06年08月08日(火)
■[小説]A型の女/マイクル・Z・リューイン

- 作者: マイクル・Z.リューイン,石田善彦
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1991/07
- メディア: 文庫
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流行らない私立探偵業を営むアルバート・サムスン(インディアナポリス在住)のもとに、16歳の少女エロイーズ・クリスタルが駆け込んでくる。自分の生物学上の父親を探して欲しいというのだ。何でも、血液型から、自分の今の父(金持ち)が本当の父ではないことに気付いたらしい。100ドルを握り締め、必死に訴えるエロイーズに心動かされ、サムスンは調査を引き受ける。しかしそれは、名家クリスタル家の醜聞を調べることに他ならなかった……。
恥ずかしながら生涯初リューイン。実に素晴らしい作家・作品だった。
一人称の主人公、アルバート・サムスンの造形が最高である。気障でもない。お高くも留まっていない。孤高ですらない。むしろ情けないとさえ言えるが、感じるべきことを感じ、いざとなったら言うべきことを言う矜持の持ち主である。すんなりと受け止めることができる性格設定で、彼を通して描かれる登場人物、そしてもちろん彼自身にも感情移入して読み進めることができる。ロスマク風の錯綜するプロット、家庭悲劇が眼前に綺麗に立ち上がるのも本当に見事。結末は心に響く。
しかもこれが非常に読みやすいのだから、何も言うことはない。疑いなく傑作である。海外ミステリに興味のある人は、一度試してみてはいかがだろうか。
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読みました! おもしろかったです。
機会があったらシリーズ他も読みたいなと思いました。
はずかしながらもTBさせていただきます!
TBが届かないようなので、前回のコメントを訂正させていただきます。
また未知の作品に手を伸ばしてみたいと思います。