅ヶ崎市・寒川町コミュニティバス停留所 - Google My Maps

「えぼし号」実際の活用例

先日、JR茅ヶ崎駅より「えぼし号」を乗り継ぎ、「芹沢台田(斎場入口)」バス停で降車してSFCへと向かいました。実際のルートがこちらです。当日は雨ということもあり、数分遅れがありましたが、乗車の便はどちらも乗客5人ほどで、混雑はありませんでした。実際の発着時刻を括弧内に記載しています。

  1. 茅ヶ崎駅南口11:04(11:09)→【「えぼし号」中海岸南湖循環市立病院線・[1]市立病院行:150円*3】→11:17(11:19)市立病院
  2. 市立病院11:20→【茅ヶ崎市コミュニティバス「えぼし号」北部循環市立病院線・市立病院行:乗継券+50円*4】→11:44(11:51)芹沢台田(斎場入口)
  3. 芹沢台田(斎場入口)11:52→【徒歩】→12:00慶応大学湘南藤沢キャンパス(裏口【浅間神社口】)


今回は最安のルートにするため、市立病院乗り継ぎを使いましたが、香川駅までJR相模線を使うと市立病院での危ない乗り継ぎがなく、以下のようになります。
茅ヶ崎11:09→【JR相模線・橋本行:190円】→11:14香川
香川駅11:32→【茅ヶ崎市コミュニティバス「えぼし号」北部循環市立病院線・市立病院行:200円】→11:44芹沢台田(斎場入口)

茅ヶ崎SFCではJRを使っても390円、使わなければ200円で約50分ですが辻堂廻りだと約40分で済む代わりに520円かかります。


11時台に香川駅からSFCまで、えぼし号を使わない場合だと、次のようになります。

  1. 香川11:21→【JR相模線・茅ケ崎行】→11:26茅ヶ崎11:33→【JR東海道本線・古河行:200円】→11:37辻堂
  2. 辻堂駅北口11:50→【神奈川中央交通・辻34系統・慶応大学行:330円】→12:11慶応大学

香川〜SFCでは、えぼし号なら30分・200円であるのに比べ、辻堂廻りだと50分・530円もしますね。

海老名からSFCまで、えぼし号vs神奈川中央交通

ここまでは香川駅周辺発を見てきましたが、少し周辺地理に詳しい人からは「JR相模線沿線と言っても、海老名周辺からなら小田急湘南台に出たほうが早いのではないか」と言われてしまいそうです。そこで海老名〜SFCでも比較してみましょう(厚木からでも良いのですが、厚木からの方がえぼし号に有利*5なので、あえて厳しい条件で比較してみます)。

えぼし号利用で海老名〜SFC
  1. 海老名10:57→【JR相模線・茅ヶ崎行:240円】→11:21香川
  2. 香川駅11:32→【茅ヶ崎市コミュニティバス「えぼし号」北部循環市立病院線・市立病院行:200円】→11:44芹沢台田(斎場入口)→11:52湘南藤沢キャンパス

計55分・440円

神奈川中央交通利用で海老名〜SFC(最安の場合)
  1. 海老名10:57→【小田急快速急行・新宿行】→11:05相模大野11:11→【小田急江ノ島線片瀬江ノ島行:340円】→11:34湘南台
  2. 湘南台駅西口11:40→【神奈川中央交通・湘23系統・慶応大学行:220円】→11:49慶応大学

計52分・560円

神奈川中央交通利用で海老名〜SFC(最速の場合)
  1. 海老名10:54→【相鉄線・横浜行:200円】→11:04大和
  2. 大和11:14→【小田急江ノ島線快速急行・藤沢行:190円】→11:20湘南台
  3. 湘南台駅西口11:30→【神奈川中央交通・湘23系統・慶応大学行:220円】→11:39慶応大学

計45分・610円


茅ヶ崎市予約型乗合バス

前章までで、えぼし号のルートと安さについて見てきました。しかしながら、えぼし号には1つ大きなデメリットがあります。

それは、本数が少ないということです。


特に休日は本数が少なく、芹沢地区を大廻りする「新芹沢コース」は平日5便からさらに減って3便となってしまいます。

土休日

これでは昼間のアクセスには不適です。また、平日であっても、14:04の次は17:34ですから、夕方帰宅するにはちょっと不便です。


そんなときに有効なのが、茅ヶ崎市小出地区の予約型乗合バスです。

http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/road/eboshi/1008380.html
茅ヶ崎市小出地区は、行谷・芹沢・堤・下寺尾といった、茅ヶ崎市の北部にあたる地域です。平成25年12月まで、小出地区においてえぼし号は4コースの運行でしたが、現在の2コースに集約され、小規模な需要に柔軟に対応するため、オンデマンド型の予約型乗合バスが開始されました。


1時間前までに予約すれば、1回100円で小出地区内の乗合所から乗合所まで、誰でも利用できます*6。乗車時刻も7時から20時までの中で自由に希望を出すことができ、1人や2人の利用であれば、20分以上希望時刻からずれることはないでしょう(いくつか候補が提示されるので、その中から選ぶことができます)

ただ1点注意しなければならないのは、乗合バスの乗車乗合所と降車乗合所は基本的に自由に組み合わせられますが、えぼし号や神奈中のバス停同士は選べません。そのため、芹沢台田→文教大学のような経路は選択できません。

