JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

泉州サバイバルコンテストとモバイルバッテリーのノイズ

今年も11/10〜20に開催された144MHz SSB専門の泉州サバイバルマラソンコンテスト(通称サバコン)に参加いたしました。近頃仕事が忙しく帰宅後に無線するのが億劫になってしまい、22時頃から数十分QRVするのが精一杯になってしまいました。したがって平日数〜20局QSOを確保して日数マルチだけはフルに取ることにしました。
今回は土日が1回だけでした。しかし天気が良くなく日曜日だけ午後から晴れるとの予報を当てにして伊勢原の山の中腹に登って一気に稼ぎました。陽が傾くと寒くなってきたのですぐに降りたのですが、なんとか挽回したつもりです。その後は前半同様のスローペースのまま最終日を迎え、まだスコア集計していませんが、トータルで305QSOとなりました。自宅+移動運用1回ではこの辺りが限界のようです。

このコンテストでは1st QSOや普段はCWしかQSOしていない人も出てくるので、「今後とも宜しくです」とか「SSBは珍しいですねぇ」などと話しながらのんびりとやっていました。いつもとはかなり雰囲気が異なり、それなりに楽しめました。各局QSOありがとうございました。


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伊勢原の山に移動した時に持参したモバイルバッテリーを使ってiPhoneを充電したところ、144MHz全域で猛烈なノイズが聞こえてきました。以前から少し気になっていたのですが、どうやら144MHzがヒドイようです。ワンターンコイルをピックアップにしてスペアナを使ってノイズ帯域をチェックしてみました。いずれもiPhoneを充電する負荷をかけています。まずは移動運用の時に持っていたANKERの13000mAhのもの。

0〜300MHzのスペクトルを見ると、やはり144MHzをピークにノイズが出ていることを確認しました。短波帯のノイズもヒドイものです。ちなみに200MHz付近にあるスパイク状のものはどこからの外来ノイズです。

比較のため通勤時に使っているCherro製の6000mAhのものです。

短波帯に少しノイズが見えますが、144MHzでは大丈夫です。ちなみにケースが金属製の製品です。

ついでに自作のDCDCからのノイズもチェックしてみました。これはリグを動かす鉛バッテリーからノートPC用の19Vとスマホなどの5Vを供給するために作ったもので、5V用はサンケンのSI-8050Sという降圧スイッチング電源ICで作ったものです。19VはLT1170で昇圧しています。それぞれスイッチング周波数は60kHz、100kHzです。

ほとんどノイズが見られず、本体やケーブルをピックアップしてみたのですがほとんどノイズ漏れがないようです。運用時にまったくノイズを感じません。

当たり外れはあると思いますが、金属製ケースのモバイルバッテリーが安心かと思います。また、ケーブルにコアを挿入すればケーブルからの輻射を抑えこむことができると思います。
せっかくノイズの少ない環境で移動運用しているわけですから、パソコンやモバイル機器からのノイズ漏れは最小限にしたいものですね。