今日は5月21日です。 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-06-03 「新ニッポン人」について20代の若者としてコメント

[]「新ニッポン人」について20代の若者としてコメント

昨晩東京12チャンネル久米宏経済スペシャルという特別番組で20代の若者が消費をしなくなったと現象を解説していた。彼らお金を使わない若者を「新ニッポン人」と呼ぶそうだが、結構ショッキングな内容だった。

いつもブログを拝見していて、いつかお会いしたいと思っている内田和成さんのブログが「新ニッポン人」について取り上げていました。いつも面白い記事を拝見させていただいていることへの恩返しの意味もこめて、該当する世代の人間としてコメントしてみます。

なおコメントのコンセプトは「主観」。中途半端に一般化せず、私と私の友人の現状のみを踏まえて書きました。ゆえに、情報としては参考程度です。

なお、引用もとの記事は全てこちら→「とりあえずマック」です。

結論「テレビの内容は現実を大きくははずしていないと思うが、一部捏造(≒釣り)なのではないか」

以前このブログでも紹介した若者の車離れは深刻だ。番組に寄れば、たとえばこの数年で20代の若者の車保有率は20数%から10%前半へと半減している。あるいは、デートにクルマを必需品と考える若者はほとんどいない。休日の過ごし方も家でぼっーとしているか、ゲームをやっている。ドライブに行く奴なんか誰もいないし、格好良いとも思わない。普段もほとんど自宅から離れないか、せいぜいコンビニくらいしか外出しない若者を1マイル族と呼ぶそうだが、一体何が楽しいのだろうかと心配になってしまう。

車を持っている人、もしくは車を欲している人は周りに多くはいません。「20数%から10%前半」というのは交友関係を辿ると大体合致します。都心の友人に限ると、「必要だから買う」というパターンがなくなるためか、もっと少なくなります。

「デートにクルマ」「ドライブに行く」というのはあまり聞きません。時々車が好きな友人はそのようなこと(デートや一人ドライブ)をしているようですが、それはその人がクルマ好きだからであって、「デート=クルマ」という発想があるからではありません。少なくとも私の周りで、「デートはやっぱりクルマでしょ」というようなイメージを持っている人は多くはいないでしょう。

あるいは、20代の3人に一人は酒を飲まないそうだ。お酒メーカーが危機感を募らせるのもよく分かる。これもよくいわれる話だし、私も自分のゼミ生で経験しているのでよく知っているのだが、最近の学生はビールを飲まない。したがって、飲み会でも最初からチューハイカクテルのような飲みやすい酒が当たり前で、「とりあえずビール」は死語になっている。番組でも20代を代表しているゲストの小倉優子がおじさんと飲むときは、悪いので「とりあえずビール」につきあうけど、若者同士で飲むときはビールは飲まないと発言して、久米宏をがっくりさせていた。

これは半々です。私が所属していた学生サークルは「ビールonly」でしたし、どんなメンバーで飲みに行ってもビールは大概多数派。「とりあえずビール」が死語というのはやや言い過ぎで、二杯目以降と比べて一杯目のビール率は非常に高いと思います。

一方、とりあえず「とりあえずビール」に付き合っている人口が多いのも事実。くだけた間柄で飲むときほど、ビールから始まらないという傾向は私にはあります。

酒を飲まない学生がどこへ行くのかというと、なんと夜中にマックに行くと言うことで、高田馬場駅マックが学生でいっぱいな様相が映し出されていた。そのインタビューで何をしているのかと聞かれて、学生が「とりあえずマックに来て」友達と話をする、しかも使うお金は100円のコーヒーだけだという。若者に金を使わせるのは至難の業だと言うことがよく分かった。

高田馬場…明らかに母校、早稲田大学の学生が多そうです。馬場についてはよく知っているので、わりとはっきりと言えますが、早稲田の大学生が「とりあえずマック」なんてのはテレビの捏造でしょう。誰も言ってませんでした。早稲田の学生なら激安居酒屋(飲んで食べて1000円とか)なんて腐るほど知っていて、お金を節約したいならそこに行くはずです。「とりあえずマック」というのは、「今の学生の姿」ではなく、「一部のサークルの活動(もしくはたまり場)」なのではないでしょうか。

さらには海外旅行へ行く若者も減っているそうだ。

バックパッカーの友達は何人かおり、行く人はよく行っています。もちろん全然行かない人もいます。それゆえに、少なくとも「海外旅行する若者は少ない」という印象はありませんでした。

一つの仮説としては、「昔はみんながそれなりに行っていた」というのがあり、今は「行く人はたくさん行き、行かない人は行かない」という状況にあるのではないでしょうか。この場合「海外旅行に行く若者の数」は減ります。

もし、明確に海外旅行へ行く若者の数が純減しているのであれば、また違った角度から考える必要がありそうです。

そもそも彼らは金を使わないのは、ものに興味がないのもあるが、それ以上に将来への不安があるからなようだ。番組でも20代で貯金をたくさんしている若者が数多く紹介されていた。中でも21歳のフリーターが月々15万円も貯金しているというインタビュー結果には驚きを通り越して、日本の将来への懸念が募る一方だった。20 代で貯蓄をしている若者の数は71%にも達するという。若い内は借金をしてでも自分へ投資しろと言うのが持論の私には、ちょっとショックだった。

これは…どうなのでしょう。僕の友人でお金をせっせとためている人は一人しかいません。正直嘘なんじゃないかとすら思います。

ところで、内田さんの記事から離れますが、「将来への不安」を若者が感じているのは、マスコミなどで大人が煽っているからだと思います。そもそも、不景気の到来と共に、若手の採用を減らしてフリーターを量産したのは今の大人なのではないでしょうか。

お金を使わない若者に、日本の将来というか成長性への不安を重ね合わせたのは私のような年配者だけだろうか?

