米国出発

Wilm2005-05-19

9:30頃ホテルを出る。出張者3人と相乗りで空港へ向かう。アメリカン航空の2人が先に降り、ユナイテッド航空のターミナルへ。たいした列でもないのに20分ほど待たされた。チェックインの際、座席を25Aから25Hに替えてもらう。帰りは右側の方がいい。

何事もなくセキュリティチェックを抜けた後、買い物。ユナイテッド専用ターミナルの免税品店は小さくて、たいしたものがない。職場への土産のチョコレートだけ買い、ほかの店で娘たちの土産に絵本を買う。妻への土産は機内の免税品販売に期待しよう。ユナイテッド航空のラウンジに行ってみたが、通信もアルコールも有料だったので早々に引き上げる。

76番ゲート付近で搭乗開始を待っていると、名前を呼び出された。何事かと思ってカウンターに行くと、係員が「Fクラスにアップグレードしてやった。」と言う。渡された新しい搭乗券の座席番号は3J。頼んだわけでもないので、Cクラスがオーバーブッキングだったのだろう。

N187UA

予定よりも30分遅れて12:20頃、UA891便の搭乗開始。搭乗直前の免税品受渡し場所でようやく機材の登録番号が確認できた。N187UA。1992年9月の製造だから、機齢12年の744だ。生まれて初めてFクラスの座席につく。広大というほどでもないが、2階席のように、脇に荷物入れがあるのは助かる。

前途多難なUA891便

2階への昇降機が故障して食材を手で運び上げたため出発が遅れているとの機内放送がある。約40分遅れで13:18スポットアウト。ようやく25Rの端まできたと思ったら、突然左にUターンしてしまった。後続機が次々と離陸していく。しばらくしてから「離陸の手続書類に不備がないか最終チェック中。」との機内放送。せっかくFクラスに搭乗できたのに、「当便は欠航になりました。」というアナウンスがあるのではないかと不安になる頃、操縦室から「当機、整備、運航管理者と電話会議した結果、問題ないことが確認できた。」との放送があった。問題ないことが確認できて、ご同慶の至りだ。とっとと離陸せんかい。

スポットアウトしてから1時間以上も過ぎた14:20、25Rから離陸。定刻から2時間近い遅れだ。太平洋上に出てから右に旋回し、海岸沿いに徐々に上昇していく。サンタバーバラのあたりまではきれいに晴れていたが、モントレーのあたりから雲が広がってしまった。雲の切れ目からゴールデンゲートブリッジが見えたが、サンフランシスコの街並みは雲の下だった。

やがて食事。王侯貴族のような待遇を受けるかと期待していたが、客室乗務員のおばさんのぞんざいなサービスは他のクラスと同じだった。食事も、あまりおいしくない。アメリカ発の便で和食を選んだのが敗因だろう。食後、歯を磨いてから寝る。座席が完全に水平になるのがFクラスの唯一最大のメリットか。よく眠れた。