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2008-06-22

[]6/14、梅田望夫帝国ホテル

梅田さんとお会いしたのが6/14。今日は6/22。

ハッとすることが非常に多かった、もしくは、後からハッとすることが増えた、そんな機会でした。尊敬する人に会えたことは非常に嬉しかったです。ただ、「会うことが目的」ではありません。何を得て、どう活かして、何を達成するか。

会って内容について様々な示唆を頂きました。あとはこれを存分に活かし、結果を出すだけです。

「ウェブ・リテラシー」へのフィードバック

まず、6/14時点で私たちが定義していた「ウェブ・リテラシー」と「設立趣意書」を公開します。

設立趣意書

ウェブ・リテラシー

これに対して梅田さんに「楳田さんのイメージしたウェブ・リテラシーと比べてどうですか」といった主旨の質問をしました。以下、お答えいただいた内容です。(サマリーはあえてしていません。あとウェブ・リテラシーに関わらない部分の話は割愛しています)

  • 内容はOK : スキルの内容/分類であれば、8割ほど合っている
  • ゴールが違う : ウェブ・リテラシーを身に着けるゴールの具体例として、ウェブ業界の人を挙げているが、それはイメージと全く違う。それは英語の勉強を勧める時に、ゴールとして翻訳家を想定するようなもの
  • ターゲットは若手 : ターゲットが抜けているが、ここが一番大事な部分。つまり、この定義には最も大事な部分が抜けている。それは、このウェブ・リテラシーは、18歳が対象であるということ(本にも書いてある)。
  • なぜ若手がターゲットか : 18歳とは、まだ専門もなく、具体的な目標もなく、時間が有り余っている年齢のこと。そういう若者に、暇をもてあますくらいなら習得すると今後の時代に役立つリテラシーとして書いた。リテラシーとは読み書き能力を指すので、ウェブ関連の職業に就くとかは関係なく、若い人全員が身につけるべき能力というイメージで書いている
  • 30代、40代はターゲットではない : 30歳・40歳くらいの、自分のプロフェッショナルを持っているという人はウェブ・リテラシーを身につける必要はなく、自分の専門を磨けばよい。例えば私(梅田さん)は、ここに定義されているウェブ・リテラシーの内、半分以上の能力については持っていない
  • 30代以降には「リファレンス」としては提供できる : 30代以降の人間は、ここに定義されているようなウェブ・リテラシーの全てを身につける必要はない。しかし、ウェブに関わる何かを人に依頼する際などに、ウェブ・リテラシーの一部を持っている必要はある。例えば、ウェブサイトを設計する際に、何を頼むか分かることが必要。そしてそのための「リファレンス」としてウェブ・リテラシーを公開するのは良いと考えられる
  • 基本は各自の専門。それを生かすのがウェブ・リテラシー : 音楽家がウェブを生かして何かをやるにしても、メインは音楽家としての活動である。それを活かすためにさっとサイトを作る力がウェブ・リテラシー
  • ターゲットは若手(2) : 大学一年生のカリキュラムならとてもいい。「必修科目」というイメージは適切かもしれない

あとは、これをインプットとして、今後どう勧めるかを考えていきます。もう少々お待ちください。

オマケ:「ウェブ・リテラシー」以外の話

ウェブ・リテラシーの話を通じて、いくつか個人的にメモしておきたい話もありましたので、下記に記しておきます。

  • フォーカスして戦う : 海外では、ビジネスがプロスポーツの世界に近くなっている。つまり、様々な専門分野を俯瞰した上で、自分の戦略を考え抜き、フォーカスし、戦って上を目指す世界。一方で、日本はそのような世界になっておらず、何をやればよいのかがわからない状態にある
  • くるもの拒まず=何も生まない : 日本に多い、来るもの拒まずの会は、非常に楽しいとは思うが何も生まない。高いレベルを維持したコミュニティを維持するには、人を選ぶことが必要(そうしなければレベルを維持できない)。例えば、JTPAも全員が参加できるわけではない
  • 3年で変わらなかったらダメ : 個人に限らず、組織や政治レベルにおいても、3年間で変わらなかったら違うことに移るべき。他人から見ては分からないけど実は変わっている部分もある…というのは変わったうちには入らない

ちなみにどんな方だったか

僕が非常に怠慢な性格だからかと思いますが、相当に厳しい/ストイックな方だという印象を受けました。まあ…上の話の内容を読んでも一目瞭然だとは思いますが。

ぬるま湯に浸かっていた、そしてそれにほとんど危機感を持っていなかったことを非常に反省。梅田さんにお会いして数日若干凹んでいたのはここだけの話。

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