僕ががんばります!任せてください!

書籍

私は学生時代、この本を読みましたが、非常にためになりました。

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

yamada52yamada52 2008/06/03 15:12 突然の書き込み失礼します。

内田さんのブログからたどってきました。
僕は新聞の番組広告を見たときに「この番組胡散臭い」と思いました。
旧来の価値観を上の人間が押し付けようとしているだけではないかと。
ただ内容自体はそこまで酷いものではないようで、自分の勝手な思い込みだったのかなと今は感じております。

将来への不安を大人が煽っているという意見には賛成です。
常識的に考えたら日本は世界標準より遥かにレベルの高い国のはずなのに、まるで三等国のように扱う。
もちろん僕らの世代が努力しなければ日本はダメになるわけですが、少なくとも今の日本なら全然大丈夫なはずです。

公務員制度改革法案が通っていよいよ日本の病巣の取り除きが始まろうとしています。
あとは旧来の価値観を無理矢理通そうとする守旧派の人間がいなくなることを祈るばかりです。

長々と失礼しました。

通りすがり通りすがり 2008/06/03 21:12 単純に今までがおかしかったんだと思うのですがどうなんでしょうか
だっていくらなんでも高度経済成長期とかバブルのころと比べられたら敵わないでしょう
データがあってるにしろあってるにしろ元の意味を忘れたどうでもいい比率にしか見えなかったです
(口調が厳しいようなカンジになってしまいましたが、同意します、という話です)

yutakarlson104yutakarlson104 2008/06/04 09:38 ■久米宏の「新ニッポン人」現る−世代でひとくくりにする愚かさを象徴する低レベル報道

yutakarlson

yamada.yutaka@gmail.com
http://yutakarlson.blogspot.com/2008/06/blog-post_02.html
こんにちは。あの番組20代は、かわいそうな若者とでも、いいたいのでしょうが、無理がありますね。それに、世代で輪切りにして、ひとくくりにして論じるという懐古趣味とでもいえるような手法を用いています。世代で輪切りにするのは、経済が発展途上の国ではある程度成り立ちますが、今や中国でさえ無理です。
この番組のディレクターも、視聴率の向上にしか興味がないのだと思います。昨年10月に「アッコにおまかせ」の『初音ミク』騒動がありましたが、マスメディアは未だにこの騒動の意味がわかっていないようです。愚かです。そうして、声無き声の若者たちは、このような低レベル報道は気にせず、自分の信じる道を歩んでもらいたいと思います。日本の若者ガンバレ!とエールを送りたいです。ここに、書くと長くなってしまうので、詳細は私のブログを是非ご覧ください。

WakiWaki 2008/06/04 11:23 yamada52さん
> 僕は新聞の番組広告を見たときに「この番組胡散臭い」と思いました。
私は基本的にテレビが好きではなく、家にはありません。ですので、胡散臭いと感じるお気持ちには非常に共感します。

> ただ内容自体はそこまで酷いものではないようで
今回の件に限っては、「早稲田周辺の学生」を取り上げている可能性が高く、たまたま私の感覚に合っている部分が多かった、という可能性がぬぐえません。それを差し引いても、少なくとも何十年前の若者と今の若者が「結構違う」ということがなんとなく感じられたという意味では、意味のある報道だったのかもしれません。

> 公務員制度改革法案が通っていよいよ日本の病巣の取り除きが始まろうとしています。
こちらに関しては不勉強であまり意義がわかりませんので調べてみます。

WakiWaki 2008/06/04 11:27 通りすがりさん
> 単純に今までがおかしかったんだと思うのですがどうなんでしょうか
今までがおかしかったか、というのはどのような意味かつかみかねますが、「今の昔の違い」を「こんな風になってしまったのか…」と解釈する姿勢には違和感を覚えました。例えば、ビールの件などは、「一杯目はビール、という押し付けがましさ」がなくなったという意味で、個人的には非常に「良い」ことのように思います。それを「久米宏をがっくり」する感覚は、それこそ押し付けのように思いました。まあ、大した問題ではありませんが、しいて言えば。

WakiWaki 2008/06/04 11:30 yutakarlson104さん
> 世代で輪切りにして、ひとくくりにして論じる
これ自体は価値のある試みであると思います。ただし、その試みを通じて「批判」に走っているのでは、全く意味がありません。そこからインサイトを導いて何かしらに生かすなら大いに意味があるでしょう。もちろん、
> 世代で輪切りにするのは、経済が発展途上の国ではある程度成り立ちますが、今や中国でさえ無理です。
切り口に「世代」を用いたのが、「良い切り口ではない」可能性は十分に高いとも思います。

taknakayamataknakayama 2008/06/04 20:20 脇さん、内田さんには二度ほどお会いしたことがあります。気さくでとてもいい方ですよ。

WakiWaki 2008/06/05 07:24 taknakayamaさん
それであれば余計お会いしてみたいと思いました。コンサルタントは往々にして職位が高い方は(良い悪いは別にして)威圧感がある人が多く、話をすること自体結構怖かったりするので。

taknakayamataknakayama 2008/06/06 07:22 かっこつけるのが仕事の一部みたいなところがありますからね、コンサルタントには。内田さんは、JALでサラリーマンをやっていた人でもあるということも関係しているのか、していないのか、ともかく虚勢を張る印象は薄い方ですね。

WakiWaki 2008/06/06 10:56 taknakayamaさん
それは僕自身にもいえることですので、他人事とは思えません(笑)

ちなみに早速こちらのセミナーに伺ってみることにしました。
http://www.microsoft.com/japan/business/ebc/events/msbs2008.mspx

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/Waki/20080603/1212470118