今週も叩かずにはいられないドラゴンボール超 #87

大会の出場を拒む17号がいる島に、タイミングよく宇宙から密猟者がやってくる。言うまでもなく、この密猟者は宇宙にたった28個しかない星のいずれかからやって来た。そこら中の動物を密猟しているのだという。動物しかいない星でも密猟になるのんか?
密猟者はどの星に行ってもいる動物保護官にうんざりしている様子だった。どの星というとさも多そうな印象を受けるが、実際には28個しかない。都道府県より少ない。23区よりは多い。宇宙には知的生命体の存在しない、動物しかいない星の方が多いだろう。そこにも動物保護官が出張っているのか?28個しか星がないのに、動物だけの星にまで保護官を派遣するほど人材が豊富なのだろうか。28個しか星がないのに。
だいたい28個の星があると言っても、異星との交流が活発でないか全くしていない星が、地球とナメック星でも最低2つある。他の星もそうだろう。宇宙に進出する技術があり、且つ他の星々と交流している星の数となると、28個よりもももっと少なくなる。何故そんなに世界を狭くする必要があったのかわからない。
ただ冷静になって考えてみると、ナメック星は北の銀河ではなかった。ナメック星は北の界王の担当区域ではない。ナメック星はサイヤ人の宇宙船なら地球から一週間程度で行ける。一週間で別の銀河に行けるほど宇宙は狭かった。もっとも同じスピードの宇宙船で、一年かかるほど離れた星もある。

密猟者は金と引き換えに見逃すように提案。1000万か2000万か、だと。単位は何だよ。ビットコインカノッサ?未開の異星人に向かって金をやると言っても、未開の異星人も困ると思うよ。どこで使えんですかそれ。お釣りは出ますか。ポイントは付きますか。
自爆しようとする密猟者を界王星に連れて行く悟空。「おいおい大丈夫か」と思いながら見ていたら、当然のようにまた設定ぶち壊しのセリフが出て来た。「もう死んでんだからいいじゃねえか」だと。界王も「それでも怖い」とピント外れの反論だった。死者が死んだらもっと死ぬっていう設定はのうなったんか?それともアニメでは元々なかったのか?実際アニメでは、死者はもう死んでるからそれ以上死なないというセリフがどこかで出ていたように思う。
もはや超では人を殺す気も蘇らせる気もないのだろう。ルール上死者は出ず、負ければあの世ごと消滅だ。だったら尚更設定を壊す必要はないだろう。勢いを優先して設定を壊す事もあるだろう。だがこのシーンでは、悟空の無神経さを強調するギャグのためだけに設定を壊した。二回死んだら魂が消滅すると界王が反論すれば設定も保てた。保つ気もないのだろう。設定崩壊が一つや二つではないから、感覚がマヒしてくる。