・Comic Baton その2
「Comic Baton その1」の続きです。「ジャンプ」や「マガジン」、「サンデー」系のメジャー作品群はリストアップしたらキリがないんで、その辺はあえて外します (^^;
- よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画
- 作者: 大友克洋
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1984/09/14
- メディア: コミック
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とにもかくにも大友克洋は外せません。特に「AKIRA」は別格(ちなみに次点は「童夢 (アクションコミックス)」)で、漫画も映画も大好きです。今まで何度も引っ越しをして、その都度漫画も整理してきました。そんな中で「AKIRA」と「アキラ絵コンテ集〈1〉」(この絵コンテにペン入れしたらそのまま漫画にできるくらいハイクオリティ)だけは、実家を出たときからずーっと持ち続けてます。「AKIRA(2) (KCデラックス)」以外は初版で、もうずいぶん小口の色が褪せ、表紙も傷んでます。それでも未だにページを開くことがあります。そして本編を読み終えたら、続けて「Akira club―The memory of Akira lives on in our hearts!」で圧倒的な画力の連載時の表紙を眺めたり。
独特のキャラ造形と、これでもかってくらい緻密に描き込まれた背景、特に瓦礫やビル群に目が向きがちかもしれませんが、そもそものデッサン力がスゴいと思います。そこから描き出される何気ない人物のポーズや半空想的なメカ、パースの付け方なんかに目を奪われ、しばらく眺め続けてしまうことすらあります。
それに躍動感のある映像的なコマ割りも見事ですし、静止画にもかかわらずそこに内包されてる質量や力、エネルギー、動きまでもがはっきりと伝わってくることも。117話、118話の表紙なんか、同じく大友好きな友人と2人、15分くらい無言で見入ってたこともあります。出てくるのは感嘆のため息ばかり。
id:ain_ed さんも書かれてますが、漫画の描き手に与えた影響も大きく、今でも様々な漫画にアキラ的な要素が見受けられます。例えば「BASTARD!! 1 (ジャンプコミックス)」にはそっくりそのままなカットがよく出てましたし、「NARUTO -ナルト- 1 (ジャンプコミックス)」におけるナルトとサスケ、我愛羅の戦いなんかは、金田と鉄雄の対峙と変貌を彷彿とさせます。まぁ特定のジャンルにおいては、その影響を受けてない人を探す方が大変かもしれませんけどね。
そんな大友作品にリアルタイムで触れることができたのは幸せです。My King of Comics !
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タッチ―完全版 (1) (少年サンデーコミックススペシャル)
- 作者: あだち充
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: コミック
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漫画もアニメも映画も好きです。授業中、よく机の下に隠しながら読んでました。クラス中で回し読み状態です。ちなみに映画館では泣きました。特段「南萌え〜」とかではなく、達也の頑張りが好きです。あの年頃であんな女の子に惚れられたらそりゃ頑張るしかないよなって気もしますけど(笑) それに3人の主役キャラ以外にも用意されてるドラマ、特に西村や新田由香、柏葉英二郎のエピソードなんかは良い味出してると思います。
単なる野球漫画の枠を超えた、情感あふれる瑞々しい青春群像劇。「あの頃」の思い出がよみがえります。
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- 作者: 池野恋
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1982/11
- メディア: 新書
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妹が買ってくる「りぼん」で連載してるのを読んでました。他にも少女漫画では「生徒諸君!(1) (講談社漫画文庫)」や「星の瞳のシルエット 1 (集英社文庫(コミック版))」、「Banana fish (1) (小学館文庫)」、「エース! 1 (集英社文庫(コミック版))」、「源氏 (1) (ウィングス・コミックス)」、「ぼくの地球を守って―愛蔵版 (1) (ジェッツコミックス)」、「海の闇、月の影 (1) (小学館文庫)」なんかも好きでしたけど、一番はコレです。
途中で主人公が交替して第2部、第3部と続きますが、やっぱり最初の江藤蘭世と真壁俊のパートが良いですね。初期の頃はコミカルなテイストで蘭世の恋愛話が語られてますが、後半は俊の出自や王位継承騒動により次第にシリアスな描写も増え、毎号楽しみにしてました。最後はきれいなハッピーエンドを迎え、かなり嬉しかったです。
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- 作者: 勝鹿北星
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1988/11
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以前マスコミ関係でバイトしてたことがありました。忙しい時間と暇な時間がはっきりしてて、時間が空いてるときは何をしてても OK。そこにはなぜか「MASTERキートン (7) (ビッグコミックス)」が置いてあり、ある時たまたま手に取ってみました。読み進めるうち、完全にその知的なおもしろさの虜に。以降、バイト中に時間ができるとその7巻を繰り返し読み、バイト代が出たら既刊分を一気買いしました。どのエピソードもハズレ無し。「AKIRA」の次に読み返してる作品群です。小口も黄ばんでます。
ちなみに浦沢直樹の作品は、この「キートン」や「パイナップルARMY (Operation 1) (小学館文庫)」みたく短編形式になってる方がおもしろいと思ってます。長編は長編なりの深さや広がりがありますが、短編ならではのテンポや凝縮感が好きなんです。長編は往々にしてちっとも話が進まない時があるとか言いたいわけじゃありませんよ (^^;
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- 作者: 澤井健
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1996/03
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残念ながら打ち切りになってしまったギャグ漫画。「行け!稲中卓球部(1) (ヤンマガKCスペシャル)」とは似て非なるモノ。サーフィン好きな高校生たちのおバカな日常が、独特のコミカルなテイストときれいな絵で描かれてます。かなりツボです。ヤバいです。この漫画(特に「サーフサイドハイスクール 4 (ヤングサンデーコミックス)」の「柔の道の真実」や「老人と海」とか)が好きだっていう子がいたら、今すぐ付き合いたいくらいです!(笑)
今これを書きながら内容を思い返してるんですけど、もうそれだけで笑ってしまいます。これまで読み返す度に何度腹筋が痛くなったことか。澤井健の作品はどれもおもしろいですが、未完だとしてもこの作品がイチオシです。実現する可能性は限りなく低いことを理解しつつ、それでも未だに続きを期待してたりします。
- バトンを渡す5名
すいません、思いつかないんで打ち止めに (^^;
てことで! ようやく書き終えました! 長すぎて誰も読まねーよってセルフツッコミしつつ、書いてると楽しくて止まらない(笑)
これでもずいぶんと推敲して短くしたつもりなんですけどね。それでも「AKIRA(1) (KCデラックス)」なんてアホみたいに書いてますね。自己満足最高ー(・∀・)
- apoPTOSIS:mod.B - 2005/06/30付:[漫画]コミック・バトン:Comic Baton
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