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2009-04-15

[]建前を崩す、というために 08:50 建前を崩す、というためにを含むブックマーク

miracleさんからトラックバックをいただく。

意図については上では私の意図とは違う、と書いていたが、拝読すると意図も全く一致していた。

意図について補足をするならば、かつてのサヨクの皆さんがお行儀の悪い行いをして人が離れていったように、今の在特会のようなお行儀の悪い連中もまた衰退していくんだろうなというところです。主張に違いがあれども相手がキレるまで挑発し、その結果殴られたら相手の暴力性を声高にアピールするという方法論は全く同じ。

在特会がどういう行儀の悪いことをやっているのか、は直接見聞したわけではないので直接言及することは避けているが、左翼運動の沈滞の主要な理由が、セクトの驕りにより、それまで支持していたノンセクトの支持を失ったことが大きな理由。そして「相手がキレるまで挑発し、その結果殴られたら相手の暴力性を声高にアピールするという方法論」はまさに私が先輩から聞いた事態そのものであり、極左の先輩も「あれは殴るだろ」と嫌悪感をあらわにしていた。miracleさんが言及していた蕨市の問題については、「サヨク」側が「不当逮捕」を主張しているし、まあ「不当逮捕」ということにしておいてもいいが、おそらくは相手側の挑発にキレたのだろう。私の感想は「何をやっているんだ」ということである。挑発に乗ってはいけない。ただでさえ左派は「不当逮捕」のリスクを背負っている、というのに、挑発にのっている場合ではない。緊張感の欠けた行為と言わざるを得ない。しかも「不当逮捕」を強調して、それで仲間内(例えば私のような極左)の理解は得られても、広範な理解は得られまい。「挑発されてキレてしまいました、すんません」の方がまだしも理解を得やすいだろう。

私とあなたは主張は180度くらい違うけれども、こういう行為にうんざりするという点では一致できると思う。んで、できれば一致できる点をたくさん見つけていくほうが楽しいと思うんだよね。

という指摘も同意。miracleさんと私の間で一致しない点を議論してもあまり有益とも思えない。一致できる点を確認する方が生産的である。

ただ次の私に対する批判には私自身教えられた。

1. 在特会は今回「法を守れ」としか主張していない。もちろん建前でしかないんだけれども、この建前を崩すのは容易ではない。だから厄介。

2. たとえ"公に口にするのも憚られるような下劣な言説"でも存在場所は与えられなければならない。どんな言説でも主張する権利は大切だし、言説を理由として排斥するようなことがあってはならない。

1については全くその通りと思う。この建前を崩すのは容易ではないし、その意味で批判するのは非常に厄介だし、批判する側は「厄介」という緊張感を持たなければならない。緊張感を持てば、それだけ自分を顧みる必要も出てくる。

2についてもその通りであると思う。「存在場所」というのは必ずしも「権利を剥奪せよ」ということではないのだが、そこへの言及は思想信条の自由という問題とからんで一層慎重にならなければならない。

ともあれ今回「一致できる点」を見つけるのみならず、拙論に対する疑問からも私自身教えられた。

sadamasatosadamasato 2009/04/19 15:41 はじめまして。おそらくWallersteinさんもご存じだと思いますが、
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www7.atwiki.jp/epolitics/pages/237.html
というまとめページをご参考までに挙げさせていただきます。

その上でちょっと質問なのですが、
1. 在特会は今回「法を守れ」としか主張していない。
というのは、本当でしょうか?
例えば、デモの呼びかけにある
"法治国家日本の崩壊を目論むカルデロン一家の支援者たちを糾弾しよう!"
という主張は、「法を守れ」という主張だけでは理解不可能です。支援者たちも、あくまで法の枠内での救済を求めていたのですから、「法を守れ」という主張だけならば支援者たちを糾弾することは不可能です。
http://www.youtube.com/watch?v=2oafXv0Qnfs&eurl=http%3A%2F%2Fd%2Ehatena%2Ene%2Ejp%2Fk3alt%2F&feature=player_embedded
を見ても、やはり「法を守れ」以外の主張はないとお思いになりますか?

2. たとえ"公に口にするのも憚られるような下劣な言説"でも存在場所は与えられなければならない。

これは、ヘイトスピーチの場所をこの社会に与えることにWallersteinさんが同意していると理解してよろしいでしょうか?
ヘイトスピーチに場所を与えるということは、ある種のヘイトスピーチへの加担となるのではないかと個人的には思います。
http://miraclemiracle.seesaa.net/article/117591942.html
のエントリなどを見れば、ヘイトスピーカーたるmiracleさんが、自分のヘイトスピーチする権利を守りたいだけのように思えますがいかがでしょうか?

WallersteinWallerstein 2009/04/19 17:36 コメントありがとうございます。
1については彼らの主張のタテマエはそういうところになるだろうとは思います。もちろん彼らの言い分の中の「法を守れ」以外に読み取れるところを批判していくことも大事だとは思いますが、ここでの論点は「法を守れ」というタテマエをどう崩すか、ということです。そして主張すべきはおっしゃる通り、カルデロン一家を支援する側も「法の枠内」である、ということを主張している、ということも事実で、そこの論争になるだろう、と思います。そこからタテマエを崩すことは有効だろうと思います。
2に関して言えば、おっしゃることもわかります。難しい問題で、例えばヘイトスピーチを法で規制すべきか否か、という問題であるように思います。「存在場所」というものを自分自身まだ考えを煮詰めきれていないのですが、私自身が念頭に置いているのは、そういう発言を堂々と発言し、それが共感されるような場所、という意味ですが、その辺は多分miracleさんとはズレがあると思います。miracleさんは多分法的な面での規制を云々されているのではないか、と考えています。「ヘイトスピーカーたるmiracleさん」に関してはとりあえずご本人も認めていらっしゃるところで、コメント欄で黒羊さんからも突っ込まれているところなので、黒羊さんの突っ込みで私からはコメントはいろいろと差し控えさせていただきたいことをご了承願います。
論点の提示に感謝いたします。