台北駅地下街、時光屋

仕事の関係上なかなか日本に帰る機会に恵まれず、欲しいゲームが出ても指をくわえて見ながら、近くのバーでブーブーと愚痴をこぼしていると馴染みのゲーマーバーテンが台北駅の地下街で探したらイイじゃないっすかと言うので探してきた。そういえばそんなのもあったネ。忘れてたよ。しかしVitaはいざ知らず、3DSはあるカナー。

信じられん。あっさり見つかりやがる。値は張ったが満足。しかし台北A列車で行こう3Dとかオレ以外に買う奴がいるのか。テラリアもDL版の方が安くて便利で良いのに、それもこれもPSNが海外からのアクセスを許容しやがらねえ所為だ。ググるとかのダルビッシュも似たようなことをツイートしていた。まあ聞くまでもないと思うが、A列車はチュートリアル(約10時間)、影牢はチャプ3辺りでゲフ〜ごちそうさま也〜。テラリア?体験版はやったヨ!

台北駅の地下街について。特に電脳街というわけでもないが、ゲーム屋ないし日本のヲタ分野関連の店が軒を連ねている。ゲームの他に書籍やフィギュア、サバゲー用品にメイド・執事喫茶等々。それっぽい属性持ちなら、台北に来たら一度は訪れるのも悪くない。現地のヲタレベルが大体分かるし、ヲタの共通言語が日本語なのも実感できるだろう。

正確にカウントしたわけではないが、ゲーム屋の数は恐らく大小含め10軒程度。大きいところはどこもFPSのポスターがデカデカとでているので、すぐにそれと分かる。当然メインのゲームはアジア版のローカライズで表示は中国語。その中に、パッケージだけローカライズし、中身はそのまま、ないし外見もそのままな日本製のゲームが売られている。上記のA列車はそのままだし、影牢のパッケージは中国語だが中身は日本の物だ(というか日本語版しか存在しないはず)。店員曰く、日本の欲しいゲームがあるなら注文してくれと言っていた。

さて、その中でこれは!と思ったのが、この店。


見ただけでふらふらと吸い込まれそうなこの妖気。前面のブラウン管でオールドゲーが延々と流れているのもナイスだ。よく見ると歴代のハードも並んでいる。店内の写真も撮りたかったのだが、店員は7インチタブでずっとパズドラを遊んでいて(ちなみにサタンパだった)、ちっともオレには構ってくれない。怒られるのもイヤなので、残念ながら写真はナシだ。各自その目で確かめてくれ。ただ日本以外でここまで各ジャンル毎に綺麗にゲームがカテゴライズされて展示されているのは、たぶん海外ではここだけじゃなかろうか(いや各国のゲーム事情に詳しいわけではないけど)。基本的にここはオールドゲーでつまりPSやSS辺りがメインなんだが、レイフォースレイストームがちゃんと固まっていたり、シャイニングシリーズがこれでもかとリコメンドされていたり、SNKやらカプコンやらの格ゲーとか王道だとFFやDQサクラ大戦がエリア毎に分けられているのは、とても大事な事だと思うのだよね。それこそ量販店や中古屋に行っても、タイトルがあいうえお順に並んでいることが多く、それではアマゾンの言うこの商品を買われた方はこちらの商品も買われていますよ?という連想的な買い物は難しいし、タイトルを知らない人にはそもそも買う事ができないのではあんまりだ。日本のようにそれを補完できる情報がネット経由で入手できるのなら良いけれどな。海外ではそれは難しかろう。


とにかく見ているだけでワクワクするような品ぞろえだった。ラングリッサーとバッケンローダーとブラックマトリクスが同じコーナーに並んでいて、すげーな本当に遊んだのかなと思わず涙。つい背取り的なこともしたくなったが、そこは我慢。だってなにがスゲえっSHOOTINGが全巻置いてあるからな。いやーマジでスゲー本当シューティングラブ。ただでさえマイノリティなSTGファンが海外にもいることに、そしてSTGを扱った雑誌が置かれていることに、感動…というほど綺麗なもんじゃないなこれは、酷い人間の業を感じた。

いやー正直この店もっと有名になってて良いと思うんだけどな。なに?みんな台湾に来ると小籠包食うのに忙しいの?あのな…(略)とにかく烈火とかジャッジメントシルバーソードとかトライジールとか好きな連中は行くと良いと思います。あーいま思い出したわ、スワンクリスタル売ってたよ!しかも新品で!

というわけで、おまえらゲーム・レジスタンスが書籍化されたから買え。もう5年か、早いもんだ。