寒川駅最寄りは「寺尾橋東」乗合所(徒歩約12分)、香川駅最寄りは「中通橋」乗合所(徒歩約9分)または「北陵高校入口(香川・茅ヶ崎方面)【バス停】」(徒歩約9分)です。

予約画面では乗車時間が20分ほど見積もられますが、余裕時分がとられているため、他に乗合わせる(=立ち寄る乗合所)人がいないときは10分弱で到着するようです。

予約型乗合バスの使用例は後日ご紹介します。

*1:http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/road/eboshi/1008377.html

*2:北部循環線の平日ダイヤ初発のみ、文教大学→市立病院

*3:実は「えぼし号専用回数券:http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/road/eboshi/1008386.html」を茅ヶ崎駅北口のサービスセンターで購入しておいたため、実際の支払いは140円弱相当

*4:こちらの追加支払いも1000円回数券1枚で済ませたため、45円相当

*5:海老名の方が湘南台に近く、相鉄線もあり、また厚木には急行が停まらないため

*6:地域によってオンデマンド交通は地域住民しか利用できない場合がありますが、茅ヶ崎市の場合は誰でも予約できます。利用登録もオンラインで即日できますので、利用の障壁は低い方だといえるでしょう

沼津市内浦地区周辺のお得な割引セット・きっぷまとめ

2016/9/17現在の公式webサイト等の情報に依っています。ご利用の際はご自身でお確かめください。

東海バス関連

沼津エリア得トクバスパック一覧→ページが見つかりません

あわしまマリンパークパック

「あわしまマリンパーク」パック
おとな通常:沼津駅〜マリンパークのバス往復乗車券(710円*2) + あわしまマリンパーク入園券(1800円) =3220円→2130円 1090円引き
こども:1070円

伊豆三津シーパラダイス

お得なプラン紹介ページ→みとしーお得なプラン |伊豆・三津シーパラダイス

学割プラン(9/30まで)

みとしー学割プラン:PDF
大学生・大学院生・短大生・専門学校生・高校生・中学生が学生証を提示することで当日入場券が2200円→1200円に

みかん大作戦(9/17〜12/18)

みとしーみかん大作戦:PDF
シーパラダイス入場券とみかん狩り券で中学生以上2300円、こども1300円のセット
シーパラダイスより車で約4分*1の木負観光みかん園みかん狩り券がセット。チラシのプリントもしくは画面を伊豆三津シーパラダイス入場券売り場にて提示で発売。みかん園の受付は9:00〜15:30。
おとな通常:入場券2200円+みかん狩り600円=2800円→2300円 500円引き
こども通常:入場券1100円+みかん狩り500円=1600円→1300円 300円引き

シニアプラン(2017年3月末まで)

みとしーシニアプラン:PDF
チラシのプリントもしくは画面の提示が必要。65歳以上の年齢を証明できるものとあわせて伊豆三津シーパラダイス入場券売り場にて提示で発売。
65歳以上当日券2200円→1800円

WEB限定入場割引券

WEB限定入場割引券:PDF
チラシをプリントアウトし、アンケートに回答の上持参で入場券売り場にて割引価格で発売。
おとな通常:2200円→2000円
こども通常:1100円→1000円

年間パスポート

みとしーお得なプラン |伊豆・三津シーパラダイス
記名人は1年間何度でも入場可。各種割引・特典有。
おとな:5000円
こども:2500円

*1:東海バス伊豆三津シーパラダイス→木負農協は約5分、長井崎中学校経由の便で約8分

「サンシャイン!!」ラッピングバス運行記念乗車券が発売に

昨日は沼津市ラブライブ!サンシャイン!!(以下サンシャイン)聖地巡礼コースをつらつらと考えていました→ラブライブ!サンシャイン!!聖地巡礼モデル?コース - ゆとりのミカタ


その折に東海バスのwebサイト行ったら、「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピングバス運行記念乗車券とティッシュケースを発売しますとのこと。明日9/17(土)に販売会をするそうです。

9月17日(土)、「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピングバス運行記念乗車券、および「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピングバスティッシュケースを販売いたします。また、同会場にて「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピングバスを留置きいたします。

ラブライブ!サンシャイン!!(20170917イベント)


ラッピングバス導入がタイアップ企画第1弾、乗車券が第2弾との位置づけのようです。

7月9日(土)から運行を開始した東海バスオレンジシャトルの「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピングバスは、多くのファンの方にご乗車いただき、大変好評でございます。この度、東海バスでは「ラブライブ!サンシャイン!!」とのタイアップ企画第2弾として、ラッピングバス運行記念乗車券を発売することとなりました。

ラブライブ!サンシャイン!!


肝心の内浦地区以南ではあまり巡礼者を東海バス車内で見かけないので、これを機に「ほどほどに」バス利用が促進されるとうれしいのですが。


1人3セットまででも1500セットなら、雨の伊豆長岡で1000以上伊豆箱根記念セット出たことを考えれば17日中に完売する可能性もありでしょう。

しかし税込1980円だと、なかなか販売に手間取りそうですね……

ラブライブ!サンシャイン!!聖地巡礼モデル?コース

ラブライブ!サンシャイン!!(以下サンシャイン)はアニメも佳境に入ってきましたね。聖地巡礼に訪れる方も多いようですので、内浦地区に10回ほど行っている経験も踏まえて主要な聖地をまわる仮のモデルコースを作成してみました。なお、本稿では主に交通機関の流れを記載し、細かい聖地の場所は記載しておりません。シーンごとの聖地の場所は中級2さん作成の舞台マップ「ラブライブ!サンシャイン!!」舞台マップ - Google My Mapsなどを参照してください。
また、営業時間等は9/15現在でのwebサイトなどの情報に依っています。

ルートの概要

三島駅→[伊豆箱根鉄道駿豆線・所要約25分]→伊豆長岡駅長岡駅停留所→[伊豆箱根バス・所要約30分]→三津シーパラダイス停留所〜内浦地区散策〜あわしまマリンパーク〜マリンパーク停留所→[東海バス・所要約40分]→沼津駅

三島駅伊豆長岡駅

サンシャインの舞台は主に沼津市内浦地区であり、沼津駅から訪れる方が多いように見受けられますが、実は東京方面からの巡礼玄関口としておすすめしたいのがお隣三島駅です。その理由は、

  1. 沼津よりも東京に近く、また新幹線停車駅であり利便性が高い
  2. 内浦地区までの交通費が沼津駅から向かうより実は安い
  3. 伊豆箱根鉄道のラッピング列車が見られる

と3つあります。

東京に近い・停車本数の多さ

東京方面からずっと在来線で向かう場合、1駅5分ほどしか東海道線乗車時間は変わりませんが、乗車駅によっては運賃が少し安くなります(藤沢からの場合、沼津までが1320円、三島までが1140円)。

また、新幹線停車駅であるだけでなく、平日2本・土曜日4本・休日3本だけではありますが、在来線特急「踊り子」が東京駅から三島駅を経由し伊豆長岡駅まで直通しています。この利便性は見逃せないところです*1

交通費の安さ

また、三島駅から内浦地区へ向かうと鉄道とバスの乗り換えが発生するので交通費が高くなるかと思いきや、実は合計が安くなります。沼津駅から伊豆三津シーパラダイス停留所までは東海バスで740円 長浜780円ですが、三島駅から伊豆長岡駅までが320円、長岡駅停留所から伊豆・三津シーパラダイス停留所までが340円の合計660円です。

ラッピング列車

2016年4月より、伊豆箱根鉄道駿豆線ではラブライブラッピング列車運行を開始し、この地域でのコラボ企画の先駆けとなっています。この車両の運用は公式ページ「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピング電車の運行情報 (4/30更新) |駿豆線・大雄山線で確認することができます。日によっては朝方2往復だけの場合もありますが、おおむね昼間も運用についています。時刻を確認して行程に組み入れるのも良いでしょう。


以上が三島駅をおすすめする理由です。

三島駅

伊豆箱根鉄道三島駅は、JR側から見て南口側にあります。新幹線から来た場合、新幹線側の北口を出てしまうと南側に出るのがとても大変なので、南口側に向かいましょう。駿豆線は1時間に3〜5本ほど本数があります。

伊豆長岡駅

伊豆長岡駅では、上り列車との列車交換がある時は2番線、列車交換がない時は駅舎側の3番線に下り列車が到着します。2番線に到着した場合は、階段・エレベータを使い跨線橋から3番線側に渡って改札へ出ます。
もしここで乗り継ぎの時間があまりない場合は、列車の真ん中より少し前寄りに乗っておくと階段が近いので良いかもしれません……

長岡駅停留所〜三津シーパラダイス停留所

伊豆長岡駅前すぐのバス停から伊豆箱根バスの「三津シーパラダイス行」に乗ります。内浦地区には公衆トイレがあまりないので、乗り継ぎの時間があればバスに乗る前にトイレに行っておいた方が良いかもしれません。駅舎を出てすぐ右に進み、パン屋の奥にお手洗いがあります(あまりきれいとは言いがたいですが……)


バス停の前が狭いのが難点ですので、邪魔にならないようバスを待ちましょう。経験では発車時刻けっこうぎりぎりにならないと入線してこないようです(同じバス停から他の系統「温泉場循環」などが発車するからということもあるのでしょう)。バスは後乗り前降り、ICカード類は一切使えませんので整理券を忘れずに取りましょう。

伊豆箱根バスを安く乗る方法

なお、終点のシーパラダイスやその手前のシーパラダイス駐車場前(内浦地区唯一のコンビニ、セブンイレブンの目の前です)や三津郵便局前などで降車した場合は長岡駅停留所から340円ですが、「内浦学校前」停留所*2伊豆の国市から沼津市に入るトンネルをくぐった後、最初の停留所)で降車した場合は310円ですみます。内浦学校前の辺りは歩道が狭いですが、海に向かって歩いていくのも悪くはないものです。


また、伊豆箱根バスでは回数券が何種類かありますご利用案内 |伊豆箱根バス。JRや伊豆箱根鉄道などにもある11枚綴りの回数券の他に、9時〜16時の間に降車する時にのみ使える13枚綴りの「お買い物回数券」などです。大人数で行く予定の時は検討してみても良いかもしれません。バスの回数券も伊豆箱根鉄道の主な駅窓口で発売しています。

伊豆箱根バスラッピングバス

2016年7月より、バスもラッピング車両が導入されています。8月からはサンシャイン声優によるアナウンスもされており、アナウンスを聞きたい方はラッピング車両の運用時刻を調べてから行かれると良いでしょう
「ラブライブ!サンシャイン!!」 “ファン必見”ラッピングバス運行中&コラボグッズ販売中 |伊豆箱根バス。通常のバスと同じ内容の広告放送も声優さんの声で録っていて、そこに感動を覚えました。

内浦地区

中級2さん作成の舞台マップ「ラブライブ!サンシャイン!!」舞台マップ - Google My Mapsをご覧頂けるとわかると思いますが、現時点でサンシャイン聖地の多くが内浦三津(シーパラダイス横のトンネル以北)〜内浦長浜(トンネルの先から三の浦総合案内所を通り長浜城跡手前まで)〜内浦重須(長浜城跡から長井崎中学校周辺)の地域と、淡島(内浦重寺)に集中しています。シーパラダイスから南側では、東海バスの路線がありますが、1時間に約2本です。また、この地区で公共の駐車場はほとんどないと言っていい状況です。


そこで、ある程度体力に自信がある方でしたら、内浦地区の中は徒歩もしくは自転車で回られるのが効率的かなと思います。
内浦長浜地区にある三の浦総合案内所【沼津三の浦観光案内所】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnetでは、無料で自転車の貸し出しを行っています。2台体制なのでお昼すぎに行くと出払っている可能性もありますが、マップ収集や展示物訪問ついでに寄ってみる価値はあります。レンタサイクルで海を見ながら走るのも気持ちよさそうです。


ここで内浦地区の主な巡礼スポットを北から順に並べてみます。


淡島
劇中でなんか山登っているところです。この淡島っていうのはちょっと不思議なところでして、ざっくり言うと島の入口が水族館になっているので、島に渡るためには水族館の入園料を払うか島内のホテルに宿泊しないと船に乗せてくれないというところです。東海バスの「マリンパーク」停留所目の前から船が出ています。
あわしまマリンパークの最終入園は15:30となっているので、あまり遅くになってしまうと水族館の展示が見られなくなってしまいます営業時間・料金|あわしまマリンパーク


マリンパーク停留所[徒歩5分弱]島合洞停留所[徒歩5分弱]富士見町停留所[徒歩5分弱]西ヶ洞停留所[徒歩5分弱]


内浦漁協直営 いけすや内浦漁協直営 いけすや - アクセス 聖地ではありませんが、近辺で一番有名な(というよりも、店構えがきれいな)食事処です。食堂の営業時間は11〜15時ですが、土休日のお昼すぎはとても混雑しています。15時間際になると品切れ等も経験しましたので、土休日にいけすやで食べるなら開店直後を狙うべきかもしれません。水曜日は定休日です。「小海」停留所の目の前にあります。


小海停留所[徒歩5分弱]オキシーテック停留所[徒歩5分弱]


三津三叉路交差点」 PVやアニメ中で何度か登場する三叉路です。映像中では角に「やまや」という民宿兼食事処が写っていますが、2016年夏現在は絶賛取り壊し改装中……。またこの三叉路より北側は沼津駅方面の東海バス、東側は伊豆長岡駅方面の伊豆箱根バスのみがそれぞれ運行していますが、この三叉路で合流し、シーパラダイスまでは双方の停留所が設置されています。三叉路を過ぎるとすぐ「三津(東海バス)/三津郵便局(伊豆箱根バス)」停留所がありますが、この付近に郵便局・信用金庫・漁協とインフラが集中していることもあり、この停留所はちゃんと車道から歩道側に切り込んでいたりちょっとした待合所があったりします。


三津(東海)/三津郵便局(伊豆箱根)停留所


[徒歩5分弱]


松月」 お菓子屋さんです。ここの「みかんどら焼き」がドラマCDに登場したということもあり、連日大盛況となっています(周辺に旅館や食事処はいくつかあるが喫茶系が少ないという事情もあります)。盛況すぎて、通常営業時間が9〜20時のところ、8/18以降は10〜17時の短縮営業を行っているそうですhttp://www.shougetsu-web.com/news/%e9%80%a3%e6%97%a5%e7%9b%9b%e6%b3%81%e3%81%ae%e7%82%ba%e3%80%81%e6%9c%9f%e9%96%93%e9%99%90%e5%ae%9a%e3%81%a7%e9%96%89%e5%ba%97%e6%99%82%e9%96%93%e3%82%92%e6%97%a9%e3%82%81%e3%82%89%e3%81%9b%e3%81%a6/。お茶時は混雑しますので、時間帯を考えて訪問したほうが良いでしょう。火曜日は休業日です。


シーパラダイス駐車場(伊豆箱根)停留所[徒歩5分弱]
バス車内のLED案内では単に「駐車場」と表示される、なんだかかなしいバス停。東海バスは停留所がなく、ただただ通過していきます。前述の通り、コンビニが目の前にあります。


安田屋旅館西伊豆 三津浜 湯の花温泉/太宰治ゆかりの宿 安田屋旅館 千歌の実家旅館のモデルです。太宰治ゆかりの宿でもともと人気がありましたが、近頃はサンシャイン関連の宿泊客も多いようです。休館日以外は11時半〜20時半まで1人1000円で日帰り入浴することができます。在庫があれば千歌ちゃんタオルを購入することもできるらしいです。
また、安田屋旅館の向かい側は三津浜があり、砂浜は夏場に海水浴場となります。


[徒歩5分弱]


伊豆三津シーパラダイス東海バス)/三津シーパラダイス(伊豆箱根)停留所
伊豆三津シーパラダイスのエントランス前に伊豆箱根バスの終着である三津シーパラダイス停留所があります。東海バスの停留所は前の大通りにあります。


伊豆三津シーパラダイス」「恋になりたいAQUARIUM」PVなどで登場する水族館です。2200円の入館料が200円引となるwebクーポンや、9月末まで学生が1200円となるキャンペーンの実施などみとしーお得なプラン |伊豆・三津シーパラダイスがありますので、出かける前にwebサイトを確認しておきましょう。営業時間は9〜17時です。


[徒歩約5分]


長浜停留所
簡易的な待合所付きのバス停。天気が良いと内浦湾越しに富士山がきれいに見えます。冬のほうが見やすい。


三の浦総合案内所」 富士見トンネルかその横の道(シーパラダイス裏手の道路です)を抜けると内浦長浜地区に入り、「長浜」停留所目の前にあるのが観光案内所です。有志が持ち込んだ公式グッズなどの展示がされています。また巡礼ノートもあるので、内浦地区を訪れる巡礼者の大部分が立ち寄っているのではないかと思われます。9〜16時で開いていますが、夏場などは16時すぎまで開けていることもあります。前述の通り、自転車の貸し出しがあるので、案内所のスタッフ(おばちゃん)に声をかけてみると良いでしょう。


[徒歩約10分]


長浜城」 聖地としてたくさん出てくるわけではないですが、後北条氏の水軍の拠点であった場所です。なお、案内所からここまでの道のりの途中で「長浜シーフード」というスナック兼食事処みたいな店があります。知り合いによるとここで普通に昼食をとれるようです。城跡のふもとには、昼間だけ使用できる公衆トイレがあります。上まで登ると、内浦湾の景色が楽しめます。またふもとの道路を挟んで向かい側には、みかんの販売センターとOH!MOSというJAの直売所があります。


長浜城停留所


[徒歩5分弱]重須停留所
津波避難タワーの足元にあるバス停です。道はなかなか立派なつくりで家々は見えるのに、あまり人が出歩いていない……


[徒歩約10分]

長井崎中学校周辺浦の星女学院のモデルとなった学校です。といっても普通に生徒が在学している中学校なので、平日の登下校時間帯などに学校近くまで行くのは控えたほうが良いかもしれません。長井崎の山の上に学校はありますが、坂のふもとにアニメ同様バス停があります。
ここ「長井崎中学校」停留所は朝夕のみしかバスが経由しないので、土休日ですと下り方面が15:05・16:10・17:05・18:05、上り沼津駅行が6:54・16:20・17:20しかありません。これ以外の時間帯であれば県道まで戻り「重須」停留所からでないとバスに乗れません。


重須から更に西に進むと内浦地区から西浦地区に入り、西浦木負の堤防など巡礼スポットはいくつかあるのですが、西浦木負から先は歩きでは厳しくなってくるとともにスポットの密度も低いので、本稿では内浦地区までを対象とします。

内浦地区〜沼津市街地

内浦地区から沼津市街地まで1本で出るためには、東海バスに乗る必要があります。ほとんどの時間帯で1時間に2本確保されているのですが、沼津駅行の最終が土休日で17:56、平日でも18:56と早い(「三津」停留所*3基準)ことに注意する必要があります。


内浦地区から沼津駅までは約40分ですが、途中「島郷」停留所の近くには「島郷海水浴場」、狩野川を渡り市街地に入って「上土」停留所付近には「沼津リバーサイド」などの聖地もあります。特に「上土」停留所から沼津駅まではゆっくりでも30分足らずで歩くことができますので、余力があれば駅のちょっと手前でバスを降りて商店街を歩きながら駅前へ向かうのがおすすめです。


なお、沼津港を訪れたい方は、途中「二瀬川」か「槇島」停留所で降り、この2つの停留所のちょうど中間にある「玉江町」交差点から西にずっとまっすぐ歩くと20分ほどで「みなと新鮮館」などの前に出ます。

沼津駅

巡礼の玄関として三島駅を推しましたが、帰りは沼津駅をおすすめします。実は内浦地区からの最終の時刻を考えると、沼津駅は前述の通り土休日で内浦18時前発という早さですが、三島駅の場合はシーパラダイス20時半過ぎ発の伊豆長岡駅行までバスがあるのです。しかし日の入りも遅い夏場ならともかく、開いている店がほとんどない夜に内浦地区にいても仕方がないという面があります。また沼津駅を積極的に推す理由として、

  1. 仲見世商店街ややば珈琲など、沼津駅前や市街地にも聖地が多い
  2. 夜まで開いている聖地がいくつかあるため、時間を有効に使える
  3. 在来線で帰る場合、伊豆長岡での乗り換えがなく、場合によっては沼津始発の列車に乗ることもできるため疲れずにすむ


が挙げられます。

1,2についてはモデルコース例で詳しく説明しますので、鉄道面での利点を述べておきます。

旅行をよくされる方ならばご存知かと思いますが、東海道線と一口にいっても、東京駅から出た在来線普通電車は基本的に熱海駅までしか行きません。が、朝方と夜の一部列車は沼津駅まで乗り入れてきます。つまり熱海での乗り換えなく東京まで帰れるわけです。沼津駅始発で東京方面へ乗り入れる列車の時刻を以下に示しておきます。


5:52小金井行
6:05宇都宮行
6:35上野行
7:00古河行
7:32宇都宮行
8:29小金井行

18:08宇都宮行
19:04小金井行
20:35宇都宮行


内浦地区から沼津駅まではバスで40分ほどですから、内浦を18時前に出るバスに乗れば18時半過ぎには沼津市街地に着きます。市街地をいろいろまわって疲れたら20時半の列車がちょうど良いでしょう。

ちなみに、東京方面へ乗り入れる普通列車は全列車グリーン車がついています。沼津や三島ではみどりの窓口(JR全線きっぷうりば)でのみ普通列車グリーン券を発売していますが、上限は平日980円/土休日780円ですので、埼玉や栃木などの遠距離の方はぜひグリーン車を利用してはいかがでしょうか。

静岡県西部から訪問する場合も帰りは沼津がお得

本稿は首都圏在住の方を対象に記述していますが、静岡県西部在住の方も沼津駅から帰るお得な列車があります。

それは「ホームライナー浜松/静岡」です。

沼津駅〜浜松駅の区間ではほとんどの列車が普通列車で、首都圏のようなグリーン車もついていませんが、一日に数本だけ、320円のライナー券を買うことで着席が保証されるホームライナーが運行されています。この列車は三島でなく沼津が始発なので、行きは静岡から新幹線で三島まで行き、帰りはホームライナーでゆっくり帰宅ということもできます。こちらも夕方沼津駅始発の時刻を記載しておきます。


18:31 ホームライナー浜松3号 浜松行
(19:32 ホームライナー浜松5号 浜松行 平日のみ運転)
20:47 ホームライナー静岡3号 静岡行
(23:59 ホームライナー静岡21号 静岡行 期間限定、金曜日のみ運転)

モデルコース例

いくつかまわり方の例を考えましたが、土休日のおすすめコースとして以下のようなものをご紹介します。

東海道本線・熱海行】
小金井5:50→大宮6:52→東京7:28→横浜7:55→藤沢8:15→小田原8:50→9:14熱海


東海道本線・富士行】
熱海9:24→9:37三島


伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺行】
三島9:43→10:05伊豆長岡


伊豆箱根バス・三津シーパラダイス行】
長岡駅10:15→10:35三津郵便局


10:40〜11:00
松月でみかんどら焼きを食べつつ一息


11:10〜12:10
安田屋旅館を外から見つつ伊豆三津シーパラダイスへ向かい、展示を見学する


12:15〜12:30
長浜停留所付近から内浦湾を眺めつつ三の浦総合案内所へ。巡礼ノートに書き込み。


12:40〜13:30
長浜城跡に登り、上から内浦湾や内浦のまちなみを眺望する。お手洗いに行ったり直売所でみかんを買ったり。


13:40〜15:00
長井崎中学校周辺まで行くもよし、いけすやなどで食事をとるのもよいでしょう。ただし15時過ぎまでにマリンパークの船発着場にいないと淡島に渡れなくなるので注意。


15:20〜16:50
淡島でマリンパークと神社の双方を十分に制覇するには1時間半は不十分かもしれません……。階段はかなりきついでしょう。


東海バス沼津駅行】
マリンパーク停留所16:59→17:27上土停留所


17:30〜17:50
リバーサイドホテルや中央公園のそばを散策しつつ、大手町の仲見世商店街へ。


17:55〜18:05
マルサン書店仲見世
何気なくwebサイトを覗いてみたら、9/15付けで以下の告知が。

2016年9月末配布開始!
ラブライブ!サンシャイン!!関連商品をお買い上げの方に、
登場人物9人のオリジナル栞を配布する企画が進行中です。

マルサン書店

写真を撮る代わりに本を買いましょう。
営業時間:平日10〜20時/日・祝10〜19時


18:10〜18:30
やば珈琲沼津店
けっこう人が入っているので写真撮影は難しいかもしれません。22時まで注文可というのがうれしい。
やば珈琲店|セントラルホールディングス株式会社


18:40〜18:50
ゲーマーズ沼津店
「ヌーマーズ」の呼び名も定着してきたゲーマーズ沼津店。最後はここで買い物していくといいんじゃないかな?!
ゲーマーズ沼津店のゲーム予約やコミック・ラノベ専門店|ゲーマーズ
20時まで。


東海道本線・小金井行】
沼津19:04→19:48小田原→20:21藤沢→20:41横浜→21:08東京→21:40大宮→22:44小金井

最後に

だいぶだらだらと書いてみましたが、みなさんの巡礼に少しでも参考になれば幸いです。

本当に快適なのでぜひグリーン車ホームライナー乗ってください!

*1:なお、踊り子号は三島駅修善寺駅間においては特急料金不要の快速扱いで運転します。私も何度か上りの伊豆長岡駅三島駅だけわざわざ踊り子に乗って短時間だけ特急形車両を味わいました

*2:すわサンシャイン舞台の中学校かと思いがちですが、ここは小学校の方です。なお、伊豆箱根バスシーパラ線では一部の時間帯で長岡南小学校とここ内浦小学校の児童のアナウンスを聞くことができます

*3:なおこの東海バス「三津」停留所は伊豆箱根バス「三津郵便局」停留所と同じ場所にあります

SFC(湘南藤沢キャンパス)へのアクセス〜1998年との比較〜

お久しぶりです。

SFC(湘南藤沢キャンパス)で明日(6/27)オープンキャンパスが開催されるということもあり、先日から書きたいと思っていた記事を書きます。

現在のバスダイヤ

SFC(慶応大学湘南藤沢キャンパス)へのアクセス(特に七夕祭時) - ゆとりのミカタで触れたように、2014年9月から湘19系統が新設されるなど多少の動きはありましたが、この路線において最大の転換は、2005年にツインライナーが導入されたこと*1でしょう。例えば、通常の土曜日、湘南台駅西口から慶応大学行のバス時刻は2016年6月現在以下のようになっています。


7時台 15 24 30 35 40(4) 40 44 48 53 56
8時台 01 04 09 12 17 20 25 32 37 40(4) 45 50 57
9時台 02 10(4) 10 15 22 28 37 43 52
10時台 00 00(4) 12 24 36 48 50(4)
11時台 00 12 24 36 50(4) 50

※(4)は4番のりばから発車の綾瀬車庫行(本館前乗り入れなし)、赤字は急行(ツインライナー)


本数が平日より少ない土曜日の午前ですらこれですから、平日はもっと大変です。しかし、ツインライナーが導入される前はどうだったのでしょうか。

1998年5月のバスダイヤ

ツインライナーが導入される昔、当然ながら一般型の車両だけで輸送しようとすると……
【1998年のバスダイヤ】

いやはや、平日朝などすごいですね。9時台の1時間で15本発車しています。前のバスと2分差の場面が何回かありますが、その短時間で乗車できたのでしょうか……


以下のページ$B7DXf5A=NBg3XJ}LL(B $B?@F`Cf%P%90FFb(Bを偶然検索で見つけたときは感動しました。ウェブの海に沈む財宝船のような……
このブログがそのような存在になれればよいのですが。

0日目(3/5土曜日)

札幌駅へ

泊まっていたホテルが北18条駅と北13条東駅の中間っていうところにあったので、北18条から地下鉄南北線真駒内行き初電(6:06)に乗ってさっぽろ駅に向かう。下りの初電がもっと早ければ麻生まで乗って新琴似から札沼線に乗るのだが、接続が無理なので仕方がない。

今日はまだJRのフリーパスを使わないので、とりあえず地下鉄のドニチカきっぷを買っておく。土休日専用のフリーきっぷ(名古屋市営のドニチエコきっぷみたいな感じ。さすがに専用券売機はなかったが)で、平日の1日乗車券が830円のところ520円なので、まあお得かな。

札沼線学園都市線)531M 石狩当別行き 札幌(6:20)〜石狩当別(6:59)

学園都市線初電(石狩当別浦臼行きに接続)列車が札幌6:20発だったので、直前に行って席があるかちょっと不安であったが、札幌駅ホームに出てみたら6両でかなり席が残っていた。(半自動ドア)オールロングではなく編成先頭の人がいないデッキ付き転換クロスに席をとったので寒くもなく、快適。

篠路で5人くらい降りていったのが少し意外であったが、この辺は十分札幌都市圏といえるのだろう。石狩太美で上りホームにけっこう待ち客がいるのを尻目に、石狩当別2番に到着。

札沼線学園都市線)5423D 浦臼行き 石狩当別(7:02)〜石狩月形(7:35)

石狩当別では島式向かいの3番新十津川方にキハ40の2両が停車しており、先頭ドアから真っ先に乗り込んだ。だんだんと鉄オタが乗り込んできたと思っていると、係員がホームの移動禁止合図器を操作したのが見えた。まさかと思っていると、単行で石狩当別を発車したのだった。時刻表からすると、どうも石狩月形6:19〜6:52石狩当別が2両で来て、石狩当別3番で解結して折り返しするようだ。



10人ちょっとで石狩当別を発車したキハ40単行は、北海道医療大学石狩金沢で一般客を一人二人と降ろしつつ、あとはほぼ降車もないまま石狩月形に到着。札幌で買った乗車券3枚(分割する意味はほぼない)をワンマン運転士に出す厄介な自分と、一般客か鉄オタか判然としない男性が降りるのみで、駅員と運転士のスタフ授受が終わるとほどなくして発車。待合室で見ていると、駅員氏が発車標を浦臼行から新十津川行に裏返して役務室に戻っていった。

札沼線学園都市線)5425D 新十津川行き 石狩月形(8:40)〜新十津川(9:28)

次の列車まで1時間暇なので、とりあえず駅前を散策するも、行くあてもなく駅に戻る。なぜ最初から札幌6:59発の537M〜5425Dに乗らないかというと、石狩月形JR北海道で唯一「直営駅・業務委託駅みどりの窓口がない」駅であり、常備券での発売を行っておりそれを買うためである。

ただちょうど数日前に「石狩月形で駅員が撮影禁止場所から撮影の鉄オタを叱った」というツイートを目にしており、ビビリながら窓口へ。前日に札幌で「新十津川石狩月形」は買っていた*1ので、「石狩月形新十津川」「石狩月形新琴似」を買って当日の実乗車に充てようと考えていた。しかし常備乗車券の在庫は石狩当別方面の3種類しかなく、新十津川までのものはもうなかった(「新十津川まではもうありませんから」と念を押されてしまった)。補充券で乗車券を売らなくなったのはしょうがないので、「石狩月形新琴似」と硬券入場券を買っておく。


8:17頃、5425Dが到着。交換待ちで20分ほど停車するので、鉄オタがわらわらと出てきた。自分は同族嫌悪で「改札外に用(きっぷ買うとか外出るとか)がないのに途中下車印だけもらう」のすら許せなくなってきているのだが、まあ仕方がない。当然ボックスは埋まっており、車端のロングシートにおさまる。8:34頃に浦臼始発の上りが到着し、駅員氏がスタフを上りから受け取って5425D運転士に渡すところなどは一応見学にホームに出た(自分が嫌になってくる)。


また車内に戻っていると、8:40の発車間際にホームから鉄オタと駅員氏が言い争いながらドアまで来て、ドアを挟んで車内とホームで言い争っている。よっぽど「言い争いたいならホームでやれよ!」と鉄オタに言ってやりたかったが、運転士は何も言わずドアを閉めて定発させたのでもしかしたら最近よくあることなのかもしれない。オタは「あなたの言い方で子供が怖がっているじゃないですか」などと言っていたが、子供を出汁にするのはどうなのかね。だいたい某駅での実体験からすると、小学生は何度言っても踏切の直前横断をするし遮断竿に手をかける。子供ほど強く言わなければ危ない人種はいない。まあもしかしたらあの場で一番「怖がっていた子供」だったのは小学生ではなく、言い争っていた奴だったのかもしれないが……


豊ケ岡で鉄オタが3人乗ってきたりと葬式鉄*2がちらほら乗り降りするものの、ほぼ全員が鉄オタのままで新十津川着。事前にネットで見た通り、駅前にある病院の保育所から園児が出迎えに来ていて、ポストカードをもらう。折り返し9:41発の5426Dの見送りまで園児が元気よく声を上げているのを見るのは和むものである。乗ってきた乗客の半分くらいは折り返しに乗って帰り、残りも滝川駅行きのバス停まで向かうなどしていったが、自分は新十津川町の歴史を知りたい*3ので資料館などの情報を探す。


しかし、開拓記念館も新十津川物語記念館も冬季休館…… しかたがないので、10分ほど歩いて10時から開いている物産館へ。物産館目前の横断歩道で滑って転んですねをしたたかに打ち付けた痛みをいやしつつ、10時半開店の食堂*4で「メガ」カツカレーを頼む。

これで980円ならそれなりに良心的。まあ普通のカツカレーでも割とコスパよさそうだったが。


ゆっくり食べても時間が余ったので、新十津川橋を渡って「金滴酒造」に行き、300mLの瓶を求める(本当はカップ酒が良かったのだが品切れだった)。12時半前に駅に戻ると既に3人鉄オタが来ていたが、ホームや駅舎を撮るのに忙しそうだったので自分はこっそりと待合室で日本酒を呷る。瓶から直接飲むのはかなりやばい絵だが。12:37の下り到着直前に待合室とホームの間をぶらぶらしていると、雪の中にサッポロ黒ラベルの350mL缶が2本埋められているのを発見…… さすがに戻しておいたが。


12:41頃折り返しの乗車開始でキハ40-402(朝石狩月形で交換した車両)に乗り込む。結局20人ほどで新十津川発車。

札沼線学園都市線)5428D 石狩当別行き 新十津川(12:59)〜石狩当別(14:21)

豊ケ岡でまた3人乗ってくるなどしたが、ちょうど全員座れるレベルで北海道医療大学まで推移。新十津川から接続の576Mは北海道医療大学始発なので、それを知っている鉄オタが8人ばかり北海道医療大学で降車。折り返し用のホームには既に731系の3両が止まっており、ぞろぞろとそちらに流れていくのを見ながら終点の石狩当別まで乗車。


石狩当別では3番に到着し、折り返し浦臼行きのサボに付け替えられた。隣の2番には731系3両が停車中なのだが、これは14:17〜15:00と33分も石狩当別に停車する577M北海道医療大学行きである。押しボタン式半自動ドアなので、ずっと「ドア横のボタンを押して〜」と自動放送が流れており、大変うるさい。この列車は14:57に終着の581Mから接続を受けるためもあり長時間停車する。乗って待っている人がいないから長時間停車でも良いといえば良いが、北海道医療大学駅が切掛け1線+1線という特殊な構造で浦臼方からと石狩当別方からの交換ができない構造とはいえ、切掛けでないホームでの折り返しもできるようなので、576Mが到着次第交換で出発させてしまえば良いと思うのだが……


そんなことを2・3番ホーム寒空の下で考えていると、1番にさっき見た576Mが到着し、25人くらいが乗り込んで14:34に出発していった。ほどなくして3番から5429D浦臼行が出てはたと気が付いたのは、ここで577Mが出てはとんでもない続行運転になってしまうということであった。結局間隔を考えれば、581Mから接続をとって出るのが合理的なのだ。


14:57に731系3両の581Mが3番に到着し20人以上降りてきたが、577Mに乗り換えたのは若者2人のみであった。この581M列車が折り返し札幌行きになるので、寒空から解放されるためさっさと乗り込む。

札沼線学園都市線)578M 石狩当別(15:04)〜新琴似(15:54)

北海道医療大学行きが15:00に出たのを車内から見送っていると、だんだんと石狩当別からの乗客が乗り込んでくる。といっても1車両5人もいかず、静かに発車。あいの里教育大や篠路で思ったより乗り込んできて、空席がなくなってきたところで新琴似に到着。ここでJRを降りて、きっぷを記念にもらう。新琴似改札担当は新人だったようで、きっぷに代入鋏した方がいいものなのかどうか先輩に聞いていた。


この日は麻生から真駒内南北線、宮の沢から新さっぽろまでの東西線乗りつぶし、余力を残して終わりとした。

*1:新十津川無人

*2:廃止ではないので「お見舞い鉄」あたりが正しいかもしれないが

*3:つい1ヶ月前に奈良の十津川村に行っており、開拓の歴史を見たかった

*4:売店の女性が話を通してくれて数分前に開けてくれてありがたかった