「World War IIの兵器DVD BOX」

書店で「World War IIの兵器DVD BOX」と題するDVDムックを見かけた。いかにもキワモノっぽい胡散臭い装丁だ。しかし、160分で980円という値段に目が眩み、つい買ってしまった。視聴してみると、既存のDVD製品に収録された映像のつぎはぎで、一貫性のないこと夥しい。まともな映像を観たければ、これらの製品を買え、ということで、一種の販売促進素材だ。だとすれば、980円は高いだろう。「金返せ、宝島社。」と今さら言っても始まらないことであるが。

もっとも、断片的とは言いながら、登場する陸海空の兵器は、いずれも正真正銘の本物だ。大戦中の実写、終戦後接収されたときの記録映像、復元された兵器の新しい映像等々、およそ一貫性はないものの、写真、プラモデル、食玩などでしか見たことのない兵器が実際に動く姿を手軽に観ることができるのだから、値段相応の効用はあるのかもしれない。
World War II の兵器 DVD-BOX (<DVD